〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は移動中の余暇の有意義な過ごし方をご紹介。
EnrichingActivities for Idle Hands
暇な時間を有意義に
ここは我慢の時だ、兵士諸君！
コノール星系への諸君の隊の移送は問題なく進んでいる。諸君の到着が近づいたことを察知してか、敵の大規模撤退によって〈歪み〉はわずかな不安定状態にあり、目的地点への到着に要する時間は3ヶ月から52年と見積もられている。諸君にとって幸いなことに、航宙士の弛まぬ努力により、〈歪み〉内部での到着に要する期間がいかなるものであれ、現実空間では数週間のうちに到着する見込みだ。だから心配はいらない、諸君はコノールでの戦いに乗り遅れることはなく、英雄的行為のチャンスはたっぷり残されているぞ*！
出発の迅速化のため、および搭乗手続き書類において小数点の打ち間違いが発生した影響で、この移送における調達品の積み込みは大幅に制限されたものとなった**。これらの調達品の中には容易に代用が効くものもある。リカフは栄養価の高いフルーツティーで代用可能であり、兵務局支給髭剃りキットの積み込み忘れに伴い整髪規定は緩和された***。
兵務局生活向上部が〈呪われし傷跡〉の対岸に留め置かれている影響により、この移送において余暇活用用品が支給されることはない。だが心配はいらない。我が『連隊旗』紙が手助けをしよう！ 勤勉なるパズル製作員の働きにより、この移送期間を十分に満喫できるだけのボリュームを兼ね備えた、楽しく啓発的なワードサーチパズルが誕生したのだ****。
連隊にオグリンが編入されている場合に備え、この亜人の戦友たちが持つ独特な言語能力に見合った特製パズルも用意されている*****。
兵士諸君、この言葉を忘れるなかれ、『疑念を抱く能力なき精神に祝福あれ！』
* 〈歪み〉航行中における時間拡張については連隊付図書室にて『自分が自分の祖父になるなどといったパラドックスによって帝国行政局に不必要な書類仕事を強いないために』（〈星霜の団〉異端審問官“老いし/若き”アウグスト・ヘルデン7世著）を参照すること。
** この犯人については明言を控えるが、必ずや処罰されることだろう。なおそれとは関係ない事柄ではあるが、パーキンスは以降一切の書類記入任務への割り当ては禁止される。この命令は即時発行される。
*** 銃剣を髭剃りに用いることは装備に対する不敬であり、少なくとも無責任な姿勢だと言えるだろう。艦内の医療物資は限られており、誤って切り落とした部分の再接合はコノール星系に到着するまで行えないことを忘れないように。
**** 楽しみを持続させるため、ワードサーチは鉛筆を使って行うこと。インクペンを用いてパズルを行なった場合、予備は支給されないので注意すること。
***** オグリンのパズル解読を手助けすることは、変異体への幇助および教唆の罪で処罰される。
