<帝国>視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は帝国臣民として正しいハロウィンの過ごし方をご紹介。
Dressing up as a Harlequin and jumping out at people: not ok.
ハーレクィンに扮し、人々の注目を集める行為:不許可
御機嫌よう、兵士諸君。
このセクターの市民たちの間で、不穏(かつ大逆的)なる儀式が広まっているという情報を我々は耳にした。すなわちエルダー・ハーレクィンの如き衣装に身を包んで、人々の注意を引き、いたずらに恐怖を撒き散らしているというのである。
この文化的伝統はおよそ300年前、この奇怪なる異種族戦士*の略奪軍をカタチアン第56連隊が打ち破って以降に始まったものとみられている。この戦いのあと、異種族どもが身に着けていた仮面(それらはカタチアン・ナイフによって切り落とされた頭部に装着されていたものである)は歓喜せし民衆によって拾い集められ、彼らはそれを被って通りを練り歩いた。これらはすべて無害な娯楽であったと言えよう。
しかし近年、この風習は過激さを増し、不穏なる状況に足を踏み入れつつある。市民の中でも悪辣なる者たちは、この異種族の道化師の衣装に身を包み**、何も知らぬ市民たちを恐怖に陥れようとしているのだ。中には子供がこうした異種族の仮面を身に着けた事例さえ報告されているという、ああ、かくもおぞましき大逆を想像できるだろうか***!
こうした事態の解決はいよいよ急を要しつつある。最近もいわゆる『騒乱分子』の1人がこうした衣装で街を歩き回ったが、この者が出くわしたのはよりにもよって、デメスヌス戦役でエルダーとの戦いを終えて戻ってきた古参兵の凱旋パレードであった。「エルダー」を目撃したこの機甲中隊はとっさに一斉射撃を行い、その結果としてこの一帯の区画は更地と化した。
当然の帰結として、この区画の異端審問庁当局はこのような風習に対し断固とした取締を行っており、このような仮面が見つかった場合、それらが本物であるかレプリカであるかにかかわらず、すべて焼却処分とする方針を固めている****。
諸君の中にもこうした風習に関与した者がいるかもしれないので警告しておくが、このように堕落した土俗的風習は軍規に対する著しい違反であるということを今一度思い起こさねばならない。この規則に違反している帝国防衛軍兵士を目撃した場合、ただちに連隊付政治将校へと届け出ること。
最後に軽い話題を一つ。「皇帝昇天祭において連隊で催される饗宴の食事メニューがもっと健康的ならいいのに」諸君はきっとそう思っているはずだ。幸いにも補給割当枠が今の分量にとどまっているため、皇帝商店祭の饗宴で例年振る舞われていたグロックスのローストは代替メニューへと変更された*****。
兵士諸君の協力に感謝する。
本日の思索:
『異種族どもの精神では、皇帝陛下の御加護を受けることなど叶わぬ』
*『踊り手』にすぎないこの異種族に『戦士』という語を用いるのはいささか言いすぎかもしれないが。
** 異種族に扮することは、たとえ戯れであっても大逆である。
*** 想像できた場合は連隊付政治将校へと報告せよ。
**** その際は着用者も一緒に焼却される。
*****標準糧食パックに加え、兵務局認可のパーティーハットが付属する。