[Regimental-Standard] #96 卑しき新亜人種、発見さる

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〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回はサウザンド・サンに追加された新戦力をご紹介。


Vile New Abhuman Strain Spotted

卑しき新亜人種、発見さる

警戒せよ、兵士諸君! この銀河に果たして亜人種以上に穢らわしき存在など存在するだろうか?

答えはもちろんイエスだ。なぜなら亜人種の中には、更に妖術の罪悪を負っているものも存在するからである。

昨今における我々の軍事的努力により、数学的に言って〈大逆者〉の全戦力の数百倍が既に撃滅されている。〈大逆者〉の存在が未だに確認されているのは単に彼奴らが安息すら許されぬほどの背信を行ってしまったが故であり、決して一部の兵士が大逆的に妄言するように、〈大逆者〉の兵数が事前の予想よりも多かったなどということはありえない。実際、いわゆる『サウザンド・サン』の名は単に我々を惑わすための大言壮語に過ぎず、遠距離スキャンによって確認された〈戦闘者〉の生体反応はごく僅かであったのだ。

忌まわしくも敵は自らの兵力不足を補うべく亜人種の無秩序な大群を戦場に送り込んでおり、その中には我々レジメンタル・スタンダード編集部がこれまで報告を受けてきた中でも最も穢らわしき類の怪物も含まれている。兵士諸君の中でも繊細な者は、印刷物越しにさえこうした敵を直視することが耐え難いやもしれない*。

忌まわしき亜人妖術師

[視界の純潔と公序良俗に配慮し、画像は黒塗りされている]

〈発見し次第撃滅せよ〉

いわゆる「ツァーンゴール・シャーマン」は単なる亜人ではない。奴らは亜人であると同時に妖術師でもあり、微弱ながらも異能を有している。人類は尽きることなき親切心によって亜人種に再精製済み豆粥を惜しみなく与え、快適な電撃首輪によって彼らの劣悪な衝動を抑えてやっているにもかかわらず、あらゆる亜人**の性根には人類への憎悪が潜んでいる。のみならずこの怪物は自らの獣じみた本能に屈し、自らの醜悪なる肉体を公に見せびらかし、あらゆる類の奇妙な能力を行使するのである。こうした個体と戦闘を行う場合、敵はサイキック能力を有しているため、一定の注意を持って諸君の憎悪を制御する必要がある。付近の認定異能者***の投射する防御フィールドの範囲内で進軍を行うこと。

幸いなことにツァーンゴール種にこれ以上大型の個体は存在せず、この個体に対する先述の対応措置を別にすれば、他に想定外の事態が存在しない限り諸君は通常の戦闘プロトコルに基づいて〈大逆者〉と交戦することが求められる。

よい狩りを、兵士諸君!

++本日の思索:知らざるものに恐怖せよ。汝が恐怖するものをすべて殺戮せよ++


* 逸らした目を直ちに紙面へ戻すこと。毎週のレジメンタル・スタンダード購読は義務である。
** この中には幾つかの例外もある。例えば温和なオグリン(彼らは自らが劣った存在であることを完全に自覚している)や、ラットリング(彼らは卑しい気性の持ち主だが、最低限の炊事能力を持っている)。特定の亜人種に対する適切な憎悪水準についての最新情報は、最寄りの政治将校に確認すること。
*** 認定異能者に対する通常許容されうる呼称(「イカれ野郎」「ボルト頭」「妖術のバケモノ」など)は、しかし彼らがサイキック防御シールドを展開している間は避けたほうが無難だろう。彼らが戦闘に集中できなくなる可能性が存在するからだ。
**** 「裏切り者!」と叫んで敵の戦意をくじく、装甲服の継ぎ目を狙う、等


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