<帝国>視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回はケイディアでの圧倒的勝利(?)についてご紹介。
Cadia: Another Imperial Victory!
ケイディア:またしても<帝国>の勝利!
朗報だ、兵士諸君
幾重にも呪われし惑星ケイディアが、ついに<帝国>から切り離された。これは完全に予測済みの事態である。皇帝陛下はこの惑星をお望みではなかったのだ。
それも当然だろう。以前からの調査により判明していたことだが、ケイディア地表に散在する塔状構造物群は実際に異種族由来であり、さらに呪わしき<恐怖の目>に不健全なまでに近接していることを考えれば、この惑星に対する<帝国>の入植はもはや望ましいものではなかったのだ。
しかしオキュラス・テリブス周辺に駐留していた<帝国>の誇る戦術家チームは、この惑星を単に放棄するのではなく、代わりに惑星ケイディアがあたかも帝国防衛戦力の中枢であるかのような偽情報を流すことで、<目>内部の脆弱なる大逆軍を栄光ある戦いにおびき寄せるための餌としてこの惑星を利用したのだ。
もちろんケイディアが防衛の要であるなどというのはとんだデタラメである。ケイディアは昔から今までずっと、取るに足らない田舎惑星に過ぎなかった。
愚かにも惑星ケイディアに襲いかかった大逆の軍勢は、その戦力の大半を無謀で無意味な作戦目標へと差し向けたことにより甚大な損害を被った。帝国兵務局の統計チームによると、大逆の軍勢の戦力はほぼ壊滅状態にあり、今後数十年は一切の有効な軍事行動を起こせないだろうとのことである。この巧みな防御/後退戦術はもちろん、天才たるケイディア総代卿クリードの発案に他ならない*。
惜しむらくは、『突撃兵』の異名を持つ、誉れ高き帝国防衛軍ケイディア諸連隊のうち幾つかが、ケイディアからの戦略的転進のなかで失われてしまったことだ。しかしケイディア諸連隊戦力の90%は惑星外の銀河各地で今なお健在であること、そして拠点惑星を敵軍との戦いで喪失した連隊は復讐心の誘発により14%の戦闘効率向上が見込まれることを考えれば、<帝国>の軍事力はむしろ増強されたと言えるだろう!
縦軸:銀河から異種族/異端者汚染を一掃しようという意欲
横軸:ケイディア戦以前 ケイディア戦以後
もう明らかだろう。またしても<帝国>はめざましき勝利を手にしたのである。
<帝国>よ永遠なれ!
本日の思索:
「勇者は問わず、ただ行うのみ」
* クリード閣下の所在は不明だが、間違いなく彼は健在であり、今も何処かで<帝国>の敵に対しさらなる英雄的攻勢を率いているはずだ。
**タニス第1連隊、メデューサ第26機甲連隊、クリプタス”竜殺し”連隊などが好例だ。
士官用追加事項:
指令― ケイディアに言及している過去の『連隊旗』紙を全て破棄し、士気維持のため、それらの古い情報を目にしていた兵士に対しては、次の攻勢の先鋒を務める栄誉を与えよ。