[Regimental-Standard] #46 新たなる大逆の落とし子、哀れなるその姿

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

<帝国>視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は渾沌の軍勢のささやかな新戦力をご紹介。


New traitor spawn creature – most pitiful yet

新たなる大逆の落とし子、哀れなるその姿

「大逆の軍勢に新種の大型敵性存在あり」との報告が前線より届いている。

この怪物は、報告によれば「鳥類のような形状をしているが、戦車よりも巨大である」とのことであり、恐らく敵軍は戦局を好転させようといういつもの無謀な試みによって、深刻な変異を被った獣を戦場へと投入したのであろう*。

兵士の中には、この敵性存在を、大逆の軍勢における高位の指揮個体ではないかと推測している者もいる(君のことだ、パーキンス)。このような憶測は、もちろん許容されるものではない。我々の生物学賢人チームの調査により、この怪物は家畜に対する遺伝子操作の失敗作であることが判明した。この怪物の知性は家畜と同等であり、その翼も飾りにすぎない。おそらくこの獣の祖先が持っていた翼が退化し、形だけが残ったのであろう。

この変異体は、訓練を積んだ兵士にとって大した脅威とはならない。そして諸君が行うべき最良の行動は、この惨めなる変異体をその苦しみから開放してやることだ。何発かの銃撃を頭部に叩き込めばそれで十分だろう。ときにこうした怪物は、あまりの愚かさ故に自分が殺されたことに気づかないこともある。よって念のために、ほかの兵士**(あるいはベインブレイド)と共同し、接近してとどめを刺すことを推奨する。

注意:この怪物は鳥類のような外見をしているが、決してその死骸を食料としないよう、我々は強く警告する。こうした変異体がニワトリ***のような味であるはずがなく、諸君の内臓に悪影響を与える恐れがある。このように忌まわしい怪物を食べずとも、我々には帝国標準糧食がある。帝国標準糧食には健康的な天然由来****の原材料のみが使用されているのだ。

諸君の協力に感謝する。この記事が諸君の助けとなることを願っている。

本日の思索:
『今日を満喫する者は、自身の寿命を忘れているがゆえにそうするのである。そうした者は明日には死ぬか、あるいは人ならざるものへと変じているだろう』

*呪われし惑星ケイディア*****で目撃された獣人や、メデューサVで目撃された三つ首の猟犬も参照せよ。
**諸君の連隊兵力を全て動員すれば足りるかもしれない。
***かつて聖なる地球に存在したと言われる動物であり、美味であったと報告されている。しかし車両の行き交う道路を横断しようとする習性ゆえに既に絶滅したと考えられている。
****糧食パックに使用されている原材料のうち51%は、かつて有機物であったものから生成および再処理されたものである。
*****ケイディアに関するいかなる情報も参照してはならない。これらは現在機密扱いとなっている。


スポンサーリンク
広告1
広告1

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. Waaaghmonger より:

    戦闘を生き延びてるのもすごいですし、これだけ軍規的にヤバイ橋を渡って生きてるのもすごいですよね。

    ニワトリジョークは恥ずかしながら全然知りませんでした。
    ニワトリ道路渡りゲームも恐らくそこから派生したものだったんでしょうね。
    ありがとうございます!

  2. ぬー より:

    なにげに、パーキンスの生存率がすごい。
    鶏に関しては、 なぜニワトリは道路を渡ったの?(Why did the chicken cross the road?)という問いは英語圏でお馴染のジョークの可能性があります。