[Regimental-Standard] #72 コノール戦役日誌、パート1:アスタラミス

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〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は惑星アスタラミスにおける戦いの様子をご紹介。


Konor War Diaries, Part 1: Astaramis

コノール戦役日誌、パート1:アスタラミス

戦いに備えよ、兵士諸君! 『連隊旗』誌の目的はただ一つ、帝国防衛軍の忠勇なる男女諸君に〈帝国〉の情勢を詳しく伝えることである。コノール戦役の間、我々も最も激しい戦闘が行われている戦域へ諸君らと同行し、帝国が鮮やかな勝利を収める様子を速やかにお届けしよう。

以下の報告は記述官J.デリックによるものだ。


私はちょうど今しがた、惑星アスタラミスに降下しました。ええ、この惑星最高*の離着陸拠点であるプラクシマ宇宙港です! 幸運にも我々はウルトラマリーンがこの地で戦闘している様子を目撃することに成功しました。もっとも、彼らは戦役開始から今までこの地で絶え間なく戦い続けていたようでしたが。彼らの勇敢な戦いぶりをお見せ出来ないのが残念です。〈帝国〉広しといえども、英雄的行いがここまで凝縮された戦場はそうはないでしょう。

この惑星のその他の地域は未だ戦役勃発以前の美しい大都市圏としての姿を留めております。〈帝国〉の市街地内部には燃焼性の脱構築現象が美しい輝きを灯しており、さらに昨日は〈帝国〉が誇る防衛塔を絶好のロケーションから収めることができました(破壊された向こう側半分が崩落する前に)。大逆軍の攻撃はいまだ都市内圏へと達してはおらず、また都市外圏の醜いスラム街が破壊されたことで、この攻撃を生き延びたものにはエキサイティングな新天地へと移る機会が与えられたと言って良いでしょう。何れにせよ、これらの土地は再び更地に戻り、我らがこの惑星を奪還した際の将来的な再開発の基盤が開かれたのです。

この惑星は星域全体にボルト弾と人的資源を供給している一大拠点であり、我々が弾薬に事欠くことはありません(それを撃ち込む相手にも!)。さらにこれらの生産設備はいまも全力で稼働しており、前線の戦士たちの弾倉を潤し続けているのです。

さらに私は救世主降臨之地への巡礼を行う機会にも恵まれました。それも幾度も。この地はそれこそ毎日のように支配権が移り変わる激戦地となっているのです。この寺院地区の壮麗さは、幾度訪れても、そして訪れるたびに積み上がっている死体の数が増えていようとも決して色褪せることはありません。唯一異なる点があるとすれば、この地には今やこれまでよりもさらに多くの〈帝国〉の英雄たちが、いささか野趣溢れる方法で葬られているということぐらいでしょう。

ここで兵士諸君に1つアドバイスを。住居ブロックの屋上に隠れ潜むことは、諸君が思っているほど安全な戦術ではありません。大逆の戦闘兵器はこうした建造物への登攀に非常に、ええ、非常に長けています。もし貴方が前線を見失ってしまったならば、どの方向にでも良いので歩いてみて下さい。間違いなくすぐに戦闘へと行き当たるでしょう。活躍の機会を逃す心配は無用です!

残念ながら今回私は司令官クラスの人物にインタビューする機会には恵まれませんでしたが、しかしどうやら我らは現在戦略的後退によってあえて敵に勢力圏の大部分(我々が現在駐屯している基地もここに含まれています。)を明け渡し、これによって敵に偽りの安心感を与えようとしているようです。帝国最高司令部の叡智にはいつも感銘を受けるばかりです。

〈連隊旗〉紙によるインタビューを受けたい? アスタラミス解放軍に所属している? でしたらぜひ、産業区画にある〈連隊旗〉紙野戦編集部**に、お仲間みんなを(あと可能ならプラズマガンも***)連れ立ってお越しください!


素晴らしい機会だと思わないか、兵士諸君! 記述官デリック****によるコノール戦役日誌の最新号は来週発行される予定だ。

* 現存する唯一の宇宙港でもあります。
** 144/cアルファ地区のバリケードの向こう側にあります。合言葉は”インペレイター”です。ここに辿り着くまでに敵の封鎖線をいくつか突破する必要があるかもしれませんが、これによってインタビューのための格好の素材が集まることでしょう。
*** 現在書いている記事のために1挺必要です。
**** もしくは彼の後任。


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