[Warhammer Community]コデックス:ティラニッド概観――策略

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GW公式ブログを翻訳。 今回の内容は、8版コデックスで変化を遂げるティラニッドの中から、強力なアーミー固有策略の紹介です。


Posted 02/11/2017

コデックス:ティラニッド概観――策略

ティラニッドはしばしばただ本能のみに突き動かされた群れであると誤解されている。しかしこの銀河にとっては不幸なことに、真実はもっと残酷だ。ハイヴタイラントはいずれも数千年にも及ぶ戦闘経験によって天才的な指揮能力を発揮し、その背後からは集合意識体が絶対的な規律によって群集団を支配しているのである。実際、マクラーグの戦いにおいてスウォームロードは〈帝国〉が誇る最高の指揮官であるマルネウス・カルガーを出し抜いたほどである。

ゲーム上においても、ティラニッドの戦術的卓越性は様々な新策略によってついに再現されるに至った。

中でも最も恐るべき(そして極めて有効な!)策略といえば、『搾脳触手』で間違いないだろう。司令ポイントを1ポイント消費することで、倒した敵キャラクターからさらに多くの司令ポイントを獲得することが可能なのだ! 敵からすればあらゆるキャラクターが弱点になりうるという嫌らしさがある。

搾脳触手
ティラニッド専用策略
搾脳触手が犠牲者の頭蓋に打ち込まれると、
脳組織とともに重要な戦略情報や記憶が吸い出されていく。

白兵戦フェイズ中、自軍のジーンスティーラー、リクター、トキシクライン、ヴェノムスロープのうちいずれかが敵キャラクターを戦死させた際に発動可能。発動した場合、プレイヤーはD3点の司令ポイントを獲得する。

『サイキック・バラージ』を発動すれば、ゾアンスロープのサイキック能力を集約し、破壊的なサイキック爆撃によって複数の小規模ユニットをまとめて撃破することが可能である。

サイキック・バラージ
ティラニッド専用策略
〈歪み〉を侵食する影のエネルギーを引き出すことで、ティラニッドの異能個体は獲物の精神を破壊することができる。

自軍側サイキックフェイズ時、3体以上の兵で構成された自軍側ゾアンスロープ・ユニットの6mv以内に、同様の自軍側ゾアンスロープ・ユニットが2個存在する場合、この策略を発動可能。発動した場合、このフェイズ中、これらのゾアンスロープ・ユニットは一切のサイキックテストを行えない*。その代わりに、3個全てのユニットの18mv以内にあり、かつ射線の通っている地点を1個選択せよ。その地点の3mv以内にいる各ユニット(敵味方問わず)についてそれぞれダイスをロールすること。対象ユニットが10体以上の兵で構成されている場合はロール結果に+1の修正を受け、対象ユニットがキャラクターである場合はロール結果に-1の修正を受ける。ロール結果が4+だった場合、そのユニットは3D3ポイントの致命的ダメージを受ける。

*訳注:the Zoanthropsなので範囲が微妙ですが、他アーミーに存在する同様の策略から多分ユニット3個ともパワー使えないんだと思います。

『病原粘液弾』は、射撃型モンスターをさらに強力にする恐るべき策略だ。デヴァウアー(ブレインリーチ・ワーム装備)を4個装備したカーニフィックスにこの策略を使用すれば、【攻】6、【ダメージ値】2の攻撃を24発繰り出すことができる。ターミネイターやプライマリス・スペースマリーンといったタフなユニットを相手にするには最適だ。

病原粘液弾
ティラニッド専用策略
ティラニッドの生体弾はしばしば病原性の粘液で覆われており、これらが傷口に染み込むことで肉体にさらなる損傷をもたらす。

自軍側射撃フェイズにこの策略を発動可能。発動した場合、自軍側ティラニッド・モンスター1体を選択せよ。このフェイズ中、この兵が行う攻撃の【ダメージ値】は+1の修正を受ける。

集合艦隊固有の策略である『猛毒分泌』はジーンスティーラーやホーマゴーントに劇的なボーナスをもたらし、強靭な敵に対してもダメージを積み上げることができる。

猛毒分泌
ゴルゴン専用策略
集合艦隊ゴルゴンのティラニッドから分泌される猛毒を
防ぐすべなど存在しない。

白兵戦フェイズにこの策略を発動可能。発動した場合、自軍側ゴルゴン・ユニットのうち、毒袋を装備しているユニットを1個選択せよ。このフェイズの間、このユニットが行う攻撃に対して、毒袋はダメージロール結果5+で【ダメージ値】+1の効果を発揮するようになる(通常は6+)。

『底知れぬ影』は集合艦隊クロノスが使う狡猾極まりない策略である。この策略があることにより、プレイヤーは敵のサイキックテストをここぞというタイミングで妨害することができる。この策略をウォーロード能力『魂の飢え』(昨日の記事を参照)や『歪みを侵食する影』(月曜の時期を参照)と組み合わせれば、敵のサイカーたちも君に『猛撃』をぶっ放すのをためらうはずだ!

底知れぬ影
クロノス専用策略
集合艦隊クロノスの群集団の周囲では〈歪み〉を侵食する影が、すべてを飲み込むほど強力に展開される。

自軍側クロノス・ユニットの24mv以内で敵サイカーがサイキックパワーの発動を試みるタイミングでこの策略を発動可能。発動した場合、敵はこのサイキックテストを1個のダイスで行わねばならない。

最後に、『強酸性の血液』はターマゴーントの大群にさらなるダメージソースをもたらす。30体のユニットにこの策略を用いれば、この弱小個体群にわざわざ白兵戦を仕掛けるメリットは更に薄くなるだろう。

強酸性の血液
ティラニッド専用策略
ティラニッドは死に際すらも危険である。その死骸からはパワーアーマーすらも溶かしてしまうほどの強い腐食性を持つ体液が吹き出すのだ。

白兵戦フェイズ開始時にこの策略を発動可能。発動した場合、自軍側ティラニッド・ユニットを1個選択せよ。このフェイズ中、このユニット内の兵が戦死するたびにダイスをロールせよ。ロール結果で6が出るたび、その兵にとどめを刺した敵ユニットは、その敵ユニット内の全ての白兵戦攻撃を終えたあとで1ポイントの致命的ダメージを受ける。

本書にはさらに多くの策略が収録されており、どの兵科にも強力な選択肢があることから、ブリゲートやバタリオン・デタッチメントによって司令ポイントを獲得するのも容易である。実際、最もポイントコストの低いユニットだけを用いれば、たったの699ポイントでバタリオンを組むことすら可能なのだ。

これまでアーミー全体の能力、集合艦隊の適応形質、指揮個体の選択肢、そして策略を見てきた。そして明日はティラニッドアーミーの中核を成す、ユニットそれ自体を特集しよう。絶対に見逃さないように!

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