ホルス・ヘレシーの諸兵団 アイアンウォリアーと一緒に壁を打ち崩そう!

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ウォーハンマー・コミュニティの『ウォーハンマー:ホルス・ヘレシー』特集から今回は、第四兵団アイアンウォリアーの紹介です。


伝説的な偉業というものは、勤勉なる大衆を礎にして打ち立てられるものであり、そうした民草の労苦が語られることはない。アイアンウォリアーも同じである。傲慢な愚か者たちが我が物顔でのさばっている間も、彼ら本物の英雄たちは歯を食いしばり、銀河を再建するための仕事に取り組んでいた。汚れ仕事は誰かがやらねばならぬことであり、第四兵団はその苦しみに耐えられるのが自分たちだけだと分かっていたのだ。

我々は毎日、戦闘者兵団の一つ一つを公平な目線で、彼らの行動原理や、彼らが〈ホルスの大逆〉の間にどのような振る舞いをしたかを紹介してきた。これはつまり残念ながら、アイアンウォリアーほど頼りにならないスペースマリーンの紹介にもう二週間かけなければならないということを意味している。実際、彼らほど信頼に足る兵団が他にあるだろうか?

兵団

第一兵団が技術蛮族の弱兵相手のどうでもいい戦いに勝って皇帝から大いに褒められていたころ、アイアンウォリアーたちは報われない攻囲戦や損耗だらけの攻勢、苦難に満ちた駐屯任務といった戦争の最前線で必要となる技能を否応なく磨き上げていた。誰も病欠や昇給を申し出ることもなく、第四兵団はあらゆるスペースマリーンがそうあるべき我慢強さによって、やるべき仕事をやり通したのである。

彼らの総主長と同じく、アイアンウォリアーたちも戦士であると同時に技師であり、複雑な機構や構造を学ぶことを得意としていたが、彼らが何かを吹き飛ばす目的でのみ召集されたのは実に残念なことである。どこにハンマーを振り下ろせば建物が壊れるかを知るためには、建築家としての技術を深く理解する必要がある。戦闘者兵団の肉体労働者(ブルーカラー)として、アイアンウォリアーは規則に合わない構造物を爆破する役割をまっとうしていた。

ルール

君の想像通り、堅固な目標の撃破こそが『ウォーハンマー:ホルス・ヘレシー』新版におけるアイアンウォリアーの強みだ。ドレッドノートから兵を満載した要塞に至るまでのすべてを吹き飛ばすことは、戦いの埃にまみれた彼ら戦闘工兵にとってお手の物であり、新しく登場したカッコいいプラスチック製ビークルの数々が向かってきたならば、彼らは『破壊と荒廃』によって革新的な戦場スクラップ製造法を披露することができるだろう。

破壊と荒廃
このスペシャルルールを有する兵が、ドレッドノート、オートマタ、ビークル、建築物のうちいずれかのユニット種別を有する兵に対して射撃攻撃もしくは白兵戦攻撃を行なう時、その攻撃は【攻撃力】に+1の修正を受ける。

彼らの専門分野は大きな箱型の標的にあるが、第四兵団はときに勝利の旗を打ち立てるためには、死体の山をかき分けて前に進む必要があることも理解している。幸いなことに、オリンピア最高の頭脳集団はオリンピア・シャープネル・ウェポン(オリンピア型散弾兵器)を考案した。この形式のボルター弾はいくつもの鋭い破片を標的に浴びせかけるのだ。アイアンウォリアーは苦痛や混乱に動じたりはしないが、惰弱な敵は彼らほどの克己心を持たず、少しばかり鉄分を余計に摂取しただけで叫び声を上げて転がりまわる。

これらの散弾は自軍のほとんどあらゆる種類のボルター(およびボルトピストルやヘヴィボルター)に装填可能である。この猛烈な鉄の雲があれば敵に頭を上げさせることなく、さらに新鮮な貫通兵器の数々をくれてやることができる。

総主長

たった1歳でロッククライミング王者になった総主長を擁する兵団が果たしていくつあるだろうか? たった一つ、アイアンウォリアーだけだ。山を登りきった後、パーチュラーボは惑星オリンピアの支配者の一人に養子として迎えられ、相争う名家の間に渦巻く、身も凍るような戦争と陰謀を糧として育った。誰の目から見ても、パーチュラーボはすべてに秀でた生徒であり、彼の新しい家族たちが「友好的」で「親切」な振る舞いに見せかけた策略で彼を篭絡しようとしても、彼には全てお見通しだった。パーチュラーボは被害妄想に囚われていたわけではない。彼が被害妄想に囚われてるなんて君に吹き込んだ奴は一体どこのどいつだ?!

パーチュラーボは科学と論理の人であり、他の総主長たちが空想上の取るに足らない物事のために向こう見ずな決闘を繰り返していたのに対し、第四兵団の長は完全に現実的な取るに足らないことのための怒りを、綿密に計画された征服へと振り向け、あらゆる勝利を数学的に必然なものとした。もしフェルス・マヌスが自らの戦闘計画にほんのわずかでも理性の余地を残していたならば、パーチュラーボはかのゴルゴンのハンマーを戦利品として持って練り歩くことはなかっただろう。

大逆

感謝されることのない、苦しみに満ちた戦いを何十年にもわたって続けた結果、アイアンウォリアーは銀河の各地へと散らばり、大征戦のなかで顧みられることのない馬車馬となった。パーチュラーボの平等主義的な募兵方針(彼にとってあらゆるマリーンは等しく消耗品であった)ゆえ、第四兵団の兵力は膨大なものとなったが、それでも兵団に対する配備要求を満たすには到底足りなかった。

やがてかの“鉄の君主”は、自らの働きが正しく報われているかということを気にするようになっていった。たとえば、黄色い怠け者どもの兵団と比べてどうかというようなことを。彼がこの問題についてホルスと同じ見解に達した結果、アイアンウォリアーはこれまで常にやってきたことを続けることにした。すなわち与えられた仕事を成し遂げるということだ。その手始めとして、彼らは〈降下地点の虐殺〉にて忠誠派の飼い犬どもを皆殺しにした。

頑強なサラマンダーを撲滅する任務を与えられた、人民の味方パーチュラーボは、兵を消耗戦に突っ込ませることの無為さを知っていた。その代わりとして、彼は単に地面が熱で輝くまで第十八兵団の陣地に核を投げつけ続けたのだ。徹底的に! 彼の仕事はうまくいき、総主長は〈太陽系戦役〉へと取り掛かった。そこでパーチュラーボはほぼ独力で天王星を奪取したのだ。

ひとたび太陽系を確保すると、かの‘突破者”は〈地球攻囲戦〉に加わり、ローガル・ドルンが帝殿の設計をいかに誤ったかを歓びとともに正しく指摘していった。アイアンウォリアーは常にあらゆる戦線の中で最も頑強であった。この戦いにおいてパーチュラーボは決して退くことはなかったが、「同盟者」が貴重な勝利の機会を無駄にしたときには、ホルスの潰えた野望に兵を殉じさせることなく、正しく戦力を温存させた。

大元帥の死はパーチュラーボの叛逆の終わりではなかった。彼は常に計画の人であり、すでに〈鉄の帝国〉を築き上げていた。そして自らの兵を後退させると、そこで皇帝の従僕どもを待ち受けた。

兵団の物語

パーチュラーボの責務への献身からは、人も惑星も逃れることはできない。彼自身の故郷である惑星オリンピアに疑いの目が向けられた時も、パーチュラーボは一切の慈悲を見せることはなかった。“突破者”が故郷に帰る『Perturabo: The Hammer of Olympia』は、第四兵団総主長の複雑な精神を深く理解するのに最適だ。

『Angel Exterminatus』では“鉄の君主”と、彼と比べてあまり実際主義的でない兄弟フルグリムが対比されており、二人の総主長は〈ホルスの大逆〉の趨勢を変えうる強大な異種族の兵器を探し求める。

アイアンウォリアーは戦車を大いに愛しており、『Tallarn』にはまさに戦車がてんこ盛りだ。実際、タラーンの戦いは人類史上最大の戦車戦であった。パーチュラーボがウイルス爆弾によってこの緑豊かな農業惑星を毒性の砂漠に変えてしまった以上、他にどんな戦いができるというのだろう? 生存者たちはみな、窓をきちんと閉めたか確認してから戦いに臨んだという。

大逆時代のアイアンウォリアーのペイント方法を伝授する動画も用意したぞ。ハザードストライプも忘れないように!

How to Paint: Horus Heresy Iron Warriors

君はパーチュラーボの偉大なる鉄の征戦に加わることを運命づけられているだろうか? 新版情報が満載された『ホルス・ヘレシー』公式webサイトのDiscover Your Legionでぜひ判定してみよう。明日はウィリーをカマしているホワイトスカーを紹介し、土曜日の大型ホルス・ヘレシー・イベントについても脳ミソが弾け飛ぶほどの情報をお届けしよう。

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