Facebookの「Warhammer Age of Sigmar」コミュニティページにてシーズン・オヴ・ウォーの舞台となった3つの都市の行末が掲載されていましたので翻訳します。
希望が再び溢れだす!
この一ヶ月というもの、生命の領域の戦場には戦の鐘が鳴り響いていた。ケイオスの狂信者、吠え喚くデストラクションの大群、そしてデスの恐るべき軍勢が全身全霊を持ってオーダーの都市の防衛軍へとぶつかっていったのだ。全てのオーダー・プレイヤーによる掛け値なき努力によって、<希望の種子>は無傷に保たれた!
これによってグューランに建造された3つの活気あふれる新たな都市たちが無事に残され、あるいはこの出来事がシグマーと彼の同盟者による軍勢による再攻勢の始まりを意味するかもしれない。しかしそれよりもさらに大切ことはおそらく、このキャンペーンによって世界中でエイジ・オヴ・シグマーに対する熱意と興奮が素晴らしい勢いでほとばしったということだろう。イングランドから果てはアメリカ、カナダ、ドイツ、フランス、ヨーロッパのその他の地域からオーストラリアやその向こうに至るまで、人々はいまだかつて無いほどにペイントし、モデリングし、そしてゲームをしたのだ。
君がシーズン・オヴ・ウォーにちょっとだけ参加したにせよ、あるいはこのスリリングな戦いの1ヶ月に頭までどっぷりと使っていたにせよ、君の貢献によってエイジ・オヴ・シグマーの物語が永劫に形作られることとなった。参加してくれた全ての人に深く感謝したい――君も様々な努力の成果を誇らしく思うはずだ!
もちろん、戦争が終わることはない――今回はオーダーが勝ったものの、定命の領域にあまねく存在する彼らの敵は決して彼らの栄誉と成功を指を加えて眺めていたりはしないだろう。コレクションすべきユニット、闘われるべき戦いが尽きることはないのだ。さあ近くのストアに赴き、この終わりなき戦いを続けよう!
暗黒と騒乱の津波があらゆる方向から押し寄せたにも関わらず、オーダーの軍勢は休むことなく<生ける都市>とその先に広がる<虚ろなる森>を護って戦い続けた。彼らが戦いを続けるにつれ、大地は無数の尊い犠牲が流す血によって潤される。かくも英雄的な犠牲はついに大地そのものの霊魂までもが目覚めるに至った。サラサラと、そしてギシギシとした音は次第に強くなり、<生ける都市>に生える棘まみれの蔦や尖った枝の数々が、突如として、獰猛なる生命を花咲かせたのである。あらゆる方向より締め付けられ、切り裂かれ、突き刺されたことで、侵略者たちは完全に潰走し、オーダーの軍勢が血塗れながらも勝利を手にした。今こそ<虚ろなる森>に植民の時だ。オーダーの要塞は日を追うごとに強力に、そして堅固になっていくことだろう……。
オーダーの軍勢は我が身を省みぬ持久戦を戦いぬき、灰水砦を取り囲む干拓地を舞台に誤誘導とゲリラ的待ち伏せを駆使した。数千の者どもが斃れたが、彼らの死は技師ヴァリウス・マリティの計画を結実させるための時間稼ぎに過ぎなかった。都市の中心部にある領域石から引き出されたエネルギーを暴発寸前の規模で利用することにより、アイアンウェルドの技術者と<神秘の学院>はルミナーク、マクロ・ハリカヌム、歯車式ロケット砲、ルーン式火炎放射器の大規模な砲列を建造したのだ。これらの兵器が解き放った炎の嵐は城壁の外側に存在するあらゆる生命の痕跡を拭い去り、灰水砦はまさに制圧されようかというタイミングで包囲を解かれることとなった。アラリエルは斯様に行き過ぎた殺戮を好ましく思わないかもしれないが、とりあえず今のところはオーダーの軍勢がこの真に強大なる要塞工房を保持し、ここから生命の領域の再征服を続けていくこととなる。
<不死鳥の社>のアエルフたちに率いられ、フェニキウムの防衛軍は一糸乱れぬ後退戦を演じた。多くの敵が都市を包む琥珀色の霧に誘い込まれ、魔術の施された霧のひと撫でによって生ける彫像と化した。さらに多くの敵がアルボレア山の地下にある墳墓へと惹き寄せられたが、その後の姿を見たものはない。侵略者たちが最後の猛攻撃を行うと、社の不死鳥たちは大群となってそれに立ち向かい、樹峰の精霊に助けを呼んだ。すると目覚めの鳴動とともにアルボレア山の山肌が裂け、沸騰した樹液の波が押し寄せると攻撃軍を飲み込んだのである。これから逃れることの出来なかった者たちは琥珀の厚い層の奥深くへと永劫に固められ、アエルフはこの琥珀を使って強大なる砦を形作った。勝利を収めしフェニキウムは、この堅固さによっていまだかつて無いほどの不抜なる要塞と化したのだ。