<帝国>視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は高貴なる戦団と共闘する際のちょっとした注意点をご紹介。
天使降臨!
兵士諸君、空を見給え。
憤怒の翼より、救いの手が差し伸べられようとしている。
渾沌の軍勢に対する最初の反撃(これは「少々楽観的に過ぎた」と評された)の後、諸君らは理想的とは言い難い戦術的状況に置かれていると感じているかもしれない。しかしこれまでもそうだったように、<帝国>の戦争遂行においてこの程度の非優勢は勝利への道筋を僅かに遅らせたに過ぎない。さらに諸君らには増援として、惑星バールの伝説的戦士、かのブラッドエンジェル戦団のスペースマリーンが間もなく駆けつけるのだ。
この獰猛なる戦士たちを友軍として迎え入れることに、幾人かの士官*が懸念を表明したことはすでに我々も聞き及んでいる。しかし彼らが血に飢えた狂戦士だという噂はまったく根拠の無いものだ**。カングィニウスの子らの憤怒は、大逆者や異端者、異種族に対してのみ向けられる純粋なる正義の憎悪に他ならない。
ブラッドエンジェルは<戦闘者>の中でも比類なき名誉を勝ち得ている戦団である。彼らは申し分なき同盟軍であり、その容姿と武具には細部まで手入れが行き届いている。そして戦闘においても実に信頼のおける相手であるのだ。彼らと同じ星系で戦えることすら諸君函運に思うべきであり、同じ戦場でともに肩を並べて***戦うことの光栄さについては今更言うまでもないだろう。
とは言うものの、この高貴なる戦士たちとともに戦う際にはいくつか注意すべき点がある。
- 殉ぜし総主長に敬意を表すべく、ブラッドエンジェルは多くの血にまつわる儀式を執り行う。惑星バールの文化に不慣れな者にとってそれらの儀式は見慣れないものであり、時に野蛮と感じられることもあるだろう。恐れることなかれ。ブラッドエンジェルは冷静沈着な戦士たちであり、戦場以外では自らの憤怒を完全にコントロールしている。
- 戦場におけるブラッドエンジェルは、総主長の聖なる御力によって覚醒状態にある。彼らの邪魔にならないよう、異端者たちを討滅中のブラッドエンジェルには近づかないようにすること。
- ブラッドエンジェルの中には黒き鎧を纏って戦場に現れるものもいる。彼らは仇敵の完全なる殲滅を誓ったものたちなのだ。彼らに敬意を表すべく、そして自身の安全を確保するため、こうした戦士たちからは常になるべく距離を置くこと。
これらの点に注意し、ともに渾沌の侵略に対する勝利を勝ち取ろう。我々が常にそうしてきたように。
本日の思索:
『殉教者を讃えよ! 彼らの血のもとに<帝国>は生まれ、彼らを思い起こすことで我らは誇りを新たにする』
*これらの者たちは連隊付政治将校へによる完全な再教育を受けた。
**もちろん大逆せし者は除く。彼奴らは本当に血に飢えた狂戦士である。
***一般的な帝国防衛軍兵士の肩がスペースマリーンの肘の高さまでしか無いことについては我々も認識している。