GW公式ブログを翻訳。 今回の内容は、シェイドスパイアに登場するウォーバンドの中から、ガレクの略奪団の紹介です。
シェイドスパイアのウォーバンド:ガレクの略奪団
シェイドスパイア広しといえども、獰猛なる攻撃性の面でガレクの略奪団に匹敵するウォーバンドは存在しない。敗北必至と思われた状況を勝利に変え、取るに足らない戦士が荒れ狂う暴風と化す。これぞ血の神コーンの力の証である。
ガレクの略奪団は、他のウォーバンドよりプレイ主導権を握る事を得意とし、序盤のうちから有利な状況を作り出すことが可能である……もっともそのために負わねばならないリスクは決して小さくはないのだが。
ファイター
ガレクの略奪団は大規模なウォーバンドであり、5体のファイターで構成される。
ガレク・ゴアビアードは非常に安定感のあるファイターであり、平均以上の攻撃力と、ストームキャスト・エターナルの面々や、墳墓の護り手の最強ファイターからの攻撃すら耐え抜くだけの生命力を有する。これに強化を施すことで、ガレクは信じられないほどの強さを発揮し、このウォーバンドの初撃を担う要となるだろう。
シークはガレクの略奪団の中核を担うファイターである。生命力が3ポイントしか無く、防御も回避属性であることから非常に打たれ弱いが、彼のグレートアックスは敵ファイターの排除に最適であり、さらに奮起状態だと『鎧砕き』アビリティも持つことからこれを防ぐことは至難の業になる。
一見すると、カーサスは大したファイターには見えないかもしれない。彼はガレクほど打たれ強くもなければシークほどの攻撃力もない。しかし彼は遠隔攻撃アビリティと複数ファイターへの同時攻撃アビリティを両方有しており、コーン・ブラッドバウンドの戦略を考える上でつねに中心的役割を担うことになるはずだ。正しく強化すれば、彼もまたウォーバンド最強の戦士の仲間入りを果たすことになる。
アーヌルフに関しては、あまり特質に値することはない。なにしろ彼は奮起したあとも1ダメージ(!)しか与えられないからだ。とは言え彼は他のファイターに対する援護要員や目標物の確保要員、あるいは特定の目標カードや奮起条件を達成するための生贄としては便利である。
タルゴールもアーヌルフとほとんど同じだ。もっとも彼は奮起することで少しだけ強力になる。
プレイスタイル
ブラッドバウンドが参加するゲームは、双方のウォーバンドにとって非常にエキサイティングなものとなるだろう。大量の栄誉点を獲得するか、さもなくば大量に栄誉点を持っていかれるかだ!
ガレクの略奪団のもっとも特徴的な要素は巻き返しであり、大惨事を潜在的な成功に変える能力にある。『さあ、始まりだ』や『コーン神は問わず』など、目標カードの中には自軍の損失によって達成されるものもあるのだ。
さあ、始まりだ
「最初の殺しが最高だ。最初に吹き出す血の流れ。
そして斧で切り刻まれた相手が最初に漏らす苦痛の叫び」
——“血塗られし”シーク終了フェイズ時、各ウォーバンドにおいてそれぞれ1体以上のファイターが戦闘不能となっているならば、この目標は達成される。
コーン神は問わず
コーン神が流血の出所を問うことはない。終了フェイズ時、5体以上のファイターが戦闘不能となっているならば、この目標は達成される。
[3]7体以上
[4]9体以上
ガレクの略奪団でプレイする場合、そのゲームは大きく分けて2つのステージで構成される。まず序盤はひたすら自軍のファイターたちを敵に突っ込ませてゲームを引っ掻き回す。そして後半は、序盤の強襲を生き延びて奮起したファイターたちを強化し、再度の強襲を行う。奮起したファイターは移動力が5ポイントに上昇するため、速やかに目標物を確保したり、敵陣奥深くのファイターに接敵したり、あるいは君の手から逃れようとする敵を追撃することだって簡単だ。
ガレクの略奪団のファイターたちは、攻撃の安定感に欠けるという共通の欠点を有している。だが幸運にも攻撃の成功(そして超重要なクリティカルヒット)確率を大いに高めるカードが幾つか存在するのだ。『コーン神の呼び声』や『流血の供物』といったカードはいかなるガレクの略奪団デッキにも入れたいと思うはずだ。
コーン神の呼び声
〈血の神〉の視線がこの戦いに注がれている。
その期待を裏切ることなかれ。次の命令で自軍側ファイターが最初に行なう攻撃アクションは、攻撃ダイスが1個追加される。
流血の供物
「髑髏の大君よ、我が供物をご覧あれ、
そして首級に値する敵を我に贈りたまえ」味方ファイターを1体選び、そのファイターにダメージを1ポイント与える。次の命令でそのファイターが最初に行う攻撃アクションにおいて、攻撃ダイスを2個追加でロールする。
ガレクの略奪団の各ファイターにはそれぞれ1個以上の強力な専用強化カードが与えられている。ともすれば1体のファイターに強化を集中したい誘惑に駆られるかもしれないが、素晴らしいデッキというのはあらゆるファイターを活用できるようにしてあるものだ。どのファイターが最初にやられるかわからないからね! 『狂乱突撃』や『死の旋風』といったカードが主力ファイターをさらに強力にする一方で、『恐るべき一閃』や『悪辣なる刃』もまた十分考慮に値する選択肢となるだろう。
恐るべき一閃
「ドレッドガルド・リッジで俺は、
デュアーディンの首を一薙ぎで3つも裂いてやったんだ」
——タルゴール隣接するすべての敵を攻撃対象とする。それぞれの攻撃対象について別々にダイスロールすること。
悪辣なる刃
「どいつもこいつも斧にばかり目が行きやがる。
そんな時こそナイフを深々と突き刺す絶好の機会ってわけだ」
——アーヌルフ攻撃ダイスで[クリティカル]を1個以上出した場合、この攻撃アクションは『鎧砕き』を持つ。
血まみれ
ガレクの体は流血に覆われているため、
敵の掴み掛かりをすり抜ける事ができる。【防御力】+1
死の旋風
「斧が肉を引き裂く感触を味わい、鮮血が顔を余すところなく濡らす。
その瞬間こそ、お前がコーン神の真の栄光を理解する時だ」
——“繋がれし”カーサス【射程】1および2の各攻撃アクションは【ダメージ】に+1の修正を受ける。
狂乱突撃
「イヤァァァァァルゥァァァァァアア!」
——“血塗られし”シークこのファイターが突撃アクションを行なった時、
[剣]と[ハンマー]の両方が成功出目として扱われる。
ガレクの略奪団は、リスクを冒すことを恐れず、常にゲームの主導権を握って攻撃的にプレイするプレイヤーに最適である。君がデッキの構築に悩む日も近い。シェイドスパイアは10月14日発売……すなわち今週の土曜日だ! 今のうちにシェイドスパイア特設サイトをチェックし、ウォーバンドや街の歴史といった様々な情報に目を通しておこう。