GW公式ページのブログを毎日翻訳してみようという無茶企画。
今回の内容はダイスにまつわるJamie氏の思い出話について。
ダイスが大好き(大嫌い)!
ゲームをプレイするときみんな自分のダイスを使ってるはずだ。僕かい? 僕もたくさんの種類のダイスセットを持っていて、しかも季節のようにメインで使うダイスは次々に入れ替わっていくんだ。今は上のダイスを使ってるけど堪忍袋の緒はもう擦り切れそうだよ。今日はこの気まぐれな運命の立方体について二つばかり体験をお話ししようと思う。
全ては1990年、親友の家の庭先で始まった。そのとき僕はWarhammer 40,000のイントロゲームを受けている最中で、文字通り精神が吹っ飛ぶぐらいの衝撃を受けていた。ランドレイダーとターミネイター2ユニットがDaveのママの石庭で苦しい死闘を繰り広げていた光景を今でも鮮明に覚えているよ。ランドレイダーが獲物に近づくと、不注意なるターミネイターたちをラスキャノンで一気に狙い撃ちにした。黄色いパンジーの後ろからサイクロンミサイルランチャーで打ち返すも鎧われし巨獣の装甲をへこまされるには至らなかった。運命の瞬間が訪れるまでは……。
サイクロンミサイルランチャーが再び火を吹くと、この時ばかりはダイスの神々もランドレイダーが美しき石庭に居座りすぎたと思ったのか、振ったダイスはティーンチ神お気に入りの春の花々の中に散らばってしまった。Daveがいくつか追加でダイスを手渡してくれて、おしえられた通りにそれを振り、そしてまた振った。2セット目のダイスロールは対戦相手だったRobの顔色を劇的に変化させた。3秒もしないうちに彼の表情はそれまでの気取った笑みから十代におなじみの哀れな無表情へと変わった。彼が信じられないといったようにちょっとした叫び声をあげていたのも思い出すよ。Daveは僕がなんと強大なるランドレイダーを破壊したと教えてくれ、一方Robは僕のビギナーズラックについてぶつぶつ不平を言っていた。このゲームこそが、運命をつかさどる立方体の宝石と僕が行った最初の陶酔的なやり取りだった。
それ以来僕はダイスを振っては大喜びしたり、あるいは自分の運のなさを呪ったりした。でも前者のほうが多かったよ、本当だって。最近遊んだAge of Sigmarのゲームではアーマーセーブの出目が今まで見たこともないほどのひどい有様で、あまりの信じられなさに笑いがオフィス中にこだましたよ。上の写真はその時のダイス目のほんの一部だ。これによって我がとっておきのモーンファングキャバルリーは死に至り、定命の領域門は混沌の軍勢の手に落ちた。戦場での出来事を忘れられないものにしてくれるこうしたダイスロールは、モデルの生き死ににかかわるもの以外にも存在する。
運命のダイスをもたらすのは他ならぬ<運命の紡ぎ手>カイロスその人だ。この絡み合う宿命の主は運命の撚糸を支配しており、多くのゲーマーがダイスの出目を彼にゆだねる。マイティロード・オブ・コーンの斧で対戦相手のジェネラルを<歪み>に送り返そうという時に祈るべき相手でもあるし、6ターン目にスターンガード・ベテランをのせたライノを作戦目標地点に辿り着かせるための強行突破判定のダイスを振るときに我々が呼び出すのも彼だ。
僕はダイスに運命を託すたび、カイロスのことを心を込めて貶したり褒め称えたりしてきた。そしてそうしたダイスの結果を生み出してくれることについて彼に感謝してもいる。ダイスは我々のゲームに忘れがたい一瞬をもたらし、そしてミニチュアコレクションと同様に、コレクションする価値のある代物だ。
Author: Jamie