〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は今日からできるシェイプアップ・エクササイズをご紹介。
簡単ラクラク戦闘的体型改善法
傾注せよ、兵士諸君!
あらゆる帝国防衛軍兵士にとって、体力は必要不可欠である。諸君が砲弾の装填係であるにせよ、あるいは突撃の先頭をきって異種族どもを素手で引き裂くにせよ、諸君の脚力や筋力、そして機敏さは常に試されることとなるだろう。さらに諸君が息絶えたときも、あらかじめ体重を絞っておくことで死体を寺院惑星へと輸送する際に必要な燃料を節約でき、帝国兵務局にかかる負担を軽減することが可能となるのである。
もちろんサングィナリア(訳注:帝国宗務局によって列聖されたブラッドエンジェル兵団総主長サングィニウスの祭日)が大いに祝われるべき日であることは我々も十分に承知しているが、連隊内の身体測定結果によると、諸君らのうち何人かは〈帝国〉の最も秀でた息子サングィニウスをあまりにも熱烈に追悼するあまり、少々祝宴に没頭しすぎてしまったように見受けられる。諸君の次なる戦闘配備が差し迫っており、さらに今回は通常よりも多くの戦死者が予想されていることから、可能な限り速やかに戦闘に適した体型を取り戻すことは急務と言えるだろう。諸君を手助けするため、今回我々は体育政治将校たるマグヌス・ストロマルク閣下による傑作パンフレット『帝国防衛軍兵士の日常エクササイズ101』から幾つかの例を挙げることにしよう*。
祈り立て伏せ
標準的な『連隊集団礼拝ガイドライン』**に従って『神たる皇帝陛下へのほぼ完全なる崇拝』のポーズを取り、その後で『神たる皇帝陛下への究極的崇拝』のポーズへと移行し、これを繰り返すこと。これによって諸君のコアマッスルが強化されるだけでなく、人類の永遠なる守護者たる皇帝陛下への敬愛を示すこともできるのだ。さらにこれを行いながら、同時に聖教の教理の中で諸君が最も気に入っている言葉を大声で詠唱すれば、諸君の肺活量は鍛えられ、さらに近くにいる連隊の戦友たちを啓蒙することもできるだろう。
銃剣刺突
回収された敵兵士の死体を支えによって立たせ、両腕でそれぞれ素早い銃剣刺突を敵の腹部に対して行うこと。ライザ式銃剣の絶大な威力により、いかに大型の死体であろうとも瞬く間に粉砕されてしまうこととなるだろうが、しかし諸君の上腕二頭筋には素晴らしき負荷がかかり、さらには周囲に布陣している敵兵に大いなる心理的苦痛を与えることができるはずだ。
静止突撃
その場から移動せずに、足踏みのまま疾走を可能な限り長く続けること。この運動は腕を用いる必要がなく、連隊訓練マニュアルを読みながら行えるという点で特に効果的である***。
アストロノミカン・ジャンプ
全力で大地を蹴って跳躍し、四肢をもってアストロノミカンの導きの光を表現すること。なお、塹壕戦の最中にこの運動を行うことは推奨しない。
以上だ、兵士諸君、これらの運動の合間に平常訓練や敵との豊富な直接戦闘をこなすことで、諸君はすぐにでも戦闘に適した体型を取り戻すことができるだろう!
本日の思索:弁解は弱者の逃げ場なり。
* なおこれらのガイドラインはカタチアン兵には適用されない。直截に言えば、彼らが日頃の懸垂大会などに投じている時間は多すぎるほどであり、むしろ政治将校に対する礼儀作法の練習によく多くの時間を割くべきであろう。
** このガイドラインについて把握していないという場合は、最寄りの帝国宗務局職員に諸君の上官名を報告すること。
*** その際は『銃剣装着におけるすべき事とすべき事』あるいは『[削除済]に[削除済]せよ!——帝国防衛軍兵士向け[削除済]対応完全ガイド』を読むことを推奨する。
コメント
どんな体勢で腕立て伏せしてるのか、気になるエクササイズですね