[Regimental-Standard] #70 ウルトラマール五大名所

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<帝国>視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回はウルトラマールの美しい名所の数々をご紹介。


The Five Wonders of Ultramar

ウルトラマール五大名所

顔を上げよ、兵士諸君! コノール星系への到着も間も無くだ。

ウルトラマールは〈帝国〉でも最も重要かつ風光明媚な星域の1つである。この戦役の間、諸君が戦闘任務から離れることは決して許可されないであろうが、それでも諸君は数多くの惑星を訪れることになり、〈帝国〉でも最高の神殿や都市を見る機会は豊富にあるはずだ*。今回は『アルドース・レンジェルマンのウルトラマール・マクラーグ完全解説ガイド』から一節を引用し、諸君の旅の助けにしよう。このガイドが執筆されてからの年月に伴い、いくつかに記述には修正が必要な部分もあり、もともとの文体を維持しながらも我々の手で最新情報へのアップデートが行われている。

ウルトラマール五大名所
地元の人々

ウルトラマールの住人は正直にして純朴だ! ウルトラマリーンたちは皇帝陛下の名のもとに正義の戦争を遂行することで大忙しであり、彼らは自領の臣民たちに対し、他の帝国市民が受けているような厳格な指導を行っていない。それゆえウルトラマール市民の多くは人間の権利などというものに関する奇妙な考えを持ち、異端審問官閣下や忠実なる旅行ガイド作成者と話す際にも適切な敬意というものを欠いている。まあ彼らの言葉は聞き流すことだ!

ロブート・グィリマン霊廟

毎年百万を超える巡礼者が、皇帝陛下の息子たる総主長に拝謁すべく、彼が眠る停滞フィールドへと訪れる。伝説によれば、〈帝国〉が彼の力を必要としたとき彼は永き眠りより目覚めるのだという。

改訂版追補:現在空室

ソーサのファロス跡地

ソーサにそびえ立つこの奇妙な遺構は火星(マーズ)にて生み出されたものであり、ホルスの大逆の際は、この至宝によってグィリマンの軍勢がこの星域へと集結することが可能となった。ウルトラマリーンたちが時機を逃さず聖なる地球(テラ)の救援に馳せ参じたことで、ちっぽけな烏合の衆たる大逆軍は雲散霧消したのだ。

改訂版追補:ティラニッドにより捕食済み

カリス氷洞群

惑星カリスの荘厳なる氷洞群は、集合艦隊ベヒモスの死骸が眠る地である。彼の地にて、ウルトラマリーンはこのティラニッド汚染を完膚なきまでに一掃したのだ! この恐るべき獣どもを見たまえ——彼奴らは氷の中に閉じ込められ、二度と目覚めることはないだろう!

改訂版追補:小規模な解凍事案が発生したため、氷洞群は永久に封鎖

ラクス庭園群

ラクスは〈帝国〉でも屈指の美しい惑星であり、温暖な気候に加え、手付かずの自然が残されており、広大な平原で知られている。この惑星が〈ウルトラマールの庭園〉と呼ばれているのも不思議ではない。

改訂版追補:ウイルス爆撃により壊滅。現在の分類:死の惑星

タラサ・プライム訓練場

立ち入りを許可されたセーフゾーンからでも、デスウォッチの精鋭たちが訓練する姿を見ることができるだろう! 皇帝陛下の最精鋭たる彼らが戦っている様子を垣間見られるだけでも、この上ない栄誉というものだ。

改訂版追補:現在デスウォッチは特別警戒態勢にある。立ち入りにあたっては最大限の注意を払うこと**。

覚えておきたまえ、兵士諸君。この地における諸君の働きによって、ウルトラマールの美観が将来まで残されることとなるのだ。諸君は自らのために戦うのではない。諸君の子ら、そして孫らのために戦うのだ!***

本日の思索:
「殉教者の血こそが〈帝国〉の糧である」

*実際、神殿惑星での戦死こそ、書類手続きや寄進抜きで手っ取り早くこの惑星の埋葬権を得られる最善の策である。詳しくは士気向上パンフレット114//c:『任務中戦死における、無名戦士墓地およびそれ以外の費用対効果に優れた選択肢』を参照せよ。

**パーキンス二等兵はすでに『愉快なタウ導師階級』の物真似によって制裁措置を受けた。諸君も医療テントに赴き、不用意なユーモアがいかなる結果を招くか、そしてボルト兵器による負傷にはどのような処置が必要かを学ぶといいだろう。

*** 諸君が兵務登録時に結んだ契約により、諸君の88代先までの子孫はすでに帝国防衛軍兵士として登録されている。よってこうした士気向上を目的とした文章は基本的にあくまで修辞的表現として受け取ること。


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