[Regimental-Standard] #89 謎がまた1つ解決された!

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〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は密かに大逆者を狩る謎の存在をご紹介。


Another Mystery Conclusively Solved

謎がまた1つ解決された!

用心せよ、兵士諸君!

現在諸君が従事している戦役において、いくつかの謎めいた出来事が発生しているとの報告があった。兵士諸君*から数多く寄せられた手紙によれば、大逆軍の野営キャンプへ進撃したところそこは既に遺棄されており、大逆者たちは明らかに逃げ惑った末に殺害された様子であったとのことである。当初、これらの報告事項はアンブルのような野生動物によって引き起こされたものと信じられていたが、しかしアンブルがヘッドショットや即席爆薬の使用に熟達しているとは考えにくく、ロックリートにナイフで「大逆者に死を」と彫り込む習性も確認されていない。我ら勇敢なる報道スタッフは犯人の正体を究明すべく、はるか部署内図書館(階段を1つではなくなんと2つも登らねばならない辛苦に満ちた旅路であった)から、部署内キッチン(ここで我々は勇敢にも湯を沸かし、温かい飲み物を飲みながら部下と話すことでリフレッシュしたのである)に至るまではるばる足を運んだ。

長く苦しい激闘の末、レジメンタル・スタンダードは3つの仮説にたどり着いた。どの説が公式見解として最もふさわしいか、近くの政治将校と是非話し合ってみてほしい。

1.大逆者どもが互いに内輪揉めをした!

知っての通り、大逆者どもの戦術的結束はあまりにも脆い。彼奴らは裏切りの禁じられたスリル**に取り憑かれており、ちょっとした内部の不和からしばしば内紛状態となる。たとえ脱走兵でなくとも、あるいは上官であったとしても、ケイオススペースマリーンどもは戦友の頭を撃ち抜くことを一切躊躇することはない。要するにかの裏切り者どもは蛮族の如き存在なのである!

2.〈戦闘者〉の部隊が付近で秘密裏に任務を遂行している!

これほど圧倒的規模の破壊を引き起こせるものは、遺伝子的に強化された人間をおいて他にあるまい。先述の説がもし正しくないのであれば、〈戦闘者〉の部隊が諸君の担当区域で活動しており、彼らが単に自らの存在を我々に報告していないということが考えられる。これも十分有り得ることだ! レイヴァーと鉢合わせた際に彼らの気分を害さぬよう、戦意高揚パンフレット6698//c:『〈帝国〉の英雄に対する敬意ある呼びかけ方 第六巻:聖典準拠スペースマリーン諸戦団』を参照しておくことを推奨する。

3.【削除済み】

3つめの、そして最も有力な説は、簡潔ながら疑いようのないものだ。幾つかの重要な証拠から考えるに、犯人の正体は

カタチアン最高司令部の命令により、この記録はM45まで封印される

以上だ、兵士諸君。謎はついに解決された。もちろん心配はいらない。この類まれなる報道的尽力を行った当紙担当者たちは武勇殊勲双頭鷲銅メダル(第二級)によって褒賞された。そして彼らにとってこの程度の尽力は日常茶飯事なのだ。このような武勇を戦場にて体現すれば、次は諸君がこの勲章を得ることとなるだろう。

++ 本日の思索:理性は疑念を生み、疑念は大逆を生む++


* 諸君の善意と詳細な観察眼には敬意を表するが、しかしこれら大量の書簡が勇敢なるレジメンタル・スタンダード紙記者や帝国兵務局担当者の貴重な時間をどれだけ無駄にし、それゆえに深い嫌悪感を引き起こしているかについて今一度考えてもらいたい。そして今後は指揮官が兵士からの報告を取捨選択し、さらなる上官へと報告する形式を取るよう進言する。
** なお、確かに裏切りは僅かな間「スリル」を感じさせるような化学反応を誘発するものの、これは崖から飛び降りたり政治将校への敬礼を忘れたりするのと同種の興奮であり、これらと同様、あるいはもっと悪い結果を招くこととなるだろう。


(ネタバレ:犯人はスライ・マーボ

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