[Warhammer Community]コデックス:ティラニッド概観――群集団を指揮せよ

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GW公式ブログを翻訳。 今回の内容は、8版コデックスで変化を遂げるティラニッドの中から、幅の広がったHQチョイスに関する紹介です。


Posted 01/11/2017

コデックス:ティラニッド概観――群集団を指揮せよ

むかしむかし、ティラニッドには1種類しかHQの選択肢がなかった。それがハイヴタイラントだ。このアルファ個体は今でもティラニッドプレイヤーにとってもっとも強力で人気の高いHQとなっているが、新コデックスの到来により、群集団の指揮をどのユニットに任せるかという問題にはさらなる選択肢が提示されるようになった。スペシャルキャラクターや新オプション、様々なウォーロード能力やバイオ・アーティファクトによって、ティラニッドのHQスロットはこの外宇宙からの脅威にふさわしい柔軟性と適応性を有するようになったのだ。

ほとんどのアーミーにおいて、スペシャルキャラクターは特定の連隊や戦団、兵団に紐づけされている。だがティラニッドのキャラクターはこれら歴史上にただ一人しか存在しなかった英雄たちとは異なり、どの集合艦隊も生成しうる特異個体にすぎない。それゆえスウォームロードやレッドテラー、デスリーパーやオールドワン・アイをアーミーに編入する際は、どの集合艦隊を選んでいたとしてもそれに制約されることはないのだ!

もし君が少ないポイントで効率的にHQスロットを埋めたいと思っているならば、ニューロスロープがオススメだ。そう、ニューロスロープはいまや単なるゾアンスロープのアップグレードではなく、個別のユニットとして登場するんだ! インデックスの場合と同様、ニューロスロープはサイキックパワー『猛撃』で敵の生命力を吸い上げ、それによって周囲のゾアンスロープを回復させることができる。だが今度は回復の代わりに『集合意識体のサイキック体系』の中から追加のパワーを発動することができるようになった。ニューロスロープには恐るべきウォーロード能力『魂の飢え』と、新しい『集合意識体のサイキック体系』から『絶叫精神波』を習得させることをオススメするね。この組み合わせはサイカーを多用するアーミーを粉砕するのに最適だし、古くからのティラニッドプレイヤーならこの能力から古き良きゾアンスロープのキャラクター「マラン=タイの滅び」を想起するかもしれないね。

クロノス:魂の飢え
このウォーロードはサイカーに対する抑えがたい飢えを感じており、〈歪み〉を侵食する影を操って獲物を孤立させ、飲み込もうとする。

このウォーロードの18mv以内で敵サイカーがサイキックテストに失敗した場合、その敵サイカーはD3ポイントの致命的ダメージを受ける。

絶叫精神波
集合意識体はこの脳幹個体を通じて、耳をつんざく金切り声のごときサイキックエネルギーを放つ、この純粋なるエネルギー波の影響を受けた兵士たちの精神はズタズタに引き裂かれるであろう。

『絶叫精神波』のワープチャージ値は5である。発動に成功した場合、発動者の18mv以内にいる中で最も近い敵ユニットはD3ポイントの致命的ダメージを受ける。それに加え、その敵ユニットがサイカーであった場合、ダイスを2個ロールせよ。ロール結果の合計がその敵ユニットの【気】を上回った場合、その敵ユニットが習得しているサイキックパワーの中からランダムに1個を選択せよ。その敵ユニットは以降そのサイキックパワーを使用できない。

巨大モンスターがHQだと言うだけではまだまだ十分でないと言うかのように、ハイヴタイラントはさらなる強化を遂げた! まずあらゆるハイヴタイラントはサイキック・バリアのスペシャルセーヴが向上して4+になり、貫通力の高い武器に対する耐久性がより向上した。これにバイオアーティファクト『高度適応能力』とウォーロード能力『適応能力』を組み合わせれば、君のハイヴタイラントはまさに難攻不落と化すはずだ。

高度適応能力
集合艦隊ゴルゴンが生み出す指揮個体には、様々な組織構造をもちうる奇妙な臓器がいくつも内蔵されており、体内に与えられた損傷の種類に応じて瞬く間にその構造を変化させることができる。

ゴルゴンの兵のみ装備可能。この兵が初めて【傷】を失ったフェイズの終了時以降、バトル終了時までこの兵の【耐】は+1の修正を受ける。

適応能力
このウォーロードに同一の武器で2回以上損傷を与えることは困難である。なぜならばこの怪物の体組織は驚くべき速度で攻撃に適応してしまうからだ。

このウォーロードが初めて【傷】を失ったフェイズの終了時以降、バトル終了時まで、この兵が受ける攻撃の【ダメージ値】は-1の修正を受ける(最小1)。

それだけではないぞ! あらゆるハイヴタイラントのシナプス範囲は18mvに向上し、【耐】は7になった(これまでは6)。さらに翼を装備したハイヴタイラントは、他のテレポート系ユニットや飛行ユニットと同様、戦場への降下が可能になったんだ。

上でもバイオ・アーティファクトについては紹介したが、だがこれらの武器についてはそれ自体で1つの項目を設けるに値するだろう。ティラニッド・キャラクターが装備可能なアーティファクトは数多く存在するが、中でも一番の変わり種は、ハイヴタイラントが装備可能な巨大射撃武器だろう。これによってハイヴタイラントは強大な獣から生体戦車へと変貌を遂げるのだ。

ディーモンとの戦いに困ってる? ベイルソーン・キャノンはスペシャルセーヴを貫通し、暗黒神のしもべに破滅的な打撃を与えるだろう!

ベイルソーン・キャノン
この巨大なバイオキャノンからは高度な適応性を有する微小繊維の網が放たれる。知覚能力を有するこの物体が対象に接触すると、あらゆる防御機構を感知、それに適応し、白熱によってフォースシールドを無効化したり、あるいは単分子の刃をとがらせることで分厚いパワーアーマーさえ斬り裂くことが可能である。

ストラングルソーン・キャノンを装備したクロノスの兵のみ装備可能。ベイルソーン・キャノンは、この兵のストラングルソーン・キャノンを置き換える形で装備され、以下の能力値を持つ:

アビリティ:10体以上の兵で構成されているユニットに攻撃する場合、ヒットロール結果に+1の修正を受ける。この武器の攻撃に対してスペシャルセーヴを使用することはできない。

機動力を保ちつつ大量のダメージを与えたい? スライマー・マゴット寄生虫巣の出番だ:

スライマー・マゴット寄生虫巣
このデススピッターが打ち出すのは単なる体組織ではなく、自己複製を行う粘液質の蛆虫状生物である。対象に命中すると、この獰猛な生物は犠牲者の肉体奥深くまで潜り込むと、分裂と再生を際限なく繰り返す。瞬く間に犠牲者の肉体はうごめく蛆虫の大軍によって内側から喰らい尽くされることだろう。

デススピッター(スライマー・マゴット装備)を2個装備しているヒドラの兵のみ装備可能。スライマー・マゴット寄生虫巣はデススピッター(スライマー・マゴット装備)2個を置き換える形で装備され、以下の能力値を持つ:

アビリティ:この武器は失敗したダメージロールをすべてリロールできる。

高い【傷】や【耐】を有する敵モンスターに難儀している? そうした敵にはミアズマキャノンが恐ろしく有効だ。

ミアズマキャノン
ティラニッドは様々な兵器共生体を使用するが、中でも最も恐れられているのが、このミアズマキャノンである。他のヴェノムキャノンとは異なり、この武器は猛毒粘液の塊を放つ。この猛毒は有機体をまるごとドロドロの粘液に変えてしまうほど強力だ

ヘヴィヴェノムキャノンを装備している兵のみ装備可能。ミアズマキャノンはヘヴィ・ヴェノムキャノンを置き換える形で装備され、以下の能力値を持つ:

アビリティ:攻撃対象が装備者の8mv以内にいる場合。この武器は自動的にヒットする。さらにこの武器は常に2+でダメージロールに成功する(ビークルは除く)

まとめると、新コデックスでは指揮個体のチョイスが格段に広がり、新しいデタッチメントを作る上での低ポイントなHQや、伝説的な歴史上の特異個体を迎えたり、あるいは独自の強力なハイヴタイラントを生み出すこともできるようになった。

明日も記事のチェックを忘れないように。明日は新コデックスの中から我々お気に入りの策略を幾つか紹介しよう。哀れな敵から司令ポイントを直接吸い上げるようなものもあるぞ!


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