[Warhammer Community]諸領域における商取引と通貨

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GW公式ページのWarhammer Communityから今回は、AoS世界のカネを巡る設定についてご紹介。


Posted 08/03/2019

諸領域における商取引と通貨

定命の諸領域で剣の値段がどれくらいなのか気になったことはないかな? その答えは君が思っているより遥かに複雑だ! 『ウォーハンマー エイジ・オヴ・シグマー』の背景設定をめぐり今回は、定命の諸領域における交易について、それがなぜ重要なのかや、いくつかの主要な通貨、そしてウル=ゴールドの価値について簡潔に紹介しよう。

領域間交易

交易は自由諸都市において比較的新しい慣習である。神話の時代、商取引は現在よりもより一般的なものであったが、しかし渾沌の時代に都市間の交通手段はその多くが破壊されてしまった。シグマーの版図が再びアズィルより広がりつつある現在、物々交換を主とする経済活動が再び芽生え始めている。領域を跨いだ交通は、その想像を絶するほどの距離を考慮から外してもなお、いまもって危険かつ予測不可能であり、それゆえ我々が想像するような銀行取引を成立させることは非常に難しい。

定命の諸領域において、黄金は普遍的な価値を有してはいない。物品の価値は相対的な希少度と有用性によって判断されるのだ。例えば宝石はシャイシュにおいては珍しい品ではなく、それゆえ食料と交換するべく他の領域との交易に用いられる。シャイシュでは食料はこの上なく貴重なのだ(少なくとも腐ってない肉を食べたいと思うならね!)。

都市間の交易はシグマーの拡大し続ける王国を維持するために極めて重要な要素である。アクア・グューラニスは生命の領域にて算出される極めて純粋な水であり、諸領域の農業用水として欠かすことのできない資源であると同時に、アキュシーの大乾原(グレイトパーチ)においてはとりわけ高い価値を持つ。獣の領域において良質の海水塩は珍重され、生肉の保存料として用いられる。そしてこうして塩漬けにされた肉は、シャモンの刀剣や、アキュシーのフレイムエールといった特産品と取引されるのだ。

都市内の商取引

商取引の価値を体現している都市として、ハンマーハルを超えるものはあるまい。2つの領域に跨って存在するハンマーハルは、それぞれの半身がもう片方にとって重要な役割を果たしている。ハンマーハル・グューラはハンマーハル・アキュサーに食料を提供し、その見返りとして焔の領域から生命の領域へと流し込まれるマグマが、絶えず成長し続けこの都市を飲み込まんとする周辺植生を押し留めているのである。

秩序の諸都市に共通通貨は存在しないが、いくつかの物品は局地的な通貨として流通している。獣の領域に存在する都市エクセルシスでは、未来を垣間見る力を持つ予知力の欠片「微兆石(グリマリング)」による取引が盛んである。この地で漁師たちは微兆石を用いて魚が豊富な場所を見出す。こうした獲れた魚を売ることで、彼らはさらに微兆石を稼ぐのだ!

領域石による取引

様々な領域石はそれぞれ独自の魔力的特性を有しており、それゆえ定命の諸領域において常に高い需要が存在する。形而上学的圧力の強い場所でのみ発見される領域石の入手には信じられないほどの危険が伴うが、領域石の使用は文明の基礎を成してきた。例えば今は無き都市シェイドスパイアの隆盛の背後には、死を免れる驚異的な力を有せし影硝子(シェイドグラス)の原理があった。

神話の時代において、光の領域ハイシュに生まれた王国の多くが、光の魔力を封じ込めた領域石の一種である天晶(エーテルクォーツ)の使用と取引を一つの原動力として発達してきた。いかなる種類の領域石にも図り知れぬほどの価値があり、さらにこれらを精錬することで強力なアーティファクトを生み出すこともできる。

ウル=ゴールド

普遍的とまではいかないにしろ黄金はそれでも諸領域で様々に用いられている。しかし中でもウル=ゴールドはファイアスレイヤーにとって他には代えがたい価値を持って切望されている。彼らの信じるところによると、ウル=ゴールドは彼らの主神グリムニルの燃え盛る破片から生じたものなのだという。見る目を養っていない者からすれば、ウル=ゴールドは通常の黄金と区別はつかない。それゆえファイアスレイヤーは傭兵として戦うことで雇い主から黄金を受け取り、「ただの黄金」から貴重なウル=ゴールドを選り分けるのである。莫大な魔力の込められたルーンを作り出すためにも用いられるウル=ゴールドは、ファイアスレイヤー達によって用心深く貯め込まれている。彼らは決して商取引でウル=ゴールドを放出しようとはせず、この財産が危機に晒されたならば激しく戦うことだろう。

定命の諸領域における商取引は、定命の諸領域そのものと同じぐらい多種多様で一風変わったものばかりだ! 定命の諸領域での都市生活について更に多くのことを知りたいのなら、Nick Horthの『City of Secrets』やJosh Reynoldsの『Eight Lamentations』シリーズをオススメするよ。

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