GW公式ブログを翻訳。 今回の内容は、8版コデックスで変化を遂げたアストラ・ミリタルムの中から、アルマゲドン連隊のルール考察です。
アストラ・ミリタルム連隊考察:アルマゲドン
惑星アルマゲドンは〈帝国〉内で最も名の知られた惑星の1つであり、数々の戦役の最終決戦がこの星を舞台に繰り広げられた。第三次アルマゲドン戦役の後、この惑星はオルクとディーモンによる侵略によって蝕まれており、アルマゲドンを故郷と呼ぶ諸連隊にとって、惑星全土が訓練場と化しているような有様だ。
アルマゲドン・アーミーは長らく機械化連隊として知られてきた。しかしウォーハンマー40,000世界で起きた昨今の様々な戦いにより、アルマゲドン鋼鉄兵団(スティールレギオン)の性格は大きく変化を遂げた。オルクとの絶え間ない戦いの末に、幾つかの連隊は対オルク戦闘に特化し、近距離戦闘の恐るべき闘士となった。さあコデックスの中でも特に獰猛なオルクハンターたちをチェックしてみよう!
ゲーム上において、アルマゲドン・アーミーは高速な機械化編成にさらなるボーナスを与える様々なアビリティを有している。
連隊教条
アルマゲドン
工場の如き効率性
アルマゲドン鋼鉄兵団にとって、すべてが数値化された流れ作業のような殺戮こそが今や動かしがたい現実だ。無感動なまでの冷静なる効率性とともに1体、また1体と敵は討ち取られていく。この連隊教条を有するインファントリー・ユニットがラピッドファイアウェポンで射撃する場合、攻撃回数が2倍になる距離が、最大射程の半分以内ではなく、18mv以内になる。この連隊教条を有するビークルが【貫通】-1の攻撃を受けた場合、それらは【貫通】0として扱われる。
『工場の如き効率性』により、君のガーズマンは中距離において段違いの火力を叩き出すことができる。ラスガンを装備したインファントリー・スカッドが命令『前、撃てェ! 次、撃てェ!』を受けた場合、18mv以内の敵ユニットに36発もの射撃を行うことができるんだ! この連隊教条はキメラに乗車しているユニットにも朗報となる。連帯教条の後半部分のルールにより、キメラのような軽車両もオートキャノンやヘヴィボルターといった武器に対する高い抵抗力を有することになるからだ。
オススメユニット
キメラとタウロックスはいずれも自軍のインファントリーをラピッドファイア距離まで素早く輸送するのに最適だ。さらにアルマゲドン・アーミーは以下の命令や策略を組み合わせることでさらに致命的なワンツーパンチを繰り出すことができる。
鎧われし鉄拳
アルマゲドン用策略
アルマゲドン鋼鉄兵団は機械化強襲戦術を磨き続けてきた連隊であり、ガスマスクを装着した兵士たちが輸送車両から敵心臓部へと降車すると、ラスガンの猛射撃を浴びせかける。自軍側射撃フェイズ開始時にこの策略を発動可能。自軍アルマゲドン・インファントリー・ユニットのうち、このターンにアルマゲドン・兵員輸送・ビークルから降車したユニットを1個選択せよ。このフェイズの終了時まで、選択されたユニットは、ヒットロールの出目1をリロールできる。
乗り込め!:アルマゲドンの息詰まる汚染焦土においては、輸送車両による素早い配置転換こそが勝利の鍵となる。
このフェイズの終了時まで、この命令を受けたユニットは射撃を行った後に味方アルマゲドン・兵員輸送・ビークルへと乗車できるようになる(このユニット内のすべての兵がそのビークルの3mv以内にいる場合に限る)。ただし直前の移動フェイズで降車を行なったユニットに対してこの命令を下すことは出来ない。
これらのルールを組み合わせることで、降車したユニットの火力を最大化するとともに、次に輸送車両へ乗り込む際にも射撃の機会を失う心配は無用になる。新しいコデックスにおいて、アルマゲドンの機械化歩兵部隊を足止めすることは至難の業となるだろう。
一見すると、カンパニーコマンダーはあまり華々しいキャラクターには見えないかもしれない。しかし新しいコデックス:アストラ・ミリタルムにはHQキャラクターに強力な戦術的能力を与えるための『征服の遺産(レリック)』が満載されている。中でもトゥ=サクの短剣はアルマゲドン・アーミーに最適であり、ベテランユニットを脆弱な敵側面へと送り込むことができる。
トゥ=サクの短剣
アッティラ第2猛騎兵連隊のトゥ=サク・ハーンは狡猾にして大胆な指揮官としてその名を知られており、最適なタイミングで最適な地点に攻撃を行うための超自然的才能を有していた。死の床において彼は、愛用していた壮麗なる短剣を、敬意の証として味方の将に送るよう命じたという。それから年月が過ぎるに従い、この贈呈は伝統となり、歴代の持ち主は新たな戦域へと赴任すると、味方の指揮官へとこれを手渡していった。この短剣を持つ者はトゥ=サクの激烈なる魂に導かれ、部下とともに敵陣奥深くまで果敢な襲撃をしかけるようになる。初期配置中、プレイヤーは装備者と自軍インファントリー・ユニット1個を、通常通り戦場に配置するのではなく、代わりに敵戦線の後方に送り込むことができる。装備者が〈連隊〉キーワードを持っている場合、選択するインファントリーユニットも同じキーワードを持っている必要がある。好きな自軍側移動フェイズの終了時、これらのユニットは奇襲を敢行できる。その際は双方のユニットが互いに3mv以内になるように、かつ好きな戦場の端の6mv以内、かつあらゆる敵兵から9mvより遠く離れた地点にこれらを配置すること。
一方で、クロヴの双頭鷲も、追加の司令ポイントを獲得し、このコデックスに登場する新策略を存分に活かすためには有力な選択肢となるだろう。
クーロフの双頭鷲
クーロフ将軍は〈帝国〉の長い歴史の中でももっとも才能豊かな士官の1人に数えられる。引退にあたり、彼は数十にも及ぶ戦術論を記録し、これらをヴォクス音声データへと変換すると『クーロフの双頭鷲』として知られる双頭の鳥型サーヴァイター内にアップロードした。この誉れ高き装置を授与された士官はこれに戦術的助言を問い合わせることができ、このサーヴァイターの目隠しされた方の頭からは、もっと関連性の高い音声データがクーロフの響き渡るような語調で語られる。その時もう片方の、くちばしを縛られた頭の目は爛々と輝き、クーロフその人のホログラム映像を投影する。クーロフの虚像は瞬きながら敵の秘密を全て暴き出すのだ。士官のみ装備可能。対戦相手が策略を1回使用するたびにD5をロールせよ。ロール結果が5+ならば、プレイヤーは1点の司令ポイントを獲得する。
最後に、征服の刃を装備すればカンパニーコマンダーは驚くべき白兵戦キャラクターへと返信する。『ギャングリーダー上がり』のウォーロード能力を有するカンパニーコマンダーであれば、ダイス運が良ければケイオスロードを仕留めることすら不可能ではない!
ギャングリーダー上がり:アルマゲドン諸連隊では、惑星アルマゲドンの巨大都市に巣食う地下ギャングから徴募を行うのは決して珍しいことではない。かつてギャングを率い、市街地で抗争を繰り広げていた指揮官であれば、正規戦においても迷わず手慣れた卑怯な手を駆使することだろう。
このウォーロードの【回】は+1の修正を受ける。さらに白兵戦フェイズにおいて、このウォーロードが行うあらゆる攻撃はダメージロール結果に+1の修正を受ける。
征服の刃
帝国防衛軍史上最高の司令官にして、星々の彼方までその名を知られる大元帥である太陽卿マカリウスは、皇帝陛下の名のもとに1000もの惑星を平定した。その死とともに彼は聖人へと列せられ、その棺にはマカリウス直属であった6人の司令官がそれぞれ壮麗なる剣を捧げて彼の栄光を讃えた。それらの剣のうち今なお残されているのは1本だけだ。この剣を帯びた者の魂には正義の炎が燃え上がり、聖マカリウス自身が宿ったかのような戦いぶりを見せるという。パワーソードを装備している兵のみ装備可能。征服の刃は装備者のパワーソードを置き換える形で装備され、以下の能力値を持つ。
カンパニーコマンダーの打たれ弱さが心配? このコデックスには君のヒーローを護るための新ユニットが存在する。オグリン・ボディガードはオグリンのプラキットから作成することが可能であり、基本的にはカスタム可能なノルク・デッドドッグのように機能する。ボディガードには指揮官をダメージから護るためのアビリティが与えられているぞ。
護衛兵:この兵の3mv以内で味方アストラ・ミリタルム・キャラクターが【傷】を1ポイント失うたびにD6をロールせよ。ロール結果が3+であればそのアストラ・ミリタルム・キャラクターは【傷】を失わず、代わりにこの兵が1ポイントの致命的ダメージを受ける。さらに、この兵をウォーロードとして指名することはできず、この兵にウォーロード能力を持たせることもできない。
これらのルールを早く試したい? もうリリースはすぐそこだ。さっそく明日、アストラ・ミリタルムのコデックスを予約しておこう。