[Regimental-Standard] #82 徴集兵完全ガイド

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〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回はコンスクリプトの扱い方をご紹介。


The Complete Guide to Conscripts

徴集兵完全ガイド

傾注せよ、兵士諸君! 今回のレジメンタル・スタンダードは士官限定特別号だ。本紙の購読義務は今回に限り免除されるため、ラスガンの整備を行いながら本紙の素晴らしく啓発的な内容を想像するとよいだろう*。

警告!

適切な権限なくこの先の文章を読んだ場合、笞刑によって処罰される。

傾注せよ、士官諸君! 貴官の連隊の戦力補充申請は受理された。銀河各地の戦役における昨今の損害は深刻であり、その穴を埋めるほど多くの訓練済みの兵士を用意することは現時点では不可能だ。よって今回はその代わりに徴集兵部隊が補充されることとなる。

戦意

あらゆる帝国防衛軍兵士の心は獅子のごとく勇猛であり、その点は徴集兵も同様である。が、彼らには若干の発破をかけてやる必要があるだろう。よって戦いの前に、大きくはっきりとした声で感動的な演説を彼らに行なうことを推奨する。もしこの演説が彼らの心に響いていないようであるならば、彼らが自らの使命を胸に刻みつけるまで演説を(より大きな声で)繰り返すこと。それでも彼らが十分な戦意を示さない場合、督戦のための特別な訓練を受けている政治将校の出番だ。いかに惰弱な兵であろうとも、彼らの手にかかればたちまち英雄へと早変わりすることだろう。

規律

残念ながら、勇猛なる者が必ずしも優れた戦術的理解を有するわけではなく、徴集兵の徴募にあたってもそのような能力が重視されることは稀である**。それゆえ彼らの指揮にあたっては「前進せよ」および「射撃開始」以上に複雑な命令を下すことは推奨しない。戦場のただ中にあって混み入った部隊行動を命じたとしても、ただいたずらに彼らを混乱させるばかりである。

「よく狙え!」
「前、撃てェ! 次、撃てェ!」
「優先目標を撃破せよ!」
「戦闘に復帰せよ!」
「総員着剣!」
「殲滅プロトコル承認!」
「焼き払え!」

「前進せよ!」
「射撃開始!」

編成

徴集兵部隊は20名から30名の単位で配備される。20名未満で編成された徴集兵部隊は不安ゆえに潰走しやすく、逆に30名より多い場合は部隊中央部の兵士が遊兵となり、敵(もしくは味方の政治将校)との間に何人も戦友がいるために自分は安全であると(謝って)信じ込んでしまう恐れがある。

先述

徴集兵部隊を配備する際は、一切の感傷を精神から排することが肝要となる。率直に言えば、レマン・ラス戦車の製造と整備には帝国技術局と帝国兵務局の協力も含めた莫大な労働力が投じられている一方、徴集兵部隊の編成は市民にラスガンを与え、敵の方向を指し示すだけで済むのである。何かを犠牲にして何かを温存する際は、その判断を司令部がどのように評価するかについても慎重に考えよ。兵士が何人いようとも、皇帝陛下とその従僕の目から逃れることは出来ぬのだから。

制限部分終了

ただちに以降の箇所を読み進めること。

兵士諸君は想像を大いに楽しんでくれたことだろう! 確かに今回のレジメンタルスタンダードは少々秘密が多かったかもしれない。しかし忘れることなかれ、知識とは警戒すべきものなのだ!

本日の思索:皇帝陛下は汝が何を憎むかのみを問う。


* 例えば以下のような内容が考えられる:
– 『変異体の取扱における禁止事項と禁止事項』
– 『帝国国教とチェーンソード整備術』
– 『電磁司祭と握手は禁物! ――帝国技術局との共闘アドバイス集』
** 徴募基準についてのさらなる情報が必要な場合は、戦意高揚パンフレット3017//D『勇猛なる白き盾:未修兵のための4項目チェックリスト』を参照せよ。


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