GW公式ブログを翻訳。
今回の内容は新発売されるボックスゲーム「デスマスク」からシナリオ2のプレイレポートです。
霧の中の死
このシナリオは初期配置の方法がとても独特で興味深かった。エルダーはボード中央に配置され、デスウォッチのマリーンたちはどこからともなくあらゆる方向から現れる。だがどうやらエルダーはこういう不可解な状況での戦いをより得意としていたらしく、デスウォッチの兵たちをを2ターンで全滅させてしまった……。
エルダーの最初の射撃フェイズがイマイチ振るわなかった(1体の兵と2ダメージしか与えられなかった――そのうち1ダメージはアルテミスに対してのものだけどね)のに対し、特殊な初期配置方法によってハーレクィンたちは普段よりもかなり早い段階で白兵戦に突入することが出来た。ハーレクィンたちは3体のユニットが2つという少数編成だったにも関わらず、剥製線に入った時は悪魔の如き活躍を見せ、マリーン達にいくらかのダメージを与えた。2ユニットの3人部隊しか突撃出来なかったにもかかわらず(他のユニットは射撃を重視するあまり全力移動をしなかったのが仇となった)、しかもそのうち1ユニットは5人編成のヴァンガードベテラン・スカッド「ガラタエル分隊」に、そしてもう1つは運頼みでウォッチキャプテン・アルテミスと「クルール分隊」に突撃した。エルダーの道化師たちの雷光の如き素早さによって、ガラタエル分隊は攻撃されていることにも気づかないうちに2人の兵を失う。しかしその復讐は速やかになされ、忌むべき異種族どもは巨大なるヒュージ・サンダーハンマーによって無慈悲にも粉砕された。ウォッチキャプテン・アルテミスは幸運にも嵐のような攻撃をしのぎ切ったものの、クルール分隊のベテランが彼を押しのけ、ハーレクィン・キスで鎧の中を液化させられた時には1傷を残してかろうじて生き残っているという有様だった。
しかしアルテミスはかつての戦友の敵を討つべく彼らの舞踏の如き動きを見切り、1体のプレイヤーを倒す。
デスウォッチの最初のターンでは、白兵戦にロックされてないユニットが2つしかなく、ゲームの流れを取り戻すために体制を立て直そうとした。ヴェネラブル・ドレッドノートたる同胞ニヒルスが前進すると大地すらもが震撼する。その手に帯びているのは3たび祝福されし太古のプラズマキャノンだ。しかしどうやら祝福は3度では足りなかったらしく、あっという間に加熱して彼の車体ポイントを1削りとった。技術工の不甲斐なさに憤慨した彼はハーレクィンの『輝ける王子』とその2人の仲間に自らの憤怒を解き放った。しかし彼らにはドレッドノートの強大なる外皮を防ぐ集団などなかったはずだが、彼は攻撃を一発もモノにすることが出来なかった。
ガラタエル分隊はエルドラドと護衛たちの近くに着地し、なんとか彼らの息の根を止めようとした。
プラズマピストルの不発にもかかわらず(明らかにこれはエルダーの邪悪なテクノロジーによるものだ)彼は戦力の低下した分隊を率いて突撃し、敵のサイカーに対して一騎打ちを怒鳴り声で挑んだ。冷静なるエルドラドは一歩前へ踏み出し、太古の異物たるウルサマールの杖で小煩いモン・ケイをはたいた。一方で彼の従者たちは他の2人をまだ同族の血が染み付いた武器で片付けた。
その間もアルテミスは「死の付添人」として知られる2体のプレイヤーと戦っていた。そしてその名が予言していたように、ウォッチキャプテンと残り2人のクルール分隊は全滅したのだ。
エルダーの2ターン目が始まった時には既に、デスウォッチの残存兵力はクルール分隊2名とヴェネラブル・オレッドノート・ニヒルスだけになっていた。「死の付添人」がクルール分隊を一掃すると、残されたドレッドノートに「運命の刃」と「蛇の吐息」が猛火を浴びせ、<帝国>の軍勢は跡形もなく全滅してしまった。
Author: Steve