[Regimental-Standard] #78 マクラーグにて大勝利!(アーカイヴ記事)

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〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は昔の〈帝国〉による「ティラナイト」の分析結果をご紹介。


Victory Declared on Macragge! [From the Archives]

マクラーグにて大勝利!(アーカイヴ記事)

兵士諸君に残念なニュースだ! 人的資源の不足を受けて*、レジメンタル・スタンダード紙の全編集スタッフが惑星ローボスの前線へと配置転換された。今回の休載を埋めるべく、我々は過去号の中から特に士気高揚効果の高い記事を再印刷することを決定した。ウルトラマールにおける〈帝国〉の輝かしい栄光、すなわちティラニッドに対する大勝利だ!


奇怪なる異種族獣をマクラーグにて撃破!

兵士諸君に敬意を! ウルトラマリーン戦団の尽力により、いわゆる「ティラン禍」が惑星マクラーグよりついに、そして永久に払拭された。もしロブート・グィリマン閣下が今もご健在であれば、必ずや〈帝国〉の栄光を讃えられたことであろう。彼奴らが再びウルトラマールへ殺到することの無いよう、今回は我らが敵の正体について克明にお伝えすることとしよう。

ティラン禍とは?

惑星ティランにて最初に目撃されたことから「ティラナイト(Tyran-ites)」**と呼ばれているこの原始異種族は、M31に皇帝陛下によって浄化された巨大蜘蛛種族(メガアラクニド)に身体構造が近似している。ティラナイトの先遣軍はマクラーグにて粉砕されたものの、残存戦力は今なお〈極限の宙域〉東部にて活動を続けており、諸君が他の(より重要な)戦域へと移動する際に、こうした残存戦力に遭遇してしまう可能性もないとは言えない。それゆえ本紙はこれらの銀河害獣を可能な限り簡潔に駆除するためのガイドを作成した。

既知のティラナイト種

ゾート:
この大型のケンタウロス型異種族はティラナイト艦隊に先立ってその姿を表し、帝国諸軍に対して難民として亡命したい旨を伝えようとしてくる。幸いにも我々の鋭い眼力を持ってすればその欺瞞は明らかだ。忘れるなかれ兵士諸君、手足が5本以上あるものの言葉を信じてはならない!

ハンター・スレイヤー:
戦闘において野生の獣を使役するなどというのは正しく敵の堕落を表しており、その非武装かつ非戦闘的な姿はまったくもって〈帝国〉の敵ではない。ハンター・スレイヤーはイヌほどの大きさであり、殺傷性に欠けている点でも同様である***。我らが優越せしテクノロジーの象徴であるラスガンにて、遠距離より殲滅せよ。

ウォリアー:
ティラナイト種族はハンター・スレイヤーの大型個体種によって率いられており、これはウォリアーとして知られる。これらの獣は言葉によってではなく、フェロモン分泌によって個体間のコミュニケーションを取っているものと思われる。これらの個体の死によって周囲のティラナイト個体に大きなストレスが発生する現象が確認されており、これらの個体の間には何らかの感覚的接続が存在すると見られている。他の個体種と同様、ウォリアーも武器は有しておらず、キチン装甲の間を銃剣で刺し貫くことにより容易に駆除することが可能だ****。

スクリーマーキラー:
ティラナイトは戦車を用いるのではなく、その代りに大型の役畜を配備する。これらの獣が用いるサイジング・タロンには諸君のフラックアーマーの堅固なる護りを貫くほどの鋭さはなく、これらの獣が放つ特徴的な叫び声は、不快ではあるもののまったくもって無害である。よってスクリーマーキラーがそのような動作を見せたならばまっすぐ正面に駆け寄り、その口の中にクラックグレネードを放り込んでやるのだ!*****

ティラナイトと間違われやすい種:ジーンスティーラー
素人目には表層的な類似性を備えているものの、ジーンスティーラーとティラナイトの間に共通する特徴は一切存在しない。ジーンスティーラーはティラン陥落のはるか以前より目撃されている別個の異種族である。

以上だ、兵士諸君!  諸君が信仰、知識、そしてラスガンで武装している限り、この奇怪なる異種族を恐れる必要はなにもない。諸君の如き兵士のお陰で*****、我々はまた1つ異種族の脅威が消滅したことを知り安心できるである。

本日の思索:異種族どもの望みとは、人類の墓の上で踊り明かすことである。

* および「デリック事件」への懲罰として。
** 命名については現在帝国行政局にて認可保留中。
*** 過密惑星出身諸連隊への付記:「イヌ」とは大型の哺乳類であり、その外観は巨大なネズミに似ている。そのその性質は忠実にして従順であり、諸君であればこうした性質を持った獣を屠ることなどたやすいはずだ。
**** マクラーグにおけるティラナイト軍は「スウォームロード」と通称される大型ウォリアー個体によって率いられていた。幸いにも、このおぞましき獣は戦団長マルネウス・カルガー閣下の勇敢なる努力によりすぐさま討ち取られ、敵の残存部隊は以降ずっと指揮官不在の状態となった。
***** なおその後の人工義肢支給は、スクリーマーキラー個体の駆除に成功した場合にのみ行われる。勇敢さと、皇帝陛下より与えられし手足を無駄遣いする不注意さは紙一重なのだ。
****** しかしほぼ全てにおいてウルトラマリーンのお陰で。


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