〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回はダークエンジェル戦団への適切な接し方をご紹介。
A Guest Column from the Dark Angels
暗き天使によるゲストコラム
傾注せよ、兵士諸君!
今週、諸君にはまたとない機会が与えられる。知っての通り、諸君はこれより、〈戦闘者〉の中でも最も長い歴史と栄光を有する戦団の1つであるダークエンジェル戦団と同じ戦域に駐留するのだ。我々は当初これらの貴き戦士たちと共に戦う上での注意点を執筆する予定であったが、しかし光栄にも尋問教戒官ザカリアス閣下自らより手引きを賜ることとなった。なお、文意の明確化の必要性から本紙編集部により幾つかの注釈を加えている。
ごきげんよう、定命の者よ。
恐れる必要はない*。暗き天使は汝らの手助けをするためにここにいるのだから。
我らの信念**は必ずや勝利を導くことであろう。
1: 我らに話しかけることなかれ
汝らの中には何らかの質問を投げかけたいと思う者もいるであるが、しかし我らは戦闘に集中しているためそれに答えることは出来ない***。
2: テレポートの光に注意せよ
戦闘中は、テレポートの前兆である発光現象に注意し、到着地点に居合わせぬよう努力せよ****。
3: 我らの行動を記録することなかれ
いかなる理由があろうともだ*****。
以上だ、兵士諸君。
素晴らしいお言葉であったな、兵士諸君! 叡智を我々に賜りし皇帝陛下とその従僕を讃えよ! なお今号のレジメンタルスタンダードにはスペースマリーンの言葉が収められており、それゆえ公式に聖典として分類されている(グレード4、レシティシアス級)。諸君に頒布されている本紙が損壊された場合、意図的なものであるかを問わず聖遺物破壊および冒涜の罪で処罰されるため注意するように******。
幸運を祈る!
++ 本日の思索:大逆者に救済の余地はなし ++
* レジメンタル・スタンダードによる注記:皇帝陛下の裁きに対しては変わることなき恐怖を抱き続けること。
** レジメンタル・スタンダードによる注記:特定の反動的な情報源による流言は誤りであり、〈戦闘者〉は神なる皇帝陛下に対して完全に宗教的かつ非世俗的な信仰心を抱いている。
*** レジメンタル・スタンダードによる注記:ダークエンジェルが収めてきた数々の勝利の物語については諸君らも容易にアクセス可能であり、代表的なものとしては[削除済]、[削除済]、『異種族工作員の陰謀による惑星キャリバン崩壊:第一巻』、そして[削除済]などがある。
**** レジメンタル・スタンダードによる注記:2つの物体が同じ地点に存在することによって燃焼性物理飛散現象が生じた場合、戦団の労奴がデスウィングの骨色の滅殺者装甲服から汚れを取り除くまでに数週間の期間を要する。なおこうした事故による物質的損失は、諸君の最近縁者の工場労働ノルマに上乗せされるということを忘れないように。
***** レジメンタル・スタンダードによる注記:この機会に思い出や写真記録を作っておきたいという諸君の気持ちは理解できる。しかし彼らダークエンジェルの任務の隠密性を守ることもまた不可欠なのである。それらの代わりとして、我が軍の勇敢なる戦場が形が自らの命や体を危険に晒しながらも製作した壮麗なる絵画の数々を見るとよいだろう。これらは来るべき戦いがどのようなものになるかを克明に描いている。
****** 今号は胸元に忍ばせておくことを推奨する。皇帝陛下の御子らの言葉が刻まれた本紙は、不壊なるフラックアーマーと同じく敵の銃火を逸らす効果を発揮することだろう。