[Regimental-Standard] #65 どろ~んとした話

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〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回はデスガートの新戦力と渡り合うための対処法をご紹介。


Droning On

どろ~んとした話

ごきげんよう、兵士諸君。

本日は、忌々しきテクノロジーの真似事によって生み出されし堕落の従僕について話をしよう。

我々が入手した情報によると、昨今の戦いにおいて、いわゆる「疫病の神」を奉ずる渾沌の奴隷どもが、新たな種類の大逆的構造物を投入しているという。

「ブロートドローン」と俗称されているこの怪物こそ、仇敵たる大逆者の用いる戦闘兵器がいかに堕落し、嫌悪感を催すものであるかの好例だ。そこには祝福されし火星の信徒たちが用いるような、まっとうな人類のための技術との相関性は全く見られず*、単に臓物やパイプ、朽ち果てた装甲板を雑多に組み合わせただけの代物である。

大逆の徒が用いるような、汚らわしくも哀れな兵器など恐るるに足らず!

[1]汚れて腐れ果てた装甲板
[2]近眼気味の一つ目
[3]膨れ上がった脆弱なる生身
[4]威力が弱く、射程も短い寄せ集めの武器
[5]整備不良により漏れ出している潤滑油

このような怪物と相対したらどうすべきか? 以下の手順に従いたまえ:

  • 生身の部分を撃ち抜け
    どうやら大逆者どもは装甲板の使い方をマトモに理解していないらしく、ブロートドローンの弱点である生身部分はその多くが装甲に覆われていない。熟練の射手(君のような兵士のことだ)であれば、こうした部分を撃ち貫いてブロートドローンに致命傷を与えることなど容易いだろう。
  • 銃剣で目を狙え
    見ての通り、ブロートドローンには近眼気味**の一つ目しか備わっていない。諸君がこうした怪物と近距離で遭遇した場合、素早く銃剣を目に突き刺すことで、この怪物の視界を奪うのみならず、致命的な神経ショックを内部機関に逆流させることができる****。
  • 奴が死んでも近づくな!
    まさに最後っ屁とでも言うべきやり口だが、破壊されたブロートドローンはしばしば爆発を起こし、病原菌を撒き散らすことで知られている。撒き散らされた胆汁をまともに浴びてしまった場合、兵務局支給のハンカチでも感染から身を護ることはできない*****。可能な限り、ブロートドローンの爆発範囲には近づかないことを推奨する。

本日の講義はここまでだ、兵士諸君。

今や諸君はこの疫病の怪物とも十分に渡り合えるだけの知識を手にした。
幸運を祈る!

本日の思索:
「この時代における真の疫病とは、大逆をおいて他になし」

*諸君らの中には、この怪物と、帝国技術局が擁する聖なる自動機械との間に何らかの類似点を見いだせるのではないかという疑念を持った者もいるだろう。だがよく近づいて確かめてみれば、そうした決めつけが大きな間違いだということに気づくはずだ。諸君の部隊の政治将校は喜んでその確認に諸君を送り出してくれるだろう。
**暗黒神とやらを奉ずる心得違いの信者どもと同じ近視眼ぶりだ!***
***補遺――戦闘後の解剖により、ブロートドローンのアイレンズは精密にして広範な、非常に高性能の視覚能力を有することが判明した。
****多分。
*****そして死ぬ。


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