[Regimental-Standard] #38 敵将を討て

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<帝国>視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は大将首の狙い方をご紹介。


Slay the Warlord

敵将を討て

おめでとう! 君に昇進命令が下った。

連隊の狙撃手小隊が連絡を絶った*ことにより、君は補充要員に任命された**。任務の細かい内容については明朝にブリーフィングを行う。それまでは『狙撃者の手引き』より、以下のターゲット捕捉・優先順位確定ガイドを熟読せよ。

スナイパーとしての君の役目は、敵軍の中から指揮官や頭目を識別し、これを排除することにある。

敵どもの軍勢は統制に欠け、無秩序だ。それゆえ敵の中枢を識別することは困難となるだろうが、しかし欠くべからざるものである。貴重な狙撃手用弾薬***を一般兵相手に無駄にすることは許されない。

1) 目標の兜が髑髏で装飾されている場合

敵の中でもより深刻な狂気に侵されている者は、髑髏に対する不浄な渇望を有している。幸いにも、こうした目標をエサで釣り出して罠にかけることは実に容易い。髑髏を調達し****、敵をおびきだしたい場所に設置せよ。

目標が髑髏を調査するため足を止めた瞬間こそ、敵を始末する絶好の機会である。この種の敵を遠距離から狙撃地点におびき出したい場合、敵の位置からおびき出したい位置まで髑髏を並べておくこと。時間節約のため、髑髏と髑髏の間は3歩分空けておくことを推奨する。

2) 目標が『円盤』に乗っていて、原始的な棒を持っている場合

『妖術師』と呼ばれる愚か者たちは、装甲車両を使用することなくディスクに乗って滑空することを好む。それゆえかの者らは他の兵よりも頭一つ高い位置におり、熟練の狙撃手にとっては容易な目標となるだろう。時にソーサラーは一団を組んで行動する場合もある。その場合は全員を排除すること。

3) 目標が翼を有し、身の丈が常人の三倍に及ぶ場合

その傲慢さゆえ、混沌の頭目の中にはわざわざ弾丸の当たりやすい体に変貌するものもある。こうした鈍重なる怪物どもの頭を撃ち抜くことなど朝飯前だろう*****。

4) 目標が間抜けな房飾りと不釣り合いな大きさのツメを有している場合

君は憎むべきブラックレギオンの頭目を射程に収めた。健闘を祈る。

かぎりなき憎悪を持ってこの目標を排除せよ。ただし、房飾りへの命中は致命傷とならない。あくまで頭部を狙うこと。

今与えられる情報はここまでだ。明朝を楽しみにしている。

良い狩りを。

本日の思索:
『目標を識別し、その排除を最優先として火力を集中せよ。目標の排除に成功した場合。別の目標を選択すること。これぞ勝利を確かとするやり方である!』

*現時点での推測によると、彼らの潜伏能力が飛躍的に向上したとみられている。
**我が軍は潤沢な代替人員を有する一方(君のことだ)、装備の余剰は一切存在しない。君がこれらの特殊兵装を受けることはできないだろう。その代わり……。
***朗報だ! 君に配給されるべきスナイパーライフルは今なお「戦闘中行方不明」の状態にあり、君には標準装備のライフルが支給される。それゆえ君は我が軍が潤沢に有する通常弾を好きな目標に好きなだけ射撃することができるのだ。
****髑髏の調達が困難である場合、君は戦場から離れすぎている恐れがある。直ちに戦場へと戻ること。
*****注意:混沌の怪物の中でも巨大なものの中には、複数の頭部を有するものもある。確実にこれを排除するため、全ての頭を等しく狙うこと。


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