GW公式ブログを翻訳。 今回の内容は新年に登場する『コデックス:ケイオスディーモン』の中から、スラーネッシュ・ディーモンのルール考察です。
陣営考察:スラーネッシュ・ディーモン
スラーネッシュは渾沌神の中で最も年若い存在だが、しかしその誕生によって41千年紀世界に一躍その名を刻んだといえる(人類の〈帝国〉を滅ぼすための渾沌神たちの試みはすでに一万年続いているけど、スラーネッシュはアエルダリ古王国を午後のおやつに平らげてしまったからね)。
スラーネッシュの『悪魔の力場』は自軍と敵との距離を驚異的な勢いで詰めることを可能とする。そもそもの機動力も相まって、君のユニットたちは敵が反応するより早く敵陣を蹂躙し、射撃武器の不足という欠点を大いに補うだろう。
スラーネッシュ:迅速の力場
スラーネッシュに仕えしこのディーモンは、信じがたいほどの優雅さと迅速さで戦場を舞い進む。彼女らは一瞬のうちに狩り場へと近づくと、驚きと混乱に包まれた敵へと襲いかかり、病的な悦びを存分に味わう。
自軍側突撃フェイズ時、『迅速の力場』を有する味方兵の6mv以内にいるあらゆるスラーネッシュ・ディーモンユニットは、たとえ自軍側移動フェイズに全力移動をしていたとしても突撃を宣言することが可能である。
スラーネッシュ・ディーモンのイチオシはやはりキャラクターだ。ヘラルドからキーパー・オヴ・シークレットに至るまで、強力なアーティファクトやウォーロード能力がふんだんに用意されている。例えば『悦楽の烙印』(訳注:詳細不明)はキャラクターや大型モンスターを多数抱えるアーミーに対して絶大な効果を発揮する。ティラニッド・アーミーや、複数の連隊付補佐官を組み込んだアストラ・ミリタルムなどは格好の標的といえるだろう。
本書に収録されているスラーネッシュ固有のウォーロード能力『水銀の如き決闘者』を用いれば、キーパー・オヴ・シークレットを素晴らしきキャラクター暗殺要員に変えることも可能であり、あるいは他の能力を選択すればこれを難攻不落のサポートユニットにすることもできる。ウォーロード能力として『魅了のオーラ』を選択すれば、周囲の敵ユニットの白兵戦能力は格段に低下することだろう。
水銀の如き決闘者
このディーモンは卓越した武技と優雅さをもって敵の代理戦士と対決する。
白兵戦フェイズ時、このウォーロードはキャラクターに対する攻撃の失敗したヒットロールとダメージロールをすべてリロールできる。
魅惑のオーラ
たとえ規律を重んじる戦士であろうとも、このディーモンが放つ偽りの魅力を無視することはできず、これに屈服した者は戦意を失い、幻惑の中でぼんやりと立ち尽くしてしまう。
このウォーロードの6mv以内にいる敵兵は【回】に-1の修正を受ける(最小1)。このアビリティは敵ビークルには効果を発揮しない。
スラーネッシュの従僕たちにはさらに新しいサイキック能力の数々も与えられている。中でも面白いのが『めくるめく幻影』であり、これは広範囲の敵の【気】を減少させることが可能である。これ単体ではさほど強力とは思えないかもしれないが、しかし【気】を下げる能力を持った他のユニット、例えばベ=ラコォールや大逆者のナイトロードなど、を組み合わせることで、戦意フェイズに潰走する兵は激増するはずだ。
めくるめく幻影
このサイカーが生み出す幻影の数々は敵を恐怖させ、同時に誘惑する。
発動に成功した場合、次のサイキックフェイズ開始時まで、術者の12mv以内にいる間、敵ユニットの【気】は-1の修正を受ける。
脚光を浴びたのはキャラクターだけではない。スラーネッシュアーミーには、一般歩兵を強化するための様々なオプションも用意されているのだ。デモネットは迅速にして高い攻撃力を持つが、しかし反撃を受けた際の耐久力に不安を抱えてもいる。しかしコデックスで新登場した策略『服従のオーラを用いれば、敵の強力なユニット相手でも自軍の生存率は大きく高まるだろう。あるいは『法悦の御旗』(訳注:詳細不明)を用いれば反撃のすきを与えることなく敵を引き裂くことも可能となる!
服従のオーラ
スラーネッシュ・ディーモン専用策略
スラーネッシュに仇なす者どもの心に、邪悪なる囁きがもたらされる。武器を下ろし、抵抗を止めれば素晴らしき快楽が約束されると……。
任意の白兵戦フェイズ開始時にこの策略を発動可能。発動した場合、自軍のスラーネッシュ・ディーモン・ユニットを1個選択せよ。このフェイズの終了時まで、選択されたユニットの3mv以内にいる敵ユニットはそれぞれ【回】に-1の修正を受ける(最小1)。
まとめると、スラーネッシュ・アーミーは機動力に優れ、白兵戦では圧倒的な攻撃力を発揮する。41千年紀を機動力と攻撃力で支配したいというプレイヤーにはうってつけである。『コデックス:ケイオスディーモン』は今週末に予約開始だ。コデックスの到来を待つ間、『スタートコレクティング! スラーネッシュ・ディーモン』で早速コレクションを始めてみよう。