[Regimental-Standard] #18 ホルスの大逆にまつわるありがちな通説

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<帝国>視点で40k世界を解説しているRegimental-Standard.comから今回はホルスの大逆にまつわる隠された真実をご紹介。


Common Myths about the Horus Heresy

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ホルスの大逆にまつわるありがちな通説

諸君も一度は耳にしたことがあるであろう、いわゆる「ホルスの大逆」は一万年前に起きた出来事である。しかしこの出来事が重要なのは、これによって強大かつ全てを征服する<帝国>が形作られたということである。諸君の今日に至る奉仕も全てはここから始まっているのだ。

まさしく栄光に満ちた時代であった。人類の銀河における支配権は安泰であり、異種族はおろか渾沌の闇なる力すらも跪かせたのだ。

歴史上のあらゆる偉大な出来事がそうであるように、この時代に起きた出来事に関しても多くの噂や流言が存在する。ここに我々はあの時代に起きた出来事の真実を諸君に告げ、神話の霧を晴らしてみせよう。

通説 #1: ホルスはカリスマ的指導者であった

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大元帥ホルスがかつて有していた気高さは、彼奴の裏切りによって最後の一片に至るまで堕落し尽くしてしまった。ホルスによる破滅的な戦争が終わるまでに、彼奴の軍勢の多くはホルスに対して、彼奴らが背を向けた偉大なる皇帝陛下に匹敵するほどの軽蔑を抱くようになった。

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この大元帥の肖像を見よ。青ざめた容貌を、狂気に満ちた目を、病的な笑みを忘れるなかれ。

記憶せよ。軽蔑せよ。あらゆる大逆者に対してそうするように。

通説 #2: ホルスは優れた戦術家であった

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ホルスの大逆において、よりよく準備され、よりよい装備と練度を誇る忠誠篤き軍団は大元帥の軍勢を出し抜き続けた。これによりホルスは地球への無謀かつ破滅的な強襲を試みざるを得なくなったのである。彼奴が収めた数少ない勝利は全て欺瞞と裏切りの産物であり、そのどちらについても今日の<帝国>では何ら問題にはならない。これも全て政治将校団による絶え間ない努力の賜物である。

通説 #3: ホルスの地球攻撃はほとんど成功しかかっていた

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太陽系に対する強襲は、敗軍による破れかぶれの最後の賭けであった。この攻撃は(<帝国>に対する攻撃が常にそうであるように)インペリアルフィスト兵団の効果的な防御と、その他の忠誠派スペースマリーン兵団および帝国軍兵士の援護によってによって速やかに食い止められた。

通説 #4: 皇帝陛下の兵団の半数がホルスの側についた

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いくつかの大逆兵団やその総主長がホルスの側についたことは事実である。しかし彼らは疑いようもなく弱小兵団であり、インペリアルフィストやウルトラマリーン、そしてブラッドエンジェルといった高貴にして堕落の片鱗すらも有さない戦士達の輝かしい成功に嫉妬するあまり大逆へと加わったのだ。

通説 #5: 帝国軍の多くもホルスの側についた

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ほとんどあらゆる人類がホルスに対して立ち向かい、帝国軍はホルスの軍勢に対しいくつかの壊滅的打撃を与えた。その一例がタラーンにおける輝かしい勝利であり、そして強大なる英雄たちと勇敢なる戦士たちはインペリアルフィスト兵団とともにかの<帝殿>の防壁を守りぬいたのである。

Myth #6: 大逆兵団のスペースマリーンの多くが生き延びた

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ホルスの敗北に引き続いて行われた包括的な復讐劇を生き延びた兵団のスペースマリーンは精々20人程度*であると推定されている。彼奴らが生き延びたのは軟弱さと臆病さ故であり、地球における敗北から真っ先に逃げ出したことによるものだ。今日諸君が目にするかもしれないこのような大逆スペースマリーンは、当時の兵団の消えかかった影にすぎない。

Myth #7: ホルスの大逆のさなか、3つの忠誠派兵団が壊滅状態に陥った

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スペースマリーンに死傷者が出たのは確かである。しかしそのほとんどは大逆側のものだ。スペースマリーン戦団が今日に至るまで存続し、皇帝陛下の名のもとで高貴なる勤めを果たし続けていることが何よりの証拠である。

これにて諸君はホルスの大逆についての真実を知ったことになる。

もし諸君の戦友が何かこれと異なる主張をしているところを耳にしたならば、連隊付政治将校へと報告せよ。政治将校は彼らに対し真実を疑いなきものとするような追加の資料を提供するであろう。

本日の思索:
「忠誠はそれ自体が恩賞である。
裏切りはそれ自体が懲罰である」

*この数値は<帝国>による最も確かな推定値である。


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