[Regimental-Standard] #76 コノール戦役日誌、パート5:ドレンタール

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〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は惑星ドレンタールにおける戦いの様子をご紹介。


Konor War Diaries Part 5: Drenthal

コノール戦役日誌、パート5:ドレンタール

ごきげんよう、兵士諸君! 惑星ヴァニトーでの完全勝利は目前でしたが、私(とヴァニトーで生き延びた残存戦力のほとんど)は惑星から脱出し、ドレンタールへと再配置されました。これはあくまで仮定ですが、ヴァニトーにおける我々の働きがあまりにも顕著であったため、より緊急性の高い戦域に我々の能力が必要であると判断されたのでしょう。唯一名残惜しいことがあるとすれば、通信施設聖堂を近くで眺めることができず、さらに設計者に独占インタビューをする機会を逃してしまったということでしょうか。

私の想像では、この地の敵は既に降伏しているものかと思っておりました。波のごとく敵陣に押し寄せる我らが精鋭を前にして、奴らは既に怯えきっているに違いないと思ったのです。

しかし我らがこの地に立って気づいたのは、ドレンタールのような海洋惑星で戦う際には、あらゆる逃亡の誘惑から解き放たれるという利点があることに気づきました。深く、厳しく、しかしながら決して呪われても敵に汚染されてもいない海に囲まれて戦うことがいかに素晴らしいか、きっと驚くはずです。まるで惑星それ自体が政治将校殿であるかのように、厳格に、しかし愛情深く、常にボルトピストルで我々を勇気づけてくれるのですから。

我々はテネブラエル・ステーション・シグマに駐留しています。この海域の水質汚染は深刻であり、完全装備の兵士でさえ一瞬で壮絶に(そして絶叫が鳴り響く中で)分解されてしまうほどです。それゆえもし兵士が海に落ちそうになっているのを見かけたら、落ちそうになっている彼のラスガンとグレネードを回収するのを忘れないようにしてください*。こうして回収した物品は補給将校に提出しましょう。装備を10個提出するごとに、追加で半人分のリカフ配給と、上官からの評価を得られるでしょう。**

もし兵士諸君の任地にパイロットがいたとしても、彼らとの交流は避けたほうが無難です。彼らのほとんどはエンジン音に晒され続けた結果ほとんど耳が聞こえなくなっており、それゆえとんでもない大声で話す上、彼らの話にはしばしば奇妙な誇張が含まれています。例えば私などは帝国航空隊の士官が「機械の竜とドッグファイトをして勝った」であるとか「蝿のような羽が生え、大きな鎌を持った巨人の如き〈大逆者〉を見かけた」というような与太話を叫んでいるのを耳にしたことがあります。恐らくこの「モータリオン」とやらは異常成長したドレンタール原産の蚊の一種か何かでしょう。ディーモン化した総主長? それはまさしく語義矛盾というものです!

敵は物資不足ゆえ、武器の代わりに農具を用いる有様である。

実は私がドレンタールを訪問するのは二度目でして、前回の配属の際は帝国航空隊の訓練過程についての取材を行い、そのときにハンガーレン洋上要塞に駐留していました。正直に言って以前のハンガーレンはかなり混雑した街だったと言えます。もちろんそれは街の設計者のせいではなく、むしろ1日あたり30分の休憩時間のための完全睡眠カプセルが支給されているにもかかわらず、やたらと外を出歩きたがる住民の方に問題があるというべきでしょう。しかし敵の攻撃によって都市人口は大きく減少し、我々の連隊も観光を大いに楽しんでいます。本当ですよ? まあラスガンのスコープ越しにではありますが。

味方の増援がいまだ到着していないことから、多くの報道スタッフも自ら戦闘に参加する機会に恵まれています。我々の写真スタッフであるハロウェイ二等兵もよろめく感染者の群れに貪り食われるまで素晴らしい射撃の腕を披露していました。は勝利を目前にしながら脱走した罪で処刑されました。

大逆軍はこちらに迫りつつありますが、しかし我らは必ずや救出されるものと信じております。さきほどヴォクス通信にて特務機動部アルフィック・ヒドラ第55連隊が救出に向けて接近中との報が入りました。なので全ては順調です。あとは彼らの到着を待ちましょう。


素晴らしいニュースだった! 次回の報告がある頃には惑星ドレンタールにおける〈帝国〉の輝かしい勝利をお伝えできるだろう。幸運を祈る!

* 兵卒パーキンス、その際はくれぐれもピンから引っ張らないように。
** リカフの追加配給はこの戦役において〈帝国〉が勝利を得たあとで支給される。さあ戦うのだ、兵士諸君!
*** なお、調理スタッフや設備保守要員に対する戦闘任務免除は、死傷者数に対する人員調整のため廃止された。戦闘任務への再割り当ては必ずしもラスガンの支給を意味するわけではないが、しかし十分な戦闘能力があると判断された場合はコンバットナイフが支給される。


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