[Warhammer Community]陣営考察:ナーグル・ディーモン

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GW公式ブログを翻訳。 今回の内容は新年に登場する『コデックス:ケイオスディーモン』の中から、ナーグル・ディーモンのルール考察です。


Posted 04/01/2018

陣営考察:ナーグル・ディーモン

去年の夏、〈悪疫の神〉の軍勢にデスガードという定命の従僕が加わったことで、ナーグル神ファンの皆はこの数ヶ月、楽しい日々を過ごしてきたんじゃないかな? そして今、ナーグルのディーモンも彼らと同様に、独自のアーミー能力、ヘルフォージド・アーティファクト、策略、そして新ユニットの数々を迎えるに至った。

以前お話したとおり、ナーグル・ディーモンのみで構成されたデタッチメントには『病毒の力場』という新アビリティが付与される。ナーグルのプレイヤーはこれまで通りの高い耐久力に加え、それに匹敵するほどの強力な攻撃ボーナスも得られるようになったのだ。

ナーグル:病毒の力場

ナーグル神に仕えしこのディーモンは悪疫と死病のオーラにその身を包まれており、その病毒は周囲のあらゆる物を蝕む。これによって彼らの爪や刃は三重に熟せし疫病に浸されており、わずかに触れただけでも定命の者ならば瞬く間にその命を奪われるだろう。

『病毒の力場』を有する味方兵の6mv以内にいるナーグル・ディーモンユニットがダメージロール結果で6+を出した場合、そのヒットの【ダメージ値】は+1の修正を受ける。

例えば、ナーグルの基本ユニットであるプレーグベアラーは、あらゆるナーグル・アーミーの強力な中核を成すユニットだが、いまやその素晴らしい耐久力に、策略、支援アビリティ、そして悪魔の力場によって強化された攻撃力が加わることとなるのだ。

一例を上げれば、『悪疫の御旗』は1ターンの間、ナーグル・ユニット1個に圧倒的なダメージボーナスをもたらす策略であり、『病毒の力場』との相性も抜群だ。

悪疫の御旗

ナーグル・ディーモン専用策略
むせ返るような疫病のオーラがこの旗を覆っているため、周囲の錆びついた刃にはさらなる汚濁や病毒が染み込むこととなる。

バトル開始前にこの策略を発動可能。発動した場合、自軍のナーグルの兵のうち、渾沌の軍旗を装備している兵を1体選択せよ。その渾沌の軍旗は悪疫の御旗へとアップグレードされる。悪疫の御旗は、渾沌の軍旗としての通常の効果に加え、バトル中1回、装備者のユニットが白兵戦を行う直前のタイミングでその力を解放することが可能である。力を解放した場合、そのフェイズの終了時まで、装備者のユニット内の各兵が装備している全てのプレーグソードの【ダメージ値】は2に向上する。

それに加え、スポイルポクス・スクリヴナーを戦場に配置することもプレーグベアラーの強化に大いに役立つ。『コデックス:ケイオスディーモン』で新たに追加されたこの兵は、部下たちが勘定を怠けないよう絶え間なく罵り続けることで、インファントリーの戦闘能力を向上させるのだ。ゲームにおいて、スポイルポクス・スクリヴナーは味方のヒット確率を向上させ、これまで作戦目標マーカーの確保要員や弾除けとして用いられてきたユニットを、強力な攻撃用ユニットへと転換させられるようになった。

勘定を続けろ! 貴様らの仕事はまだ終わっていないぞ!:プレーグベアラー・ユニットの6mv以内にこのアビリティを持った味方兵が1体以上存在する場合、そのユニットが行う攻撃はヒットロール結果に+1の修正を受ける。 それに加え、プレーグベアラー・ユニットの6mv以内にこのアビリティを持った味方兵が1体以上存在する場合、そのユニット内の兵がヒットロール結果で7+を出すたびに、その兵は同じ対象に同じ武器でただちに1回の追加攻撃を行うことが可能である(この追加攻撃がさらなる追加攻撃を生み出すことはない)。

新コデックスではさらに、定命の諸領域ではすでにおなじみとなったナーグルの英雄が41千年紀へと襲来する(渾沌の性質は摩訶不思議だ……)。ホーティキュラス・スライマクスをディーモンアーミーで使用することが可能となり、彼は君のアーミーをその穢らわしきやり方で彩ってくれうことだろう。まず、この偉大なる栽培者は周囲のビースト・オヴ・ナーグルに強力なボーナスをもたらし、さらにこのディーモンは移動フェイズのたびに穢らわしき洞樹を配置することが可能なのだ。これにより戦場は瞬く間におぞましき密林へと変貌するだろう。

獣使い:ホーティキュラス・スライマクスの6mv以内にいるビースト・オヴ・ナーグルの味方ユニットは、失敗した突撃ロールをリロールできる。それに加え、ホーティキュラス・スライマクスの12mv以内にいるビースト・オヴ・ナーグルの味方ユニットは、あらゆるヒットロール結果に+1の修正を受ける。

ナーグルの庭園を拓こうぞ:自軍側移動フェイズ終了時、プレイヤーは穢らわしき洞樹1個を新しくアーミーに加えることが可能である。その際は、ホーティキュラス・スライマクスの3mv以内、かつそれ以外のあらゆる兵や情景モデルから1mvより遠く離れた位置にこれを配置すること。ホーティキュラス・スライマクスがこのターンに召喚儀式を行っていた場合、このアビリティを使用することは出来ない。

穢らわしき洞樹は、アーミーの防御施設スロットを使用する新たな情景モデルである。戦場において、穢らわしき洞樹は味方のナーグル・ユニットに強力なカバーセーブをもたらすことで、鬼門である敵の第1ターンの攻撃から彼らを守る。そして君のアーミーが反撃する際は、全力移動と突撃(さらに射撃も!)を同一ターンに行えるようにすることで、鈍重なナーグル・ユニットに驚くほどの敏捷さを与えることができる。

蝿のとばり:穢らわしき洞樹の7mv以内に完全に収まっているすべてのナーグル・ディーモン・ユニット(ビークルモンスターは除く)は、遮蔽物によるボーナスを得ることができ、さらにこれによるセーヴィング結果へのボーナスは+1ではなく+2となる(ただしスペシャルセーヴィングは遮蔽物によるボーナスを得られないことに注意せよ)。

悪疫の鐘が鳴り響く:自軍側ターン開始時に、1個以上の穢らわしき洞樹の7mv以内に居たナーグル・ディーモン・ユニットは、このターンにたとえ退却や全力移動を行ったとしても、射撃や突撃を行うことが可能である。

最後に、グレート・アンクリーン・ワンはナーグル・アーミーを率いるリーダーとしては理想的な選択肢だ。自軍のグレート・アンクリーン・ワンは、新しいサイキックパワーやウォーロード能力、アーティファクトやウォーギアによってあらゆる役割に応じたカスタマイズを施すことが可能である。特に凶悪なオプションとしてあげられるのが、『腐れ病の大角』(訳注:角笛である可能性も高いですが、crownするものであることからここでは大角としました)だろう。このアーティファクトを装備した兵が敵を倒すたび、周囲のプレーグベアラー・ユニットは兵数が増強されていくのだ。

腐れ病の大角

ナーグルの腐れ病の力を宿せしこの大角を戴くディーモンによって屠られし者には、死の安息すらも許されることはない。ナーグルの腐れ病がもたらす苦痛によってその魂は穢され、その肉体も瞬く間に萎び、変貌していく。そして犠牲者の変わり果てた遺骸はふたたび立ち上がると、よろめきながらプレーグベアラーの一団へと加わるのだ。

ナーグルの兵のみ装備可能。白兵戦フェイズ時、この兵の7mv以内にプレーグベアラー・ユニットが1個以上いる状態で、装備者が敵兵を1体倒すたびにD6をロールせよ。ロール結果が4+ならば、周囲のプレーグベアラー・ユニットのうち1個に、1体のプレーグベアラーが追加される。

まとめると、ナーグル・アーミーは強靭にして揺るぎ無く、優れたインファントリー・ユニットとカスタマイズ性に優れたキャラクターの組み合わせのお陰で白兵戦に恐ろしく長けている。ナーグル・アーミーの完全なルールは、今週末に予約開始となる『コデックス:ケイオスディーモン』で手に入れることが可能だ。それはそうと、ナーグル・アーミーを始めるつもりなら、スタートコレクティング!セットを使わない手はないよね?


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