[Warhammer Community]シェイドスパイアのウォーバンド:墳墓の護り手

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GW公式ブログを翻訳。 今回の内容は、シェイドスパイアに登場するウォーバンドの中から、墳墓の護り手の紹介です。


Posted 12/10/2017

シェイドスパイアのウォーバンド:墳墓の護り手

墳墓の護り手は、シェイドスパイアの中でも一風変わったウォーバンドであり、独特の多彩なルールによって様々なプレイスタイルを取りうる。戦闘不能から復帰する能力や複数のファイターを同時に動かす能力などの変則的ルールにより、このウォーバンドを極めるのはかなり難しいが、それでも賢明なるプレイヤーには必ずやその見返りがあることだろう。

ファイター

墳墓の護り手の要となるのがこの『墳墓総監』である。4ポイントもの生命力と、強力な遠隔攻撃(とっても長い槍だ!)により、総監は追加能力を抜きにしても十分に中核となるファイターである。総監がいれば、1回の命令で2体のファイターを移動させることができ、これによって単独のラウンドでウォーバンド全体を移動させることも可能になっている。その一方、彼は戦闘不能になったファイターを盤面に戻すことも可能であり、実際にそれを2回行うことが彼の奮起条件にもなっているのだ!

墳墓の護り手でもっとも強力なファイターがこの『勇士』である。奮起状態になる前から有している『鎧砕き』アビリティと幅広い強化カードにより、ストームキャスト・エターナルやアイアンジョウといったウォーバンドのファイターにも匹敵しうる戦闘能力を有している。墳墓の護り手の他のファイターと同様、『勇士』も戦闘不能から盤面に復帰することで奮起状態になる。

『塵の王子』は墳墓の護り手のなかでもテクニカルなファイターといえるだろう。彼はダメージこそ少ないが成功率の高い攻撃アビリティを持ち、その『吹き飛ばし』アビリティによって敵ファイターを包囲したり、あるいは孤立させて援護を封じたりといった使い方ができる。

『刈り取る者』の攻撃は決して成功率が高いとはいえないが、ガレクの略奪団や墳墓の護り手同士の戦いなど、ファイター数の多いウォーバンドが相手の場合は、複数のファイターを同時攻撃できるその能力が勝利のカギを握るだろう。

墳墓の護り手には3体の許しを請う者がいる。この不運なる者どもはナガッシュへの忠誠を誓ってしまったのだ。これらのファイターは雑魚もいいところだが、それでも様々な使い道がある。例え死んでいたとしてもね(あるいは「さらに死んでいたとしても」かな?)

プレイスタイル

膨大なファイター数こそ墳墓の護り手の最大の強みであるが、しかしこれは同時に重荷にもなりうる。上手く行った場合、君の軍勢は戦場を埋め尽くし、敵を包囲しながらも同時に目標カードを達成することさえできるだろう。上手くいかなかった場合、君の軍勢は単に7ポイントの栄誉点を敵に献上するだけで終わるだろう。

墳墓の守り手のゲームは大きく3つの段階にわけられる。第1ラウンドの長い長い移動、第2ラウンドの注意深い小競り合い、そして第3ラウンドの全面攻勢だ。戦闘と目標物確保のどちらかに特化したデッキは避けたほうがいいだろう。その代わりに戦闘と目標確保の両方を狙うのだ。自軍側テリトリー内の目標物を許しを請う者たちで確保する一方、『墳墓総監』や『刈り取る者』、『勇士』によって前線を押し上げるのである。

強化カードは墳墓の護り手の生命線である。復活能力により、好きなファイターに強化カードを積み上げたとしてもそれが永遠に無駄になることはない。『一刀両断』や『奪命の突き』、『必殺の突撃』といったカードは中核ファイターを怪物に変え、十分な準備ができていない敵を一掃することが可能となる。

一刀両断
『刈り取る者』はかつて穀物を収穫していた時の、
力強い鎌捌きを思い出した。

このファイターの各攻撃アクションは『鎧砕き』の能力を得る。

奪命の突き
死者の魂はナガッシュの取り分であり、
『墳墓総監』はその槍によって主人の下僕を増やし続けている。

『鎧砕き』

必殺の突撃
かつて『勇士』は若き戦士に剣技を教えていた。
今やそうした生前の記憶はおぼろげな夢に過ぎない。

このファイターが突撃アクションを行った場合、そのフェイズの間、【射程】1および2の各攻撃アクションの【ダメージ】が+1される。

墳墓の護り手においては、自軍ファイターの死も織り込んだ計画を立てる必要がある。幸いにもこれはそう難しいことではない。『死を恐れず』や『死者の活力』、『終わりなき戦い』といった目標カードは自軍の損失を栄誉点に転換することが可能である。ただし『墳墓総監』の戦闘不能はなんとしてでも避けること!

死を恐れず
1粒の種からでも森が生まれうるように、
1つの死せる魂から数多くの死が咲き誇ることもあるだろう。

第3ラウンドの終了フェイズ時、戦場に残っている味方ファイターが1体だけであるならば、この目標は達成される。

死者の活力
斃れるたび、生者は自身の一部を失っていく。
蘇るたび、死者はナガッシュの力の一部を手に入れる。

第3ラウンドの終了フェイズ時、自軍側で生き残っているすべてのファイター(3体以上)が奮起状態にあるならば、この目標は達成される。

終わりなき戦い
影硝子など用いずとも、ナガッシュは従者たちを
永遠の隷属に縛り付けることができる。

終了フェイズ時、直前のアクションフェイズにおいて2体以上の味方ファイターが戦場に復帰していたならば、この目標は達成される。

さらに、死者の招きのようなカードは戦場にいないファイターをも戦闘に参加させることが可能である。もし君がゲーム巧者の自信があるなら、第1ラウンドに自軍の中核ファイターのうち1体を戦闘不能にしてこの効果を発動させ、その後でそのファイターを盤面に戻し、奮起状態にした状態で第2ラウンドを迎えるという戦術を試してみてもいいだろう。

死者の招き
地面から骨の手が飛び出し、生者の体に掴みかかる。

次の命令での最初の攻撃アクションにおいて、戦場に存在しない各味方ファイターはその攻撃を援護しているものとみなされる。

機動力の欠如こそは墳墓の護り手の最大の弱点だ。奮起前の彼らは移動力がたったの2ポイントしかないため、自軍のファイターすべてを敵陣に送り込むことはほとんど不可能に等しい。それゆえ多くの場合防御的なプレイを行うことになるが、『死の舞踏』や『恐るべき猛進』といったカードを用いることで中核ファイターを次のラウンドを見越した位置に移動させることも可能である。特に『恐るべき猛進』は戦闘不能から復帰したファイターを前線に戻すのに極めて有効である。この強化カードを用いることで、奮起した墳墓の護り手のファイターは5ポイントもの移動力を持つことになるのだ。

死の舞踏
不規則に骨が鳴る音からでもリズムを刻むことは可能だ。

次の命令において移動アクションを行うすべての味方ファイターは、1ヘックス多く移動を行うことができる。

恐るべき猛進
他の万物と同様、死は思っていたよりも早くに訪れる。

【移動力】+2

最後に、可能な限り多くの目標物を確保していこう。もし君が十分にゲーム巧者で、5個すべての目標物を確保できたなら、君は墳墓の護り手固有の目標カード『都を献ぜよ』を達成できるんだ!

都を献ぜよ
「ナガッシュ様を拒むとは愚か者め、
間も無くこの都の全てがあのお方のものになるというのに」
——墳墓総監

終了フェイズ時、自軍が全ての目標物を確保しているならば、この目標は達成される。

[3/4]5個の目標物

君が注意深い戦術家であるならば(あるいは「死」のような些事に煩わされたくないのなら)、墳墓の護り手を必ず気にいるはずだ。明日は最期のウォーバンド・プレビューとしてアイアンジョウを見ていくよ。


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