〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回はドローンに対するバトルサーヴィターの優越性をご紹介。
Tech-heresies of the T’au Empire: Drones
タウ・エンパイアの大逆的技術:ドローン
傾注せよ、兵士諸君!
諸君らがダモクレス湾へと配置転換されることを受け、不実なるタウ種族が用いる卑劣極まりない戦術*に対する諸君の憎悪を高めるべく、我々は啓発講座を開講することとなった。
確かに、タウの醜い外見と時代遅れの政治的姿勢だけでも諸君の憤怒の炎を燃え上がらせるには十分かもしれない。しかしタウが用いる大逆的技術のことも忘れてはならない。彼奴らは慌てふためくあまりに次々と目先を変えた戦闘兵器を戦場へと送り出し、自軍の平気のねじくれた機械精霊に祈ることもせずに、機械技術の中でも最もおぞましき「邪狡知能(アボミナブル・インテリジェンス)の創造」に手を染めているのだ。今回は、いわゆる「ドローン」(この装置はタウ種族へと導きかねないものだ……もっともその前に〈帝国〉が彼奴らを滅ぼすのであるが)と、我らが経験なるカタフロン戦闘奉仕者を比較してみよう。
忌まわしきタウのドローン
一切の機能制限を受けていない熟考機。
ただちに何もかも殺傷可能な危険性。
献身の封印が押されておらず、歪みの怪物による侵入に脆弱である。
「進歩」の名のもとに頻繁かつ愚か極まりない改良が加えられており、このことはタウ種族を究極的な破滅へと導くであろう。
タウどもが誤った楽観主義と醜い世俗主義に陥ってしまう原因となっている。
神聖なる戦闘奉仕者
あらゆるシステムが、最も優れた熟考機、すなわち人間の精神によって制御されている。
彼らの殺戮衝動は、神経拘束や鎮静効果のある電子聖歌によって注意深くコントロールされている。
彼らには信仰心と保護の祈りが深く染み込んでいる。
あらゆる設計が、数百年に及ぶ注意深い分析を受けているため、安全性と効率性が保証されている。
その存在は肉体の脆弱さと〈帝国〉の優越性を周囲の者たちに絶えず思い起こさせる。
兵士諸君、これら2つの違いは明確である。すなわち、危険極まりない「啓蒙」と「改良」のもとに生み出された模造「生命」と、〈帝国〉の伝統がもたらす安全性の違いだ。タウどもが吹聴するような偽りの約束などに断じて惑わされてはならない。
ダモクレス湾への配属を諸君が満喫してくれることを祈っている!
* 交渉や妥協、そして更に恐るべきものとしては洗脳や社会的再構成による人類社会の一見すると平和的な併合など。