GW公式ブログを翻訳。 今回の内容は先日発表された40k8版から、キャラクターの扱いについての紹介です。
新たなるWarhammer 40,000: キャラクター
ウォーハンマー40,000世界には、帝国防衛軍士官から渾沌のグレイターディーモンまで、強大な英雄や邪悪な宿敵がひしめいている。戦場においてこうしたキャラクターは配下の兵士たちに大きな影響を与えることだろう。ゲームにおいては、こうしたキャラクターを正しく運用できるかどうかが勝敗を分けると言っても過言ではない。
新しいエディションにおいてキャラクターと一般兵の関係は、これまでとは全く違ったものになる。
これまでのエディションでは、単独行動キャラクターはユニットに合流し、合流されたユニットはそのキャラクターの【士気】とスペシャルルールをボーナスとして得る一方、敵の攻撃に対してはそのキャラクターの盾として機能した。このシステムは上手く機能していたものの、競技的なゲームでは時に、複数のキャラクターが1つのユニットに合流し、多種多様なスペシャルルール、サイキックパワーを兼ね備え、全てを飲み込む最強のメガユニットが誕生してしまうこともあった。さらにテーマ的におかしい組み合わせ(ダークエンジェルとスペールウルフなんかは特にそうだ。レイヴンウィングやサンダーウルフに色々混ぜたりしてないかい?)も生まれたりした。
そこで生まれたのがこの変更だ。キャラクターはユニットに合流しない。「○○スター」の時代はもう終わりだ。
その代わりとして多くのキャラクターは、周囲で特定のキーワードを持つユニットに対し影響をおよぼすようなアビリティを持つ。例えばダークエルダーの神秘的なキャラクターであるドラツァールは、白兵戦フェイズにおいて、6mv以内に存在する味方インキュバスユニットのヒットロール結果に+1の修正を与えるアビリティを持つ。その一方でクルート・シェルパは付近のクルートにダメージロールの出目1を振り直させるとともに、自身の【士気】の値をそれらのユニットが使用できるようにする。
敵の射撃に対してキャラクターがユニットに隠れられない、という事態に対応するため、射撃フェイズには「そのキャラクターが射撃側ユニットから見て最も近い敵兵でない限り、そのキャラクターに対して射撃することはできない」というルールが設けられる。これは戦いの喧騒の中で特定の個人を見つけ出すことの難しさを再現したもので、このルールは【傷】の能力値が10以下のあらゆるキャラクター(これまで他のユニットに合流できなかったキャラクターも含む)に適用される。例えばロブート・グィリマンの【傷】は9であり、今や彼は実際の戦場さながらに規律だったスペースマリーン・アーミーの中央から指揮を取りつつも、なおかつ敵の射撃から比較的安全を保つことができるのだ。赤きマグヌスのような巨躯を持つ英雄は、いまだ敵の射撃に直接晒されることとなるだろう。しかし彼の場合、10を超える【傷】と強力なスペシャルセーヴ値によって自力で耐えきることが可能なはずだ。
キャラクターに関するルールで最後に紹介するのは「英雄的介入」だ。このルールによって、キャラクターは、敵が十分に近ければ、たとえ自身が突撃を受けていなかったとしても接敵移動と白兵戦攻撃を行える(アサルトスカッドが白兵戦を満喫しているというのに、近くのチャプレインがそのまま突っ立っているなんてことがあり得るかい?)
これらのルールにより、キャラクターはアーミーの中心部で、複数のユニットに対し自らの特殊能力を発揮できるようになった。これはテーブル上での見栄えもよく、41千年紀における彼らの設定をよりよく反映し、かつプレイヤー諸君にとってはアビリティの効率と生存性を両立させるための興味深い戦術的挑戦となることだろう……。
今日のお知らせはこんなところだ。
明日は来るべき新版での武器能力値の扱いをもう少し詳しく見ていこう。
コメント
いつも楽しく見させていただいています
第8版で本当に背景やルールが変わっててリリースが待ち遠しい!