<帝国>視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は異端審問庁の緊密な協力体制をご紹介。
異端審問庁命令
傾注せよ、兵士諸君。
大逆者の止まるところなき増殖と、膨大なる異種族軍の襲来により、この戦闘領域の交戦レベルは「極大(マキシムス)」へと再分類された。この戦域の指揮及び戦術的監督を行うため、異端審問官およびその枢密軍が直ちに派遣されることとなっている。権限譲渡を円滑なものとするため、そして遅滞なき戦闘準備を確実なものとするため、異端審問官閣下らは以下の通達を下された。
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人類の忠勇なる子らよ。今こそ諸君らが皇帝陛下の祝福にふさわしき者であることを証明する刻ぞ。大逆者らが同盟者として召喚せしは、想像を絶するほどの太古よりの存在であり、時に奴らはこうした怪物を武器の中に封じ込めて使用することもある。こうした呪われし武具に遭遇した場合、決して触れてはならぬ。触れたが最後、諸君の魂は永遠に貪られることとなろう。こうした太古の遺物は直ちに炎の中に投じ、破壊の祈祷によって清められねばならぬ。この任務にあたるため、聖別されし修道聖女会が配置についており、諸君らの救護と、これらの物品の浄化を行うこととなっている*。
– 【鉄槌の団】異端審問官イヴォン・ゲラット
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兵士の皆さん、この星区を敵の手に渡してはなりません。そして我々は戦況の趨勢を変えるべく、使用可能なものは全て用いねばなりません。大逆者どもの武器こそ、その目的にふさわしい強力さを有していると言えるでしょう。ひとりでに喋ったり、あるいは超自然的な炎に包まれていたり武具を発見した場合、直ちに私に報告してください。こうした武具は皇帝陛下の大事業のためにこそ使用されるべきなのです。こうした物品を発見した兵士は大いに讃えられることでしょう。さらに我々は勝利のためにあらゆる援軍を利用するつもりです。異種族は時に明らかな敵であることもありますが、異種族たちはこの戦争において我々のために大きな役割を演じることとなるでしょう。いかなる状況にあっても異種族軍に対する攻撃を禁じます。彼らを我々の目的のために利用するため、我々は注意深く行動せねばならないのです。
– 【粛清の団】異端審問官アルダース・テルハン
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諸君、覚悟しておきたまえ。我らは直ちに攻撃を開始し、異種族汚染を完全に除去したのちに大逆者どもと相対することとなる。あらゆる躊躇は惰弱さの兆候、あるいは異種族どもへの共感とみなされるだろう。しかし恐れることはない。諸君らは自らの過ちを悔やむ前にその生を終えることとなるのだから。私に同行しているのはデスウォッチ部隊であり、彼らの憤怒の前に「2回目のチャンス」などという言葉が通用することはないのだ。
– 【純血の団】異端審問官リース・パイトフ
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これらの指令のいずれか1つにでも違反があった場合、略式処刑が適用されることとなる。不明確な点があると感じられた場合は、連隊付政治将校へと直ちに報告し、速やかに再説明を受けて理解に努めること。
それでは戦場で会おう。
本日の思索
『異種族や大逆者に対し、正々堂々たる戦い方などというものは存在しない』
*これらの物品に接触した人員も共に浄化される。