[Regimental-Standard] #68 レイヴァーを恐れるなかれ

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〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は〈戦闘者〉の心強い味方をご紹介。


Don’t Fear the Reiver

レイヴァーを恐れるなかれ

落ち着きたまえ、兵士諸君!

〈戦闘者〉よりの増援が諸君の戦域に到着した。そして諸君らの中には運良くすでに彼らと出会った者もいるやもしれない! 「敵要塞へ突撃を行ったが、そこには夥しい流血のみが残されていた」だとか「塹壕にこもっていた敵が、なぜか突然壊走し始めた」などといった事態に遭遇した場合、それはレイヴァーがその戦場にいたからに違いあるまい。

〈戦闘者〉は「恐怖を知らざる者」として知られているが、敵は彼らの存在に大いに恐れおののくだろう! レイヴァーの目的は、急襲戦術と先進的な訓練によって、敵の恐怖を喚起することにある。諸君が彼らと直接遭遇することは稀であるだろうが、パワーアーマーに身を包み、髑髏の文様で顔を覆った巨人と真夜中に遭遇したとしたら、両手を広げて歓迎しよう。――おそらく彼はレイヴァーだ*。

彼らの外見はたしかに恐ろしいが、しかし皇帝陛下に仕える模範的な戦士を恐れる必要はどこにもない。常に以下のアドバイスに従うこと**。

耳栓を使え!

敵の聴覚を撹乱するため、レイヴァーはヴォクス増幅された雄叫びと音波兵器を用いる。残念ながら、叛逆者の大逆に堕落せし鼓膜と、帝国防衛軍の忠勇なる兵士が有する祝福されし鼓膜の間に構造的差異はあまり存在しない。耳栓を用いて聴覚への被害から身を守る事。耳栓が支給されていない場合、予備の靴下を用いれば十分だろう***。

降下地点を空けよ!

レイヴァーによる支援が予想される場合、開けた降下地点を確保しておくこと。降下時刻までに開けた降下地点を確保できなかった場合、床に横たわり、レイヴァーが着地するための柔らかく平らな地面を生み出すこと。

強固な意志と強固な胃腸を保て!

敵歩兵部隊が木々のざわめきにさえ心の底から震え上がっていたとしても、警戒の必要はない。脅かされているのは彼奴らであり、諸君ではないのだ。諸君らは何の心配もいらない。もし新兵がこうした状況に不安を感じているようならば、温かいタンナ茶を一杯振る舞ってやり、臆病者に与えられる刑罰のことを教えてやれば、どんなに繊細な胃腸の持ち主でも立ち直るはずだ****。

本日は以上だ、兵士諸君! レイヴァーは諸君の友であり、味方である――ただ彼らのために道を空けておこう。

本日の思索:
「失敗の他に恐れるものなどなし」

* 同時に以下の特徴(ヘルメットに赤い翼飾りがついている、生皮を身に着けている、邪悪な光で輝いている)も見受けられる場合、ただちに帝国歩兵危機識別野戦教本第49版第2巻17.a66.4111項ヘレティカス・マジョリス(改訂版)を参照せよ。
** 可能ならば、安全のため最低13フィート(=4メートル)ほど離れておくことを推奨する。
*** もし諸君が聴覚を恒久的に喪失したとしても、心配は無用だ! 帝国防衛軍にはそのような諸君にうってつけの職務が用意されている。詳細については以下の戦意高揚パンフレット114//c『なんて言った? 砲兵部隊向け手話ガイド』を参照せよ。
**** なお戦場における嘔吐は、貴重な糧食を無駄にした罪で笞打ち刑の対象となる。


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