[Regimental-Standard] #35 亜人と私

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<帝国>視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は頼もしき親類との接し方をご紹介。


The Abhuman and You

亜人と私

傾注したまえ、兵士諸君。

本日、我々は諸君らに寛容の精神を学んでもらうことになる。なぜなら諸君らは来るべき戦役において亜人義勇軍と共に戦うこととなるからだ*。

諸君らも知っての通り、<帝国>では数百万の惑星の多様な文化が混ざり合い、豊かな多文化共生社会**を形成している。そうした惑星の中には、気候、重力、環境といった要因が、古き良き地球の基準から大きく外れた惑星も存在するのだ。そうした惑星においては、しばしば住民は生存のために亜人的変異を遂げることとなる。

こうした変異の悪い面を見るよりもむしろ、人類という種が今なお銀河最高の適応力や耐久力、そして知性や進化を証明し続けているという事実***を我々は祝福すべきだろう。

こうした変異に対して不信の念が抱かれるのは仕方のないことだ。自然な適応によって生じた良性の変異(すなわち亜人)と、より邪悪な力の影響によって生じた堕落(すなわち非認定変異体)を区別することは時に困難なものとなるからである。

しかしながら帝国兵務局の高潔なる職員たちは、諸君らが亜人たちと接する上での助けとなるよう以下の手引きを作成したのである。

オグリン
忠実なる守護者

オグリンはまごうことなき人類の血統を持ち、帝国防衛軍匂いて代え難き戦力を構成している。彼らの体格と筋力は異種族や異端者たちとの戦いにおいて大いに助けとなるだろう。

オグリンの出身惑星はいずれも高重力下にある。その容貌や特徴は惑星によって千差万別であるが、いずれも厚い筋肉に覆われ、平均的人類****よりも極度に大きな体格を有している。オグリンは皇帝陛下より、肉体と精神の両面における重厚さを賜っている。一見すると彼らは幼稚であるが、しかし死すらも恐れぬ忠実さを持ち、突撃歩兵や護衛官として素晴らしき適性を有しているのだ。

推奨:
オグリンとコミュニケーションを行う必要がある際は、なるべく簡単で短い言葉を用いよ。
射撃を受けた際は、オグリンを戦術的遮蔽物として活用せよ*****。

注意:
オグリンを単独で閉所に閉じ込めてはならない。

ラットリング
狡猾なる潜入者

体力や身長の面では平均的人類に劣るものの、ラットリングの戦力を過小評価してはならない。ラットリングは浸透戦術に秀で、卓越した射撃手でもある。これこそ皇帝陛下があらゆる帝国臣民に役目をお与えになったということの動かぬ証拠である。

推奨:
この小さな英雄たちに敬意と礼節をもって接すること。

注意:
貴重品を放置しないこと。
射撃の際に彼らの頭を銃架として使用しないこと。

非認定変異体
不浄なる力の産物

認定亜人は、たとえどれほど異質に見えたとしても、今なお人類の誠実なる近縁種としての特徴を有し続けている。一方邪悪なる非認定変異体は<歪み>のエネルギーや異種族による遺伝子汚染を受け、もはや人類としての尊厳を一切有していない。これらの怪物は軽蔑すべき存在であり、速やかに駆除されなければならない。

多すぎる腕、ツノ、鱗などを見逃すな! これらは全て紛れもなき堕落の兆候である。

推奨
命令を受けた際には速やかにこれらの変異者を討滅せよ。彼奴等を人間であるなどとは考えてはならない。変異体は存在そのものが皇帝陛下に対する大逆なのだ。

注意:
変異体と馴れ合ったり、会話したり、あまり長く視認してはならない。堕落が諸君に伝染する恐れがある!

この手引きは必ずや諸君の助けとなるはずだ。今や諸君は新たなる団結の精神とともに前進し、異端者への戦いをともに進めるのである。

本日の思索:
『我々はみな皇帝陛下の偉大なる計画の一部なのである』

*諸君に許された寛容はこれが限度である。
**当然ながら帝国宗務局と帝国聖協会の認める範囲内でということだ。この範囲を外れたものは皆大逆者である。全て焼き捨てよ!
***異種族に遭遇した経験がある者にとって、人類の優越性は言うまでもなく明らかであろう。
****これらの特徴は死の惑星出身の戦士(カタチアンなど)にも当てはまるが、彼らとオグリンとはしっかり区別すること。さもなくばカタチアン・ファングによって負傷する可能性がある。
*****彼らの背後に隠れること。大型の防弾盾を装備した個体の後ろが望ましい。


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