[Regimental-Standard] #26 裏切者

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<帝国>視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから今回は銀河を脅かす真のお尋ね者への対処法をご紹介。


The Betrayer

<裏切者>

兵士諸君に朗報だ。

諸君の部隊がケイディア星区近辺の新たな戦闘領域へと再配置されたことに伴い、今や諸君は、<帝国>で最も忌み嫌われている仇敵に正義の裁きを下すまたとない機会を得ることとなった。

諸君も覚えているとおり*、2週間前に我々は、エルドラド・ウルスラーンがこの宙域最大のお尋ね者となったことを伝えた。しかしさらにおぞましき敵が目撃されたことで、かのエルダー妖術師は宙域指名手配第二号**へと格下げされることとなった。その敵こそ……

<裏切者>カーン

<帝国>の忠勇なる戦士として、諸君らが異端者について知りたい情報などは、その者への殺害命令以外にあるまい。それこそ正しく適切な態度と言えよう。しかしそんな諸君であっても<裏切者>の名は耳にしたことがあるだろう。<恐怖の目>に蠢く三度呪われし大逆者たちの中でも、カーンは最も危険な存在だ。カーンの傍で戦うという愚を犯した者には例外なくその刃が振るわれるだろう。そしてそれはカーンの味方にとっても同様なのだ。

狂戦士、殺し屋、異端者、大逆者、そして裏切者……カーンは様々な名前と称号で呼ばれている。

この呪われし反逆者の犯罪行為は[編集済]にまで遡り、このときカーンは[編集済]の指揮官として[編集済]の頭蓋骨を収集し始め、[編集済]の内蔵を[編集済]すると、これで[編集済]の壁を塗りたくった。さらに[編集済]の脊柱を[編集済]すると、これを棍棒として[編集済]

長年に渡り、<帝国>はカーンを<恐怖の目>で野放しにしておくことで、これに大逆者を狩らせていた。皇帝陛下の御慈悲はやがてあらゆるものに下るであろうが、しかしカーンは今やまたしても<恐怖の目>の外部にて目撃され、それゆえ異端審問庁は賢明にも、カーンを直ちに宙域指名手配第一号に指定したのだ!

カーンの識別方法:

  • 他の大逆者と同様、カーンの装甲服も損傷により不完全な状態にあり、片腕部分の装甲が完全に失われている。これこそ背教者どもの補給状況がいかに劣悪であるかの証左であろう。
  • カーンのヘルメットは古びた骨董品であり、扉の枠に頭をぶつける以外の実際的用途を何ら有していない。
  • カーンは「殺せ! 壊せ! 燃やせ!」と声の限りに絶叫することで知られている。この雄叫びこそその者がカーンである動かぬ証拠である。なぜなら他の大逆者どもは、カーンの殺意を引き付けたいのでもない限りこの口上は用いぬからだ。
  • カーンは巨大な斧を帯びており、これは偉大なる大征戦時代の武器の模造品と見られている。もちろん模造品に本物ほどの殺傷力があろうはずはない。
  • カーンは多くの補助携行武器を有していることでも知られ、最近ではMkⅡプラズマピストルの使用が確認されている。

カーンの識別手順:

  • その者がカーンであることを念入りに確かめよ。多くの大逆者は、一見すると似通った外見をしているため、なるべく接近して確認すること。
  • 十分に接近し、カーンを正しく確認したならば、敵を完全に破壊するため砲撃および衛星軌道爆撃を要請し、安全な場所へと避難せよ***。
  • ときに諸君は砲撃が届くまでの間、かの裏切者を足止めするよう命じられるかもしれない。その場合、カーンは流血を目にすると激昂する性質があることで知られているため、カーンと近接戦闘を行う場合は負傷しないように注意せよ。
  • 最後に、<裏切者>カーンとの戦闘において頭部を喪失した兵士については連隊付政治将校へと報告され、略式処罰の対象となる。

兵士諸君、幸運を祈る。ともにかの裏切者を仕留めよう!

本日の思索:
「大逆者ほどに穢れた存在など他には有り得ぬ」

* 帝国防衛軍の全兵士は、全ての『連隊旗』紙の内容を熟知し、求められた際にはいつでも復唱できる必要がある。これを怠ったものは連隊付政治将校へと報告される。

** エルドラド・ウルスラーンは、しかし<凪の宙域>においては今なお宙域指名手配第一号である。なのでこのエルダーを目撃した者は迷わずこれを撃つこと。

*** 危険:至近距離で爆撃から身を守る手段は事実上存在しない。だが皇帝陛下は善き者をお護りくださるだろう。


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