[Regimental-Standard] #22 エルダーは今や戦士に代えて踊り手を戦場へと送る

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<帝国>視点で40k世界を解説しているRegimental-Standard.comから今回は道化師を戦場に送るエルダーの窮状をご紹介。


Eldar now deploying dancers instead of warriors

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エルダーは今や戦士に代えて踊り手を戦場へと送る

御機嫌よう、兵士諸君。

今週は、諸君が戦場で遭遇するであろうエルダーの中でも最も奇妙かつ捻くれた分派について考察する。

エルダーの中でもいわゆる「ハーレクィン」と呼ばれるこの者どもは、いかなる正常な言語感覚においても戦士とは呼び得ない存在だ。これは<帝国>の栄光溢れる軍勢が彼奴らにもたらした壊滅的な存在により、エルダーが未訓練の民間人を準備もなしに戦場へと送り出すことが常態化していることを証明する事例である。

ハーレクィンこそはこの事の何よりの動かぬ証拠である。ピエロ、曲芸師、そしてサーカス団員が前線での戦闘に駆り出されているのだ。彼奴らはエルダー社会の笑いものであり、ハーレクィンの崇める神*に至っては、彼奴らの惨めなる眷属ですらわざわざ信仰するような馬鹿げた真似をしないほどの代物である。

戦闘において、ハーレクィンどもは色とりどりの衣装に身を包んで飛び跳ねながら前進する。どうやら彼奴らは安っぽいまじないのトリックやキラキラ光る化粧、下手な振付のアクロバットで皇帝陛下の軍勢が持つ規律高き火力や信仰心に対抗できるとでも思っているらしい。

uniform

彼奴らの愚かな振る舞いや馬鹿げた衣装によって攻撃を思いとどまってはならない。皇帝陛下への奉仕の最中に出会うあらゆる異種族と同様、ハーレクィンもまた死に値する存在なのだ。まして彼奴らが厚かましい傲慢さに満ちているならなおさらである。そのけばけばしい外見にもかかわらず、彼奴らは悪意に満ちた怪物であり、人間を見るやいなや喜んで刺し殺そうとしてくるであろう。その際彼奴らはできるだけ背後からの不意打ちを好む。なぜなら帝国防衛軍兵士と正面きって闘えば最後、そのエルダーの惨めな死が決定づけられるからである。

ハーレクィンはエルダー戦車の一部と同様に異端的なホロ・フィールド技術を用いることで知られている。この臆病な潜伏の試みにより、彼奴らの正確な位置を特定することや照準を合わせることが困難となっている。覚えておきたまえ。たとえ諸君の目が欺かれようとも、諸君の信仰心は決して欺かれることはない! ハーレクィンに向かって射撃する際は目を閉じ、皇帝陛下への祈りを口にしながら狙いを定めるのだ。さすれば信仰心が諸君の射撃を正しく導いてくれることであろう**。

あらゆるエルダーの民間人と同様、単独の戦士もまた訓練を積んだ帝国防衛軍兵士には敵わない。しかし同情によって手を休めるなかれ。彼奴らを殺すのだ、人類のあらゆる敵にそうするように。

この記事が諸君にとって有意義なものであったと信じている。

本日の思索:
「エルダーの時代は終わった。彼らが尊厳とともに自らの滅びを受け入れるだけの潔さを持っていればよかったのだが」

*セゴラック、臆病さと不愉快な出で立ちをつかさどるエルダーの小さな「神」***である。

**その場合に射撃を外したすべての兵士は連隊付政治将校に信仰心の欠如を報告すること。

***エルダーの神々は、もちろん、実在する神ではない。この銀河において真なる神格を持つのは皇帝陛下ただ一人である。


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