[Regimental-Standard] #64 〈大亀裂〉? 大歓迎!

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〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は巨大な〈歪みの嵐〉がもたらすポジティブな影響の数々をご紹介。


Great Rift? Great News!

〈大亀裂〉? 大歓迎!

兵士諸君がこの記事を読んでいる今まさに、素晴らしい新時代の夜明けがやって来ようとしている――報復と憤怒、そして英雄的行為のチャンスに満ちた新時代だ。

この数週間というもの、大逆の軍勢の侵攻や、異種族によるあらゆる種類の侵略や海賊・略奪行為への対応に諸君らが忙殺されていることは我々も把握している。だが功績を得るこのチャンスも長くは続かない! さあ今こそ戦功を挙げ、新たな階級の制服を手に入れよう*!

過去数カ月の間に空を見上げる機会があったなら、大空の中に巨大な亀裂が現れていることに気づいただろう。だが恐れる必要はない!

――英雄的行為のチャンス*
(*英雄的である保証はない)

縦軸:戦闘中の戦域数
横軸:〈大亀裂〉発生からの時間**
(〈歪みの嵐〉付近では時間の流れは不安定なものとなる)

亀裂はいつまでも待ってはくれないぞ!
このチャンスを逃さないためにも今こそ戦おう!

この表を見れば、この亀裂こそ類まれなる栄光への切符であることが分かるだろう。

〈大亀裂〉という名で呼ばれるこのアルファプラス級の〈歪みの嵐〉の出現により銀河中心部は引き裂かれ、大逆者どもに対する新たなる前線が誕生するに至った。正真正銘の大逆者どもを討滅するには、かつては遠路はるばる〈恐怖の目〉まで赴かねばならなかったが、しかし今やかつてよりも大逆者どもと相まみえる機会は限りなく増大したといえるだろう。

帝国兵務局はこの亀裂に対して大規模な遠征軍を派遣しており、これによって亀裂から湧き出してきた変異者や大逆者、堕落せし怪物どもは撃退されつつある。

諸君の中には、〈大亀裂〉の対岸宙域との連絡が途絶しているという由々しきニュースを耳にしたものもいるだろう。もちろんそんなことはありえない。帝国行政局によれば、亀裂対岸ではいかなる問題も発生しておらず、亀裂両岸で〈帝国〉が行っている大規模動員により、まもなく亀裂内部の大逆軍は挟み撃ちによって粉砕される見込みとのことである。

来たるべき迅速にして圧倒的な勝利の暁には、宇宙気象学者たちの手でこの〈歪みの嵐〉は速やかに破壊され、またいつもどおりの日常が戻ってくることだろう。

本日の思索:
「失敗に対する自責の念こそ、何物にもまさる罰である」

*これはあくまで言葉の綾だ――新たな制服の代金もやはり諸君の給与から差し引かれる。


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コメント

  1. 愛読者 より:

    栄光の切符と言うより
    地獄の片道切符ではな…おや、誰か来た様だ