[GW Webstore Blog] 26 MAY 2016

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Warhammer Quest: Silver Towerをスタッフでやってみよう企画。今回の内容は塔に巣食う住人たちのペイント手順紹介パート2です。


THURSDAY 26 MAY 2016

塔の住人のペインティング――パート2

1XL(23)

Rik:塔に巣食うディーモンをペイントするにあたり、僕はまずどう見てもいちばんシンプルにペイントできそうなモデル、すなわちブリムストーンホラーから始めることにした。この小さな奴らは根本的には生命の宿った炎であり、よって僕は彼らをいつも他のミニチュアの炎を塗っている手順そのまんまでペイントした。まずこれら4体のミニチュアをAverland Sunsetでベースコートし、Lahmian MediumとWhite Scarを1:1で混ぜたもので凹み部分を集中的にウォッシュした。この「逆シェイド」は君たちが普段ペイントするやり方からすると納得行かないかもしれないが、炎の温度が一番高い部分が中心となるようにミニチュアをペイントする方法だ。この混合カラーによって白色がミニチュアの奥まった、すなわち最も温度の高い部分に簡単に定着する。それから今度は「逆ハイライト」を行う。出っ張った部分をFlash Gitz Yellow、Yriel Yellow、Fire Dragon Bright、そしてTrollslayer Orangeの順で塗っていく。だんだん塗る面積を減らしていくのがコツだ。

ピンクホラーとブルーホラーはHow To Paint Citadel Miniaturesを参考に、殆ど同じやり方でペイントした。ピンクホラーはまさしく「ホラー」のペイントガイド(Screamer Pink, Carroburg Crimson, Pink Horror, Emperor’s Children)を使用し、ブルーホラーはハイエルフガイドの配色 (Caledor Sky, Drakenhof Nightshade, Teclis Blue, Lothern Blue)を使用した。この配色の青はもっとも明るく活き活きとした青になっている。ボックスに含まれる2体のピンクホラーにいくらか個性を加えるため、一体を他より紫ピンクっぽく塗ることにした。これはNaggaroth NightとLahmian Mediumを1:3で混合してグレイズカラーを作り、ホラーの四肢、すなわち手足や触手に注意深く塗ることで実現した。

ピンクホラーとブルーホラーの歯と爪はZhandri Dustでペイントし、Seraphim SepiaでシェイドしたあとUshabti Bone, Screaming Skullそして最後にWhite Scarでハイライトした。金の腕輪、呪物その他装飾品は暗めの金の配色 (Balthasar Gold, Agrax Earthshade, Gehenna’s Gold, Auric Gold)を使用し、その後Runefang Steelをハイライトして輝きを加えた。

2XL(18)

ホラーを全部済ませてしまい、僕の注意はゴーントサモナーその人へと惹きつけられた。全てのホラーがこのモデルと分かちがたく結びついていることを示すため、そして彼はティーンチ神に最も近く強力な熟練の魔術師でありその装いはティーんち心の信徒として正しく適切な色のみで彩られているであろうゆえに、僕はホラーに使ったのと同じ配色でゴーントサモナーをペイントすることにした。まず僕はローブをブルーホラーと同じようにペイントすることにし、暗色から明るい青へとなめらかなグラデーションを作るため Lahmian Mediumを駆使しながら注意深くハイライトを続けていった。ゴーントサモナーの肌はベースカラーとしてCelestra Greyを塗ったあとGuilliman Blueでグレイズした。側頭部にある2つの「突起物」はピンクホラーに使ったものと同じピンクの配色でペイントした。羽根はブリムストーンホラーと同じ配色の黄色を用い、今度は奥が暗く手前が明るい古き好き色調にした。プレートアーマーはAbaddon Blackでペイントしたあとピンクホラーやブルーホラーに用いたのと同じやり方で金色の装飾をペイントした。最後に魔導書と炎のディテールにとりかかった。本の表紙はMournfang Brownでペイントし、ページはRakarth Fleshを用いた。その後でAgrax EarthshadeでシェイドしWrack Whiteでドライブラシした。

ゴーントサモナーとホラーの炎については不可思議な緑の渾沌炎としてペイントすることにした。まずAverland Sunsetでベースコートした後にYriel Yellowを上塗りする。それからFlash Gitz YellowとLahmian Mediumを1:1で混合して再び逆シェイドを行い、炎の高温部分を作り出す。この炎は緑色で、僕はこの炎が黄色い炎よりも「冷たい」炎として燃えているように見せたかったので、炎の中心部をブリムストーンホラーのような白でグレイズすることはしなかった。グレイズとドライペイントについてはダークエンジェルの配色に切り替え、逆ハイライトを行った。Moot Greenから始め、続いてWarpstone Glow、最後にほんのわずかな部分をCaliban Greenでペイントした。

3XL(15)

John:ツァーンゴールは銀の塔の中でもなかなかに手強い敵だ。彼らは重装備に身を包み、獰猛な攻撃を繰り出してくる。奴らを倒すためにはパーティ全体が協力する必要があるだろう。配色を選ぶにあたり、僕は彼らの魔術的な出自を反映した形でこの獣をペイントしたいと思った。僕は豊潤にして純粋なる青い肌こそが彼らが魔術的に強化された存在であることを示すのにうってつけだと思ったんだ。まずIncubi Darknessでベースコートし、肌の盛り上がった部分をSotek Greenで薄塗りした。それからより細かいハイライトをTemple Guard Blueで施した。一番明るいハイライトは顔まわりに集中させ、彼らの攻撃的な嘴を強調した。コントラストをさらに強めるため、Sybarite GreenとGauss Blaster Greenを混ぜたものでほんの少量ハイライトし、顔の最重要ポイントを際立たせた。それからいくらかのDruchii VioletとDrakenhof Nightshadeで陰影をつけた。青を塗るにあたり、僕はハイライトに好んで緑や紫の色調を用いた。これは少し型破りではあるが、シタデルのカラーレンジで実験したりそれがどんな効果を及ぼすか発見したりするのが僕は大好きなんだ。

この敵を特徴付けるもう一つの要素は彼らの複雑なアーマーだ。僕はゲームボードそれ自体からインスピレーションを得て、明るい金属部分を豊潤で煌びやかなカラーで塗ることに決めた。LeadbelcherとRunefang Steelをそれぞれ薄塗りしてしっかりとシルバーのベースコートをしたあとDrakenhof Nightshadeでシェイドした。コーティングされた象眼の感じを出すためにフォージワールドのエアブラシ製品の中からSigismund Yellowを注意深くエアブラシした。このカラーはシタデルグレイズと似ているが、濃厚で純度の高い塗料成分が用いられている。このエアブラシカラーを試した結果、鎧を装飾するのにぴったりの透明感と光沢で仕上がった。バリエーションを増やすため、幾つかのモデルはこの工程をEidolon Purpleで代用したよ。そして再びRunefang Steelでハイライトをかけた。

最後の最後で僕はツァーンゴールに少しピンク色を足すことにした。Rikがピンクホラーに使ったカラーレンジを借用してね(Screamer Pink, Carroburg Crimson, Pink Horror, Emperor’s Children)。Screamer PinkをLahmian Mediumで薄め、青の上から薄く徐々に塗り重ねていった。これにより二つの色の間でなめらかなグラーデーションが生まれたよ。

Author Rik & John


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