[GW Webstore Blog] 28 July 2016

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

GW公式ブログを翻訳。

今回の内容はバトルトームからインスピレーションを受けたナラティヴ・プレイのバトルレポートと、<灰の王>用非公式ウォースクロールについてです。


THURSDAY 28 JULY 2016

マンティコア・ゲートの戦い

僕達はジェネラル・ハンドブックから徹底的にインスピレーションを受けているが、そのなかでもナラティヴ・プレイの鼓手ことGaryを超えるものはいないだろう。オフィスで毎週恒例のゲームズ・ナイトの中で生まれた記念すべき戦いは、バトルトーム:アイアンジョウの以下のような物語を基にしている。

1XL(68)

アイアンジョウたちの「工芸品」は常に完璧である。彼らの芸術破壊行為の中でも最も有名なものの1つが、<全なる門>へと通ずる<マンティコアの領域門>を見下ろすように建てられたアーケィオンの彫像に対する改造である。この領域門はそれぞれ異なる戦部族の手によって三度陥落した。一回目の時は、かの<永久に選ばれし者>の兜がゴルク神のニヤケ顔へと掘り直され、アーケイオンはこれの修理を警護させるために軍勢を送り込んだ。二回目は、像の頭部が完全に切り倒されたのち、巨大な木製のグロットの頭に置き換えられた。激怒したアーケィオンはマンティコアの要塞を拡張するよう命じた。三度目の時、アイアンジョウは要塞の壁を完全に打ち倒し、アーケィオンの斃れた彫像の上に荒削りなゴルク神の聖像を打ち立てた。現在、新たなる渾沌卿がマンティコア要塞の修理を指揮し、はるか遠くにオールクの太鼓が鳴り響く荒野のほうを目を凝らして見つめている。

ゴルドラックはマンティコア要塞の再征服に大きな悦びを感じていた。「トゲトゲ野郎」どもがこれを取り返すために戻ってくるだろうというのはゴルドラックにはお見通しだった。奴らが送ってくる軍勢は回を増すごとに大規模となっていき、今回ばかりはさすがの彼も、この大喧嘩に参加する価値が有ると感じていた。

2XL(60)

マンティコア要塞陥落の報がアーケィオンに届いた際、彼の怒りは見るもの全てを戦慄させたと言われている。彼は<灰の王>を派遣し、恥知らずなるオールクどもを粉々にし、彼みずからの栄光の証の上に建てられた目障りなる偶像を打ち倒すよう命じた。

自らの目的を前へと進めるため、ゴーントサモナーたるスクリィ=ル=レックスがガウルへと向かうカゼクに帯同した。彼はアーケィオンに、彼の存在が勝利を確実にするであろうと囁いたのだ。だがスクリィ=ル=レックスは密かにカゼクを侮蔑しており、かのコーン・ロードの断末魔をこの目で観たいと望んでいた。

3XL(46)

要塞の周囲に陣取っていたオールクたちにとってカゼクの襲来は予期せぬ出来事であり、カゼク率いる流血のロッジの戦士たちはサモナーの地獄門の安全を脅かす者どもすみやかに追い散らした。もし<灰の王>が自らの憤怒によって思慮を失ってさえいなければ、要塞に詰めているオールクたちが先ほど追い散らした者どもとは格が違うということに気づいたはずだ。重装備にして巨大なブルートたちは壁の上に陣取り、戦いの準備を万端整えていた。カゼクが自らの軍勢を無謀に突っ込ませると、多くの渾沌の戦士たちが壁を突破するために死んでいった。

4XL(19)

渾沌の軍勢が突撃するとともに髑髏で出来た陸橋が地面よりせり上がり、渾沌の騎兵をマンティコア要塞の壁上へと導いた。ゴルドラックは自軍のブルートがスカルクラッシャーの突撃を前に潰走するのを見て不満の叫びを上げたが、御自ら壁上に登って目障りな侵入者を斧の嵐と耳をつんざく怒鳴り声で一掃すると、彼の機嫌もすぐに収まった。見晴らしの開けた壁上からは、巨大なドラゴンにまたがって彼の元へ飛んでこようとする渾沌の軍勢の親玉の姿を見ることが出来た。ついに彼みずから闘うに値する相手が現れたのだろうか。

5XL(12)

不幸にも、この戦いはてんで期待はずれだった。ビッグティーフは哀れな騎獣を引き裂き、騎乗者の攻撃はゴルドラックの鎧を前にあっさり弾き返された。<スマッシャ>と<カニン>による複合攻撃はあっさりと的に敵に止めを刺し、ゴルドラックがマンティコア要塞の方へ向き直るとそこには彼のいくさ旗がいまだ高々と翻っていた。次はもう少しマシな犬ッコロがこの要塞を取りに来て欲しいと彼は思った。さもなくばゴルドラックはブチのめす相手をわざわざ他に探しに行かねばならなくなる。

スクリィ=ル=レックスは両軍の将による決闘を見届けるとサメのような笑みを浮かべた。彼はいつでもその闘いに割って入ることが出来たが、<灰の王>が斃れるのを待ってから行動へと移った。自らの杖を前にかざし、焼けつくようなビーム光線をゴルドラックに解き放ったのだ。玉虫色の稲妻はビッグトゥーフの脇腹を穿ち、獣じみた苦痛の叫びを上げさせた。ゴルドラックはゴーントサモナーの方へ振り返りこれを睨むと、ビッグトゥールを蹴飛ばして向き直らせ、かの妖術師に決闘を怒鳴りこんだ。スクリィ=ル=レックスはかぶりを振ると、甲高い笑い声を上げながら近くの領域門へと逃げ去り、彼の主人の元へと戻った。スクリィ=ル=レックスの頭のなかではすでに、この戦いの物語を彼自身の利益へと転換する算段がついていた……。

何人かウェブチームを生け贄に捧げる必要があったけど、僕のルール執筆者召喚スペルは成功し、彼のためのウォースクロールを手に入れることができた。

ルールディーモンたるジェームズは「非公式ルール」だの「マッチ・プレイでは使用不可」だのぶつぶつ言ってたけど、僕はなんとか彼の鉤爪からウォースクロールをもぎ取り、彼を渾沌の領域へと追い返すことが出来たよ。

もし君が自分のナラティヴ・プレイやオープン・プレイで<灰の王>を使いたいなら、ウォースクロールはここでダウンロード可能だ。

Author: Gary & Jamie


スポンサーリンク
広告1
広告1

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする