[Regimental-Standard] #86 ティラニッド汚染への段階別対応ガイド

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〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回はティラニッド撃退用ステップアップガイドをご紹介。


The Stage-By-Stage Guide to Tyranid Infestation

ティラニッド汚染への段階別対応ガイド

傾注せよ、兵士諸君!

諸君が帝国防衛軍への軍務の中で戦うこととなるであろう異種族はいずれも穢らわしきものばかりであるが、中でもティラニッドほどにおぞましき異種族は存在するまい。この不快なる異種族は〈帝国〉が戦うに足る敵というよりもむしろ、銀河にはびこる寄生虫とでも言ったほうが相応しく、他の懸案事項が片付き次第、〈帝国〉の鋼鉄のブーツによってまたたくまに踏み潰されることになるであろう。

ティラニッドの戦術はあまりにも原始的であり、たった4つの段階に要約することが可能である。そして幸運にも諸君がいま手にしているレジメンタル・スタンダードには、かの獣どもを駆除するための、侵攻の進展具合に応じた段階別対応ガイドが掲載されているのだ。


第一段階: 『侵攻』

この段階においては諸君の物理的安全を脅かすものはほとんど存在しないが、しかしこの段階こそがもっとも重要である。諸君は最大限の警戒をもって敵の強襲降下ポッドや先遣個体、そして市民の中に存在するであろう潜在的利敵協力者を発見せねばならない。

可能であれば、あらゆる帝国臣民に通常よりも厳格に監視の目を光らせておくことが望ましい。ほとんどの場合、彼らは喜んで帝国防衛軍の忠勇なる兵士たちに協力を申し出るであろうし、彼ら臣民から敬意に欠けた態度を感じ取った場合は、それすなわち反動もしくは変異の明らかなる兆候である。

それに加え、もしダクト内に異音が聞こえた場合は、増援を呼ぶよりも前にまずその内部をただちに調査せよ。ジーンスティーラーやリクターはその臆病さで知られており、彼奴らが逃げ散る前にこれを駆除する必要があるからだ。


第二段階: 『捕食』

侵略の初期段階が終わると、ティラニッドはより多くの個体数で攻め寄せてくる。だが恐れる必要はない。これらの個体は先遣個体どもよりさらに知能が低く、対処も容易である。その際は次の言葉を忘れないようにしよう。

「デカブツを撃て」

– ドラコニス第934投薬騎士(ケミ・ナイト)連隊 野戦指揮官アンジェラ・ヘルデンガルド、帝国戦術教導大全第974巻『ティラン戦役以後(改訂版)』より引用。

この段階において、ティラニッド個体の中には諸君がこれまでに使った戦術に適応しようと足掻くものもいる。それゆえ諸君もまた自らの戦術をこれに適用させる必要があるだろう。例えばラスガンの一斉射撃に備えているカーニフィックスは銃剣突撃で容易に屠ることが可能であり、一方で白兵強襲が来るとばかり思っているであろうティラニッドの砲撃個体にはさらなる射程外からの一方的な攻撃で対処するのだ*。


第二段階: 『摂食』

兵士諸君、我々が数多くの有益な助言を行ったにもかかわらず諸君がティラニッド汚染の進行をこの段階まで許してしまったことに、我々は失望を禁じ得ない。だがティラニッドの侵略に対して戦う時間はまだ残されている。そして実際、この段階まで至ればティラニッドとの戦闘は以前よりも格段に容易となるのだ。敵の圧倒的兵数ゆえ、諸君にはもはや狙いを定める必要さえない。ラスガンの引き金を引きさえすれば、たとえどの方向を狙っていたとしてもティラニッドへの命中は確実であり、多くの場合これを屠ることができるだろう。


第四段階: 『同化』

兵士諸君、もし諸君が間もなく破滅を迎えるのでなければ、諸君は笞刑に処されていたことであろう。それゆえ諸君が消化されるまでにまだしばしの時間が存在するならば、自らに鞭打ちを課すことを勧める。事ここに至っては、もはやこの惑星における諸君の存在は将来のティラニッド侵略のための生態資源を提供するものでしか無い。よって戦術的に諸君に求められる役割は、衛星軌道上に存在する帝国鑑定に向けて諸君の座標を送信することのみである。さすれば帝国宇宙軍は最大限の精度をもって激烈なる殉教プロトコルを行使するであろう。


今回は以上だ、兵士諸君! ティラニッドとの戦い方は実にシンプルだ。今回は以上だ、兵士諸君! ティラニッドとの戦い方は実にシンプルだ。問題の芽を早期のうちに摘むことができれば、どのような惑星においても永劫の安息**がもたらされることだろう。

本日の思索:異種族どもの魂は皇帝陛下の祝福を受けるに値せず。

*ただし「ですが閣下、あの個体は明らかに白兵戦等に適応しております」というのは突撃への参加を拒否する正当な理由にはならない。たとえその個体がなんらかの原始的な白兵戦闘向き形質を有していたとしても、周囲の士官による戦術的助言によってこれを補うことが可能であるからだ。
**いくつかの例外事項あり。


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