[Regimental-Standard] #50 キャプテン・カタチアンの危険植物図鑑

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<帝国>視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回はヤバい植物への対処法をご紹介。


Captain Catachan’s Guide to Dangerous Flora

キャプテン・カタチアンの危険植物図鑑

素晴らしいニュースだ、兵士諸君。

諸君からの絶え間ないリクエストと、それに加えて諸君の連隊における自然環境に関連した死傷者の増加を抑える目的により、我々はここに再び客員講師としてキャプテン・カタチアンを迎えることとなった(ここでファンファーレを鳴らすこと)。

モルディア、プラエトリアおよびケイディア*の諸君、彼の下品な口調と強い訛り言葉は大目に見てやってほしい。彼は諸君らのように洗練された環境で育ったわけではないのだ。

耳をかっぽじって聞きやがれ、このグロックス食いの高貴なるウジ虫ども。

今回司令部は俺様に、死の惑星に生えてやがる植物のヤバさについて貴様らにざっと説明しろと抜かしやがった。どうやら貴様らの連隊のうち何人かが、巨大肉食植物にまるまる太ったエサをくれてやったらしいな**。

もしかしたら貴様らは前回俺様がくれてやったアドバイスの数々をすでに読んでいるかもしれん***。だから基本についてはスッ飛ばして、いきなり本題に入るとしよう。死の惑星では、その名の通りありとあらゆるものが貴様らを殺しにかかってくる。だが特に注意すべき植物をいくつか挙げてやろう。


シャードラック・スパイン

ああ、懐かしいね。俺のクニじゃあこいつが見渡す限り生えてたもんだ。

何でもかんでも切り刻んじまうもんだから、俺達はこいつを悪魔の牙って呼んでた。こいつのそばにいても平気なのは、カタチアン・デビルが噛み付くよりも素早く動ける密林兵ぐらいのもんだ。俺から貴様らに贈るアドバイスはこれだ。

  • 決して近づくな。

バーブド・ヴェノムゴース

ヴェノムゴースの群生地では死んだ動物の骨やら、異種族どもの骸骨やら、あとはツイてない兵士のミイラやらが縛られたグロックスみたいにグルグル巻きになってやがる。それを見てもまだ近づきたいってんなら、俺様から言えることは何もないね。この異星植物の毒が一株分あれば、多層都市の住人を皆殺しにすることだって簡単だ。まあ俺様がカタチアンにいた頃は、こいつからワインを蒸留したりもしてたがね。多層都市育ちのモヤシっ子どもに贈るアドバイスはこれだ。

  • 決して近づくな。

グラップル・ウィード

ヤバい植物がどれも貴様らが来るのをノンビリ待ってると思ったら大間違いだ。グラップル・ウィードはカタチアンの基準で言ってもなかなか厄介な代物だ。こいつらは自分で獲物を探し、特に貴様らみたいに青っちろい不運なシロタテが大好物ときてる。凄腕のカタチアン密林兵であれば、襲ってくるツタを受け止め、太い茎をキバで切り落とし、こいつをベルトとして使うことも可能だろう。だが都会育ちのチビっ子は、遠巻きにしておくのが一番だな。

  • 決して近づくな。

もし貴様ら多層都市育ちのイタチ野郎どもがさっき挙げたみたいなクサに近づかなきゃならなくなったなら、まず一帯にプロメチウムをバラ撒いてから、これ以上ないってぐらいに注意深く進め。本物のジャングル戦闘はエキスパートに任せておくのが一番だ。

更に素晴らしいニュースだ、兵士諸君!

これをもって諸君らはこの訓練課程を修了し、帝国防衛軍が誇るジャングル戦闘エキスパートに認定された。キャプテン・カタチアンの提案に従い、諸君らの小隊には3個のフレイマーが追加支給される*****。かの地での幸運を祈る!

本日の思索:
「地獄の如き戦路こそ、栄光への凱路なり」

*<嵐の孤児>の弛みなき奮闘には必ずや皇帝陛下の祝福があるだろう(彼らが抑制的再配置命令を遵守した場合に限る)。
** アルファ7-b分隊は公式には脱走兵に分類されている。これまで戦闘用ブーツのうち半分が発見されたが、いずれも植物性消化液によってひどく腐食している。
*** 諸君らのことだ。「連隊旗」紙の購読は義務である。
**** 彼が話しているのは自身の歯のことではなく、カタチアン・ファングソードのことである。恐らく。
***** 注意:燃料の追加支給は行われない。


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コメント

  1. 名無しの新兵 より:

    「決して近づくな」だけじゃないですかー!