〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は新型センチネルについてご紹介。
The Regimental Standard – Stride to Victory With The Fine and Upstanding New Sentinel Chassis
ごきげんよう、兵士諸君!
啓発と鼓舞、そして情報をもたらす読み物を求める長年の要請に応え、レジメンタル・スタンダードが軍事技術の最先端に関する第二のパンフレットを本日発行する。神帝陛下のご意向により、これらの新兵器は諸君の子らがそれらを操作できる年齢になるころには前線に到着するはずだ。
信頼篤きセンチネルはその強力さによって何千年にもわたって銀河各地の戦場を彩ってきた。帝国巨兵団の強大なる神機を見れば明らかなように、戦闘効率が脚部の長さに比例することはよく知られている。そしてこの歩行兵器を用いれば、慎ましき帝国防衛軍兵士でさえかの〈死の天使〉を超える高みに昇ることができるのだ。
センチネル
1.安定した脚部:遠方へもあっという間に近づける。
2.再設計された装甲傾斜。敵弾をそらすのに役立つ。
3.便利な積載スペース:背嚢や追加燃料、ハンターキラーミサイルを積み込める。
帝国防衛軍兵士であれば当然熟知していると思うが、センチネルには二つの機種が存在する。第一は最前線で戦うための装甲型センチネルであり、祝福されしその外装甲はほとんどいかなる攻撃をも跳ね返す。第二は速度に優れた偵察型センチネルであり、こちらは皇帝陛下の恩寵を除いていかなる防護も必要とはしていない。
帝国行政局の官僚機構に対してこれまで数え切れぬほどに提出されてきた改革案がすべて却下されたように、完璧なものに改善の余地はもはやない。にもかかわらず、皇帝陛下は帝国防衛軍において最も高貴で価値のあるこの二足歩行兵器に新たな技術改良を加えることをお認めになった。
適切な畏敬の念とともに、その十分に均整の取れた脚部を観察するとよい。そしてなめらかなコックピットの傾斜を注視し、搭載されたチェーン兵器の刃に感服するのだ。惜しみなく拡張された戦闘能力と引き換えに、内装にもいくつかの変更が加えられている。座席の不要な詰め物は削減され、カップホルダーは取り除かれた。〈帝国〉に仕えること以外に余分な心地よさなど必要だろうか?
センチネルよ! 逆境にも堂々と立て!
忘れるなかれ! これらの設計変更を経てもなお、各機種の機能は同じである。もし操縦席から前方180度の視界が開けているならば、諸君の担当は偵察型センチネルである。そして追加の装甲板によって視界が遮られているならば、諸君は装甲型センチネルの操縦手に任ぜられたということだ。
高い視界を得たことによる興奮や、新車特有の香りに酔いしれるあまり、〈帝国〉に仕えるという諸君の責務を忘れてはならない。いまや浅い塹壕や低いバリケードごときで諸君の歩みを阻むことはできはしない。皇帝陛下の敵に向けて火力を放ちつつ、ひたすら戦闘へと突き進むのだ。
新型センチネルの適切な運用方法
皇帝陛下の敵に遭遇す!
射撃ののちに突撃せよ!!
敵はもう死んでいるか?
はい→輝かしき勝利だ!
いいえ→斬り刻め!
*勝利を得られない場合、懲罰の対象となる
適切な操縦ライセンスを有する連隊特務兵は新型センチネルを要請することができる。帝国行政局の担当部署は四太陽年以内にこれを受理することだろう。
目を休ませている暇はないぞ、兵士諸君。諸君の情報を我らの定期報告書に記載し、今後の必須資料がすべて〈帝国〉の書記官から発行されるようにしておくのだ。皇帝陛下の御光が諸君の塹壕を照らし、願わくば明日の記事を読むまで諸君が生き延びんことを。
本日の思索:「機械を讃えよ。汝もまた陛下に仕えるために作られたものゆえに」