<帝国>視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は安全な惑星降下のための心構えをご紹介。
Planetary Assault – Downwards, to Victory!
惑星強襲ー勝利へと降下せよ!
朗報だ、兵士諸君。
間も無く新たな惑星が、<帝国>の栄光ある領域へと加わることとなる。そして諸君と諸君の連隊は、皇帝陛下の御威光によって惑星を照らす先触れとしての栄誉を仰せつかったのだ。
ここまで聞けばもう理解したことと思うが、諸君らは間も無く惑星降下強襲作戦へと加わることとなる。
すなわち諸君は軌道上より戦地に直接降下し、橋頭堡を確保するとともに敵の防衛拠点を攻略、さらに敵の首都へと進出し、街路を1つずつ確保しながら市街地から敵を一掃することとなるのだ。
諸君らのような帝国防衛軍の精鋭であれば、この程度の任務は一日もあれば十分完遂できることだろう*。
だがまず第一に、降下についておさらいしておこう。
諸君はテトラーク級重降下艇にて惑星へと配備される。この頑強なる機体は大征戦の時代より人類の諸軍に奉仕を続けている**。この機体は機動力や航空力学的妥当性、遮熱シールド、再突入振動抑制装置、シートベルトといったいくつかの些細な要素を欠いているものの、それを補って余りあるほどの高貴なる機械精霊の力によって、重降下艇は確実に諸君を目的地へと送り届けるのだ***。
一般的な降下地点の様子
諸君らの進む先に栄光が待つ
惑星強襲任務が初めてだという兵士諸君のため、以下に安全の手引きを用意した。
- 降下直前に食事を摂ろうとしないこと。胃の内容物が悲劇をもたらす場合がある。
- シートベルトが存在する場合は常にそれを着用すること。降下艇内部の重力は時に10Gにまで達することがある。諸君の配備された降下艇にシートベルトが存在しない場合、手すりをしっかりと握り続けること。
- 軌道突入は不安に満ちた任務である。しかし眼下の惑星に降下するにあたっては、ただひたすらに戦争の末に行われるであろう栄誉ある戦勝パレードのことを思い浮かべること。抑圧されし惑星住民たちは必ずや征服者たる諸君らを歓迎するはずだ****。
補遺:
<戦闘者>のようにドロップポッドを使用して降下を行いたい、という要望が我々のもとにいくつか提出されている。この件について帝国兵務局が追加試験を実施したところ、この種の軌道突入は極度の衝撃を伴うため、降下後も乗員の内臓を機能させる必要があるような任務の場合、強化改造を受けていない人間にドロップポッドは適さないという結論が得られた。
本日の思索:
『厄介者のみが問いを発し、愚か者のみが2回問う』
*注意:これはあくまで言葉のあやであり、この惑星再征服には17年の期間を要すると見られている。しかし安心したまえ、諸君らの大部分にとっては関わりのないことだ。
**時として本当に大征戦の時代より使用されている機体が用いられることもある。
***ただし積み荷の状態は保証外である。
****注意:この惑星の文化は異端的であると推測されており、勝利パレードに参加する住民は少数であると思われる。