〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は野砲運用のコツをご紹介。
The Regimental Standard – Field Ordnance Battery Instruction for the Common Guardsman
ごきげんよう、兵士諸君!
帝国途絶領域の勇敢な守護者たる諸君らへ導きを届けようという努力がついに実を結んだ! レジメンタル・スタンダードが帰ってきたのだ! かの仇敵どもに対する諸君の奮闘が許容水準にあったゆえ、諸君がいる星域についてわれわれの貴重な編集時間を割くことが許可され、その戦域に増援が到着しつつあるという最新情報を伝える運びとなった。
その通り、増援だ。帝国防衛軍の神聖なる兵器庫がいま諸君の手元にある。たとえ諸君が神帝陛下の聖なる御光から切り離されたことで不可避的に口からダラダラよだれを垂らす野蛮人に逆戻りしていたとしても、この単純明快な手引きがあればこの新兵器を最低限動かせることは保証しよう。
『野砲とあなた』
不適格兵士のための野砲操作の手引き
野砲部隊は緊密に絡み合った火力の鎖であり、これによって人類文明という名のシャンデリアは堕落という暗黒の広間に落ちることのないよう繋ぎ止められている。このマニュアルにはこれら強大な兵器を正しく崇拝し、輸送し、操作するための重要な手順が含まれており、『砲兵運用典礼』に記載されている449通りの必要儀式すべてへの便利なリファレンスがそこかしこに散在している。
第三章、副項目F
汝の標的を知れ
Ⅰ:ボンバスト・フィールドガン
Ⅱ:ヘヴィ・ラスキャノン
Ⅲ:マレウス・ロケットランチャー
こうした貴重な情報を身に着けてさえいれば、オグリンでさえも野砲を難なく操作することができるだろう!* 人力による運搬も可能なこの比類なき兵器システムを正しく運用することで、愛すべき我らが〈帝国〉にちんけな攻撃を加えようとする[異端者、変異体、異種族](該当するもの以外を塗りつぶすこと)から帝国防衛軍は速やかな勝利を得られ、そうすることで神帝陛下はその眼差しを他の戦地に向けることができるのだ。
第七章、副項目B
一門編成:脆弱、貧弱(懲罰対象)
二門編成:洗練、強力
三門編成:下品、無駄(懲罰対象)
『野砲とあなた』ブックレットの配布は諸君の連隊を管轄している兵務局担当者に要請することができ、その到着には最低でも四太陽年以上かかる見込みだ。だが安心したまえ兵士諸君、君たちの任地にはまもなくさらに多くのレジメンタル・スタンダード記事が到着する予定である。皇帝陛下のご加護があらんことを。
本日の思索:「躊躇なき行動とはすなわち、疑念なき服従である」
* 絶対に、いかなる状況においてもオグリンに野砲を操作させてはならず、これに違反したものは36ヶ月以下の亜人便所清掃か鞭打ち、もしくは極刑が課される。