[Regimental-Standard] #101 聖ジェンキンスの祭日

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〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回はあの伝説的兵士の祭日をご紹介。


Announcing Saint Jenkins’ Day

聖ジェンキンスの祭日

素晴らしいニュースだ、兵士諸君!

予期せぬ遅れ*はあったものの、今回我々は満を持して、史上最も愛されている帝国防衛軍兵士の列聖を発表する。言うまでもなく、これはジェンキンス大佐**のことを指している。彼こそは勇気と上官への従順さを兼ね備えた帝国防衛軍兵士の鑑ともいうべき存在であった。ジェンキンス大佐の勇敢なる自己犠牲を称えるため、聖ジェンキンスの祭日が設定されたのだ。

しかし同時に幾つか考慮すべき問題があるというのも確かだ。標準地球年は365日しかなく、〈帝国〉には数え切れぬほどの聖人が存在する。帝国防衛軍の一大佐に過ぎぬ彼に丸一日の祭日を与えるというのは、かの伝説的なオリアヌス・パイアス(訳注:帝殿防衛戦において皇帝を守るために殉死したとされる帝国軍兵士。現行の小説シリーズだと不死者(Perpetual)で皇帝よりも昔から生きていたうえに「カセリック」教徒というなんかすごいことになっている)でもない限り、至高卿や〈戦闘者〉、異端審問官、伝道師やその他の自らの記念日を有する英雄たちへの非礼として受け取られるやもしれない。

それゆえ聖ジェンキンスの祭日は、正式には「連隊の戦果と帝国宗務局内におけるジェンキンス派の政治的影響力に基づいて連隊付政治将校の裁量により授与される聖ジェンキンスの4.5分間内省」として行われる。

聖ジェンキンスの祭「日」***中、諸君は通常以上の熱意を持って任務に当たることと、かの名高き帝国防衛軍兵士の模範的性質について戦友と語り合うことが許可される。与えられた聖ジェンキンスの祭日終了後も、他の祝賀と重ならない限り****はこれを続けることが可能だ。

諸君がこの祝賀を大いに満喫してくれることを願っている!*****


* 具体的には、総主長ロブート・グィリマン閣下のご帰還、〈呪わしき傷跡〉の発生、惑星ケイディアにおける完全勝利、そして聖人祭日を帝国兵務局が設定するということに対する帝国宗務局の短期間ながらも激しい内部分裂によるものである。
** 当時二等兵であったジェンキンスに、帝国行政局没後戦時昇進部によって大佐の階級が授与された。
*** 上記参照
**** これについてさらなる情報が必要な場合は『帝国著名聖人集(要約版)第4760b巻:“断固たる”聖ジェニフィルと“憎悪に満ちし”聖ジェミネリウス』と参照せよ。改定とともに聖ジェンキンスはこの巻に収められる。
**** 不十分な満喫は、将来的に大逆審問が行われた際、敬虔さの欠如の証拠として用いられることとなる。


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