[Regimental-Standard] No.159 機械精霊に気合を入れろ!

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〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は故障した機械の直し方をご紹介。


That’s the (Machine) Spirit!

機械精霊に気合を入れろ!

兵士諸君は武器の機械精霊にきちんと気を配っているだろうか? ありとあらゆるおぞましき異端者どもが諸君の戦域に近づきつつある中、いまだかつてないほどの警戒が必要とされているのである。

異端者どもの用いる機械はまともに整備されておらず、さらに忠実なる帝国臣民の手から引き離されたがゆえ、新たな持ち主の大逆的な意思に反発している。これもまた、異端者どもが決して勝利をおさめることができぬ数多き理由の1つである。

しかしながら、怯えた一頭のグロックスが群れ全体を暴走させるように、こうした荒れ狂う機械精霊は諸君の戦車や装備にも悪影響を及ぼす場合がある。それゆえ我々は諸君の敬虔なるラスガンが故障したときのためのガイドラインを作成した。

聖油を塗付せよ

機械精霊を宥めたいならば聖油を塗付するのが一番だ! 塗布用油の緊急備蓄の封を空け、清潔な布に染み込ませて武器を拭くこと*。

機械精霊を讃えよ

聖油の塗付が効果を及ぼさなかった場合、祈りの詠唱によってラスガンの美徳を称えるとよいだろう。帝国歩兵標準信条集によって機械精霊を説得することができなかったならば、バイナリ語による祈りが有効であるかもしれない。その際は01010000 01100101 01110111 00100001 00100000 01010000 01100101 01110111 00100001(ピュウピュウ!(Pew! Pew!))や、あるいは01001111 01100100 01100101 00100000 01110100 01101111 00100000 01100001 00100000 01000110 01101100 01100001 01110011 01101000 01101100 01101001 01100111 01101000 01110100(懐中電灯に寄せる詩(Ode to a Flashlight))のような機械精霊に人気の唄を奏でるとよいだろう。

疲れた武器を休ませよ

ラスガンや戦車、あるいは手榴弾にさえ、その機能を手助けするための素晴らしき機械精霊が宿っている。それに対し、戦闘用銃剣が最高の効率性を発揮するために必要なのは諸君の憎悪と尽力のみである**。あらゆる試みが失敗に終わったならば、ラスガンの機械精霊に休息を与え、敵に向かって突撃せよ。

++ 本日の思索:汝の武具に気を配れ!++


*備考:油を追加で塗布することにより、ラスガンが偶発的に発射されてしまう可能性が生じる。しかしラスガンの銃口を絶えず敵に向け続けることでこの危険は回避することが可能だ。上官の不適切な負傷に際し、「手元が滑った」という言い訳が認められることはないので注意せよ。
** なお「可動部位を持たない物体に果たして精神的複雑性が存在しうるか」という命題に関しては技術司祭の間でも意見が割れており、この問題を巡って機械教団では流血を伴う分裂が幾度も発生してはいるが、「銃剣に機械精霊は宿っていない」というのが帝国防衛軍による現行の公式見解である。しかしながら、銃剣の効率性を高らかに宣言し、闘争の祈りを唱えることは、敵に対する心理的圧迫効果の観点から推奨されている。

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