[Regimental-Standard] #87 パイソスIVにようこそ!

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〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は自然豊かな惑星パイソス(とそこに住むカタチアンの英雄)をご紹介。


Welcome To Pythos IV!

パイソスIVにようこそ!

傾注せよ、兵士諸君!

諸君の連隊はこれから短期間ではあるが惑星パイソスⅣに駐留することとなる。この惑星の素晴らしい環境を考えれば、これは実に幸運な配属と言えるだろう。諸君の多くは船内ライブラリへのアクセスが禁じられているため、なぜパイソスⅣへの配属が幸運と言えるのか理解できなかったとしても無理はない。そこで我々レジメンタル・スタンダードは、今回も諸君に必要な情報を授けるつもりだ。

パイソスは美しい!

パイソスは広大なる〈帝国〉でも随一の美しい惑星であり、惑星に生息する数多くの巨大生物や巨大植物の姿にハイヴ育ちの人間は必ずや感銘を受けるだろう。諸君らはこの惑星における訓練課程の中で新鮮な空気を吸い、巨大四足歩行爬虫類から様々な植物種に至るまでさまざまな生物と触れ合うことができるだろう。場合によっては地元ならではの料理を食する機会に恵まれるかもしれないぞ!*

何よりも、パイソスに建造されている要塞には〈帝国〉の他の惑星と同様のSTCテンプレートが用いられており、屋内においては我が家のように慣れ親しんだ環境で過ごすことが可能だ。プラズマ発電機の安らかな作動音や随伴奉仕者の呟き声が常に耳へと流れ込み、そしてサーボスカルが諸君のあらゆる動きを記録することで、諸君(と上官)はいついかなる時も諸君がどこにいるかを把握することができるのである。

新たなる環境へ慣れるために、戦意高揚パンフレット5147//c:『なぜ多層都市の天井は青く、ふわふわと白い洞窟菌類が植えられているのか――都市出身兵が未開惑星へと配備された場合の313問313答』を参照することを推奨する。

パイソスは平和だ!

〈帝国〉の記録にたびたびその名が登場する惑星としては異例であるが、パイソスⅣのほぼ完全な状態で残されている歴史記録は平和に満ちており、その歴史記録の欠落も31千年紀と41千年紀のごく一部のセクションに留まっている。その理由は恐らく、当時の記録官たちがこの惑星の牧歌的な密林の暮らしを記録することに飽き飽きし、大逆軍への戦いへと馳せ参じたからであろう。

パイソスは偉大なる英雄の住まいである!

パイソスはカタチアン密林兵の偉大なる英雄“デス”ストライク大佐の住まいである。だが恐れる必要はないぞ、兵士諸君! 大佐の戦闘能力は平均的なデスストライク・ミサイルのたった88%に留まり、そしてダークエンジェル戦団によって大佐が私的に受けた称賛に帝国最高司令部が同意したという事実も存在しない。

なお、合同演習は基本的に奨励されるものの、大佐とのアームレスリングは、パイソスにおける医療物資への負担(軽微な場合)とサイバネティック義肢の不足(より重篤な場合)を鑑み、禁止されている。握手は許可されているものの、その際は必ずグレードF以上の重火器操作に用いられるガントレットを装着すること。

今回は以上だ、兵士諸君。パイソスは駐留するのにうってつけの惑星であり、仕事で休暇をもらうようなものだと言っても過言ではあるまい**。

本日の思索:栄誉を求める事なかれ。主の満足をこそ求めよ。


* パイソスに駐留する兵士が自らの手で食糧を獲得するとして、それによって生じる死傷者の数と得られる食糧の価値が釣り合うのは、何らかの事故によって補給線が補給過程にある場合のみである。そのような場合、もし炊事従者たちに監督者と皇帝陛下以外への謝意を感じることが許可されていたならば、彼らは必ずや諸君に感謝するであろう。
** 白盾への注記:「休暇」とは軍務から一定期間離れることを指し、高位の士官がその研ぎ澄まされた戦略的感性を休める目的で行う場合にのみ許可される。


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