[Warhammer Community]コデックス:ティラニッド概観――集合艦隊の適応形質

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GW公式ブログを翻訳。 今回の内容は、8版コデックスで変化を遂げるティラニッドの中から、各集合艦隊の固有ルールに関する紹介です。


Posted 31/10/2017

コデックス:ティラニッド概観――集合艦隊の適応形質

ティラニッドは恐ろしいほどの多様性を有しており、そして今や君は7個の集合艦隊(あるいはその分岐艦隊)の1つとしてアーミーを編成することが可能である。それぞれの集合艦隊は広範な固有ルールを有しており、それによってリッパーからティラノフィックスに至るまで、あらゆるティラニッド・コレクションに強力で明確、かつ柔軟性の高いボーナスが与えられることになる。

ヘビモス:超攻撃性
狂乱じみた飢えに突き動かされた集合艦隊ベヒモスは、持てる限りの個体群を投入して飽和的な正面突撃を敢行する。

この適応形質を有するユニットは、失敗した突撃ロールをリロールできる。

ベヒモスに与えられた特性はコデックス中でももっとも簡潔な部類に属するが、しかしアーミー全体に等しく強力な影響を及ぼす。白兵戦を得意としないティラニッド・ユニットなどほとんど皆無であり(ゾアンスロープ君ぐらいだろう)、この特性はトライゴンのような敵近くに配置されるユニットが到着ターンに突撃できる可能性を大いに高めてくれる(アドレナリン分泌腺もあれば言うことなしだ)。

クラーケン:彷徨う触手
集合艦隊クラーケンは電光石火の側面攻撃によって敵の守りを崩すと、包囲した敵に対して血なまぐさい殺戮を繰り広げる。

この適応形質を有するユニットが全力移動を行う場合、ダイスを1個ではなく3個ロールして、その中でもっとも高い出目を、この移動フェイズの間、このユニット内の各兵の【移動力】に加える。それに加えて、このユニットは退却を行なったターンにも突撃を行える。

クラーケンは最も機動力に優れた集合艦隊であり、戦場のより広い範囲を攻撃圏内に置くことができる。クラーケンのユニットを使えば速やかに敵の危険なユニットに接近し、これを無力化することができるだろう。さらにハルスペックスのような高い白兵戦能力を持ったユニットが退却によって足止めされる事態を防げるというのも見逃せない利点だ。

リヴァイアサン:シナプス支配
集合艦隊リヴァイアサンに張り巡らされしシナプス・ネットワークはあまりにも強靭であり、本来であれば致命傷となるほどの損害を受けたとしても、集合意識体が体組織を無理やり動かすことによってその個体は戦い続けることができる。

この適応形質を有するユニットが、同一の集合艦隊に属する味方シナプス・ユニットの6mv以内で【傷】を1ポイント失うたびにD6をロールせよ。ロール結果が6ならば、そのダメージは無効化され、このユニットは【傷】を失わない。サイキックパワー『活性化』の影響を受けているユニットにこの適応進化は効果を及ぼさない。

全てのティラニッド・ユニットに追加の6+セーヴが付くというのは素晴らしいニュースだ。この適応形質はティラニッド・ウォリアーやゾアンスロープといった、耐久性の高いシナプス・ユニットに特に効果的に働くことだろう。

ゴルゴン:適応毒
集合艦隊ゴルゴンの個体群が生み出す毒はあらゆる敵の耐性に恐るべき速度で適応し、不幸な犠牲者の肉体に苦痛と崩壊をもたらす。

白兵戦フェイズ次、この適応形質を有するユニットはダメージロールの出目1を全てリロールできる。

ハイヴタイラントのような戦いのカギを握るユニットが白兵戦のダメージロールで1を山ほど出すなんてのは最悪だ。ハイヴフリート・ゴルゴンなら、大型ユニットが大事な局面でヘマをやらかす可能性を減らすことができる。もちろんガーゴイルのような小型クリーチャーも敵により多くのダメージを積み上げられるはずだ。

ヨルムンガンド:トンネル・ネットワーク
集合艦隊ヨルムンガンドの戦闘個体群は地下トンネルから攻撃を仕掛けることで知られており、その姿をまともに捉えられるようになる頃にはすでに手遅れであることが多い。

この適応形質を持つユニット(飛行ユニットは除く)は射撃攻撃に対して常に遮蔽物に隠れているものとして扱われる。ただしこのユニットが全力移動または突撃を行う場合、そのユニットは次の自軍側移動フェイズ開始時までこの適応形質のボーナスを得られなくなる。

『トンネル・ネットワーク』の特性を活かそうとすると、少しばかりアーミーの進軍速度は遅くなってしまうが、しかし戦場のどこにいても遮蔽物ボーナスが得られるというのはデメリットを補って余りあるメリットだ。強化甲殻装甲を装備したジーンスティーラーであれば3+、エグゾクラインであれば2+セーヴだ。防御的に戦いたいプレイヤーにとってはオススメの適応形質と言える。

ヒドラ:群体本能
集合艦隊ヒドラの大規模個体群は純粋なる数の暴力によって獲物を圧倒し、キチン質と鋭い鉤爪の波に飲み込んでしまう

攻撃対象ユニットの兵数が自ユニットの兵数よりも少ない場合に限り、この適応形質を有するユニットは白兵戦フェイス時のヒットロールを好きなだけリロールできる。

『群体本能』はポイントの安いインファントリーを大量に組み込むアーミーに特に大きなボーナスをもたらす。ホーマゴーントやガーゴイルといったユニットにとって兵数で敵を圧倒するのは簡単であり、ヒットロールのリロールは平均的な【接近戦技能】を有する小型ティラニッド・ユニットにとって大きな助けとなるはずだ。

クロノス:生体爆撃
集合艦隊クロノスはバイオプラズマや生体投射兵器の嵐を浴びせかけることで敵を撃滅する。

直前の移動フェイズで移動しなかった場合に限り、この適応形質を有するユニットは自軍側射撃フェイズ次のヒットロールの出目1をすべてリロールできる。

集合艦隊クロノスは、ティラニッドを強力な射撃アーミーに変貌させ、ただでさえ優秀な射撃ユニットにさらなるボーナスをもたらす。デヴァウアーを雨あられと浴びせかけるターマゴーントから、白熱するプラズマを放つエグゾクラインに至るまで、クロノスはティラニッドの強力な生体火力を極限まで引き出すことができるのだ。

見ての通り、新しい集合艦隊の適応形質を利用すれば、お気に入りのプレイスタイルに合わせてティラニッド・アーミーを好きなようにカスタマイズすることができるだろう。だがこれだけで終わりではない。明日は来たるべき新コデックスでティラニッドのHQを迎える多彩なやり方について紹介するよ。新オプションからバイオ・アーティファクト、敵サイカーを破滅させるウォーロード能力に至るまで存分にね……。

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