GW公式ブログを翻訳。 今回の内容は、8版で変化を遂げたケイオススペースマリーンの陣営考察です。
40k陣営考察:ケイオススペースマリーン
Frankieって誰? 話を聞く意味ある?
Frankieはラスベガス・オープンやベイアリーナ・オープン、そして先日開催が決定された南カリフォルニア・オープンといった世界最大級のウォーハンマー40,000ファンイベントを主催しているチームに所属している。彼は長い経験を有する熱心なプレイヤーであり、素晴らしい大会成績を有している。さらに彼はウォーハンマー40,000のプレイテスト・チームの一員でもあり、あらゆるゲーマーにとってこの新版が素晴らしいものとなるよう数百時間に及ぶテストを重ねてくれているんだ(ありがとうFrankie!)
つまり彼はこの新版のことを熟知してるってことさ。
今日から始まるこの新シリーズは、彼(とそのほか何人か)に、新版が特定の陣営にどのような影響を及ぼし、どのようなユニットに脚光が当たる可能性があるかについて語ってもらう。まず最初にお届けするのはケイオススペースマリーンだ。それでは選手交代と行こう……。
ウォーハンマー・コミュニティ読者のみんな、こんにちは! 僕は今SoCalオープン・ゲーミングコンベンションにいるよ。今日は41千年紀の悪役(それはどうかな!)にして、新版の40kで期待される勢力の1つでもあるケイオススペースマリーンについてお話ししよう。確かに彼らは悪い奴らかもしれないけど(特にアバドンがケイディアを破壊した後はね)、でも本当は皆も、偽りの皇帝こそが真の悪だってことに気づいているだろう……?
僕自身もケイオスでのゲームをよく楽しんでるよ。ミニチュアのデザインは素晴らしいし、バックストーリーはまさに最高だ。特にケイオスロード同士の関係性は最高だね。彼らはお互いに全然敬意を払っていない(それどころか憎悪している)にもかかわらず、ケイオスの恩寵を得るべく協力して戦いに臨むんだ。ケイオスの中でも一番好きなのは、彼らがアーミーに抱えている魔導兵器の数々だね。大空を飛ぶ機械仕掛けのドラゴンが渾沌の炎を吐きかけて魂を焼き尽くすなんて最高だろう?
ケイオスのアーミーは基本的に白兵戦向きで、これは現在のウォーハンマー40,000で一般的に見られる編成とは少しばかり食い違っている。ケイオスはサイキックフェイズでの立ち回りにも秀でていて、特にソーサラー・カバルは世界中のテーブルを荒らし回った。彼らにとって<歪み>は家に等しいからね。
戦場に最もよく登場していたトループユニットは、銀河で最も勇猛な……ケイオスカルティストだ! カルティスト・チャンピオンはあらゆる敵に一騎打ちを挑んで廻り、どれほど強力な敵もそれを断ることはできなかった。基本的に彼は渾沌の神々にいかなる感銘も与えることなく此の世を去ることになるが、しかし少なくともその勇気は賞賛に値するね!
「新しいエディションでケイオスアーミーはどうなるのか?」みんな気になって仕方がないはずだ。パワーアーマー主体のケイオスアーミーを戦場で最後に見てからどれほどの時間が経ったことだろう。しかしもうそんな悲しい時代はもう終わりだ! 新しいエディションでも多くの素晴らしいケイオスアーミーを戦場で見かけることになるだろう。そしてそれらのアーミーには多くのパワーアーマーが迎えられているはずさ! 嘘じゃないぞ。ついにケイオススペースマリーン・アーミーに、ケイオススペースマリーンを入れたくなる日がやってきたんだ!
ハボックのミニチュアから埃を払い、戦いの準備をさせておこう。銀河を焼き尽くすための重要な戦力になるはずだぜ! ヘヴィウェポンの仕様変更により、愚かな皇帝の犬どもを打ち破るためにハボックは多くのことができるようになった。
最後に戦場でハボックを見かけたのがいつだったかもう思い出せないよ。それだけに待ち遠しい光景だね! 新しいウォーハンマー40,000ではラスキャノンにも、オートキャノンにも、ミサイルランチャーにも、そしてなんと、信じられるかい、ヘヴィボルターにもそれぞれ活躍の場が与えられるんだ!
ハボックが強力な支援射撃を繰り出す中、ケイオスターミネイターが敵軍の中心に恐るべき強襲を果たし、設定に見合った破壊を戦場にもたらすことだろう。
アバドンはいつも僕を失望させてきた。僕は幾度となく彼をアーミーに組み込んでみたけど、ほとんどの場合は何も成し遂げることなくドラクニィエンで切腹しちゃうんだ。今回の変更で、アバドンは<帝国>を蹴っ飛ばすことができるようになっただろうか?
君たちの望みを叶えることこそゲームズワークショップの至上課題だ。今やアバドンは<紅の道>で出会うものすべてを踏み潰せるだけの強力なルールを手に入れた(当然ながら、アバドンは<大亀裂>の発生は自分のおかげだと思ってるからね)。ケイディアは手始めに過ぎない! アバドンは侮りがたい存在感によって自らの兵団を鼓舞し、ここでは明かせないが強力な能力によって戦場を支配することができる。さらに直接戦闘でも彼は怪物のごとき強さを発揮するぞ。バックストーリーで語られている通り、ホルスの鉤爪とドラクニィエンで敵をバラバラに引き裂くんだ。<帝国>よ、銀河を再び覆い隠さんとするブラックレギオンの影に戦慄せよ!
上にも書いたけど、魔導兵器もまた恐るべき存在となった。ビークルのルール変更により、恐るべき魔導兵器の数々は、もはや戦場に出るやいなや1発のラスキャノンで吹っ飛ばされるみたいな心配がなくなったのだ。
最後に、銀河で最も獰猛な白兵戦の闘士の話をしよう。そう、コーンバーザーカーだ。
彼らはその凶暴さと白兵戦における卓越した技量によって恐れられてきた……ということになっている。そんな彼らに何が起こったと思う? ついに彼らが本当の意味で恐れられる日がやってきた。コーン神はこの最新バージョンのバーザーカーを見てきっとお喜びになるに違いない、間違いなく大喜びだよ! この血に飢えたユニットに対する最も重要な追い風は、突撃システムの変更だろう。突撃したターン、彼らは最初に攻撃することが可能なんだ。もうせっかく突撃したのに攻撃を繰り出す前に全滅させられるなんて悲劇は起きないよ。
チェーンアックスがどうなったのかも気になるよね? 君だって全ての『血の神にさらなる血を!』な戦士たちにこの武器を装備させたいはずさ。待てよ……『血の神にさらなる血を!』……これに何か効果があるの? それについて知るにはもう少し時間が必要だ。彼ら戦士たちがテーブル上でどんな大活躍をするのかもね。だけど信じてくれ。さらなる血と髑髏が捧げられることになるだろう!
今回話したことはあくまで氷山の一角に過ぎない。今まで棚の奥にしまいこまれていた多くのユニットが塵芥から蘇り、テーブル上におびただしい破壊と楽しみをもたらしてくれるはずだ。
この時期で、ケイオスプレイヤーのみんなが僕と同じぐらい新版にエキサイトしてくれたことを願ってるよ。未完成のケイオスミニチュアを仕上げ、戦場と惑星の数々を思うままに支配しよう!
また数日後、今度はReeceにアストラ・ミリタルムについて話してもらうことにしよう。