[Regimental-Standard] #83 クリーグ・クロニクル

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は苛烈さで知られるクリーグ死神連隊をご紹介。


The Krieg Chronicle

クリーグ・クロニクル

傾注せよ、兵士諸君。

今週のレジメンタルスタンダード紙『51種類の帝国主要言語における政治将校の正しい呼び方*』は刊行が取り消された。毎週の読書が行えないというのは諸君らにとって耐え難い苦痛であろう。しかし安心したまえ。帝国防衛軍の偉大なる軍事力と効率性により、我々は短期間のうちに代替品を用意することに成功した。

クリーグ・クロニクルはかの死神連隊に配布されている情報冊子であり、戦場で必要となる情報を十分に得られるだけでなく、勇敢なる戦友たちの洞察を学ぶこともできるだろう。もし諸君がクリーグ死神連隊と同じ戦線に駐留しているならば、ここで学んだことは必ずや戦闘中の効率的な連携に役立つはずだ!**


クリーグ・クロニクル

全兵士のための必須情報。非読厳禁。

攻勢は成功せり。結果は満足のゆくものであった。
死傷率:88%。次の攻勢は地球標準時刻の明日04:00に行われる。

専門家への質問:先祖が犯した罪を、我らの殉教の血によっていつの日か贖うことは可能でしょうか?
専門家の回答:不可能だ。

死体澱粉(コープススターチ)を美味しく食べる方法:
そのまま食べること。贅沢は罪悪に通ずる。

塹壕戦闘法
訓練過程中に10項目からなる手順を教えられたことと思うが、いかなる場合もこれを省略すること無く繰り返すこと。刃をその手に握る者が怠惰に流されてはならない。


興味深い冊子であったな、兵士諸君! なお「クリーグ体験」を完全なものとするため、諸君は24時間以内に攻囲戦線へと投入される。クリーグ・クロニクルを丹念に読み込んでおくとよいだろう。

本日の思索:労働に専念し、信仰を堅くせよ。それより他は汝の関わるところにあらず。

* 記述二等兵ハケットに黙祷を。彼は今号のレジメンタル・スタンダード執筆中に死去し、今は墓所に横たわっている。彼はその篤き信仰ゆえに、今は皇帝陛下のために役立つ記事を執筆しているのだろうと我々は望むばかりである。願わくば、彼の死が「ヴァルハラ連隊の政治将校が出した命令には1回で従うこと」という教訓とならんことを。
** なお、実際のクリーグ連隊兵との親交は避けることが望ましい。文化的理由により、「塹壕から出撃する」を意味する慎み深い頷き以外のあらゆる言葉や身振りは、過度の感傷的表現として受け取られることとなるだろう。


スポンサーリンク
広告1
広告1

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする